Edinburgh

1992/7/22(wed)~7/24(fri)

Invernessから午後の列車に乗りEdinburghに着いたのは午後6時過ぎ。ツーリスト・インフォメーションへ宿を取りに行くと沢山の人が待っていました。そのうち、終了時間になり店や受付ディスクが閉まっていきます。でもまだ私の順番はきていないのでどうしたものかと思っていたら、インド系の男性が番号札を閉店前に取った人の受付は保証されていると話していたのでそのまま待っていました。そして無事に宿が取れ、翌日朝食を取っていたらその人も同じ宿に泊まっていました。宿の方はとても親切で、帰国の日の出発が朝早いので前日に精算をしているとバスがないのでタクシーを予約した方が良いと言ってくれ、電話もしてくれました。翌朝玄関でタクシーの運転手がベルを鳴らすから中で待つように言われ、そうすると私がタクシーに乗ったところを玄関から確認していました。最初はとんでもないことになりましたが、最後は気持ちよく帰ることが出来ました。

Edinburgh市内観光

 市内を約1時間で一巡する2階建てのオープンデッカーに乗って先ずは市内観光です。見る所が沢山あるので1日かかりました。チケットは1日何回でも乗り降りできますが、そんなに出来るものではありません。チケットは大人の料金を払ったのに学生用のチケットになっていました。売り子が私が学生と思い込んでいたようです。
Edinburgh Castle Edinburgh Castle
 空港からバスでEdinburghに入った時真っ先に目に入ったのがこのお城。その堂々とした姿は圧巻でした。Edinburghに戻ってきたら絶対に見ようと思いました。
 城壁の中は10軒以上の建物があり、その大部分を見学できるようになっています。最も印象深かったのは宮殿でスコットランドの王権の象徴物の王冠や宝剣が展示されていました。また、城壁から眺めるEdinburghの町は本当に美しかったのです。お天気もまずまずだったので遠くはFirth of Forthの海までを眺めることが出来ました。Edinburghに初めて行かれる方なら一度はこのお城を訪ねてはと思う所です。
Bobby Bobby
 スコットランド版忠犬ハチ公と言われているのがこの犬。像はCandlemarker RowとGeorgeIV Bridgeの2つの道が合流する所にぽつんと立っています。注意して見ないと見逃してしまいます。また、この犬のことを知らない人はやはり見逃すでしょう。私は壁紙に使っているハギスと共に新聞で読んだことがあったので助かりました。場所がよく分からない時はそばにGreyfriars Bobby Barというバーがあるのでそのお店を目指せば探すのは簡単でしょう。
 このためにわざわざバスを降りたわけでなく、Bobbyを一目見た後、Royal Museum of Scotlandに行くためでした。
Royal Museum of Scotland
 博物館には地元の歴史やゆかりのものが置いてあるのでよく訪ねるのですが、ここには余り見られなかったように思います。入って先ず目に付いたのが大型動物の骨や剥製。中でも鯨の骨全体が吊してあったのがやたらと場所を取っているような気がしました。
 後は乗り物。蒸気機関や船にまつわるもの等が展示してありました。こういうのが好きな人は良いと思いますが・・・
 ここで取ってきた案内図を見るとかなりの部分が閉鎖されていました。またリーフレットを見ると、古代のチェスの駒やブローチがあるそうです。(印象ない。) これらはLewis島とOrkneyで出土したものでした。
Palace of Holyroodhouse The Palace of HolyroodHouse
 エリザベス女王のEdinburgh滞在時の宿泊所にもなるという宮殿です。中へはガイドの案内が付きます。チケットを渡して中へ入ると他の大勢の人と共に部屋の中を案内され、説明がろくに届かない状態で付いてまわったらいつの間にか外に出てしまい結局何が何だか分かりませんでした。4年後の冬にもう一度訪れ、この時は10人もいない状態だったので説明がよく分かりました。
Carlton Hill The Nelson Monument
 繁華街を少しはずれた所にあるのがこの丘。駅の近くで会ったおじさんがここには行っていないと言うと連れていってくれました。丘を一回りすると、またEdinburghの違った眺めが見られます。
 ここで先ず目にはいるのがギリシャのパルテノン神殿の様なNational Monument。これは経費不足のために建設途中で止まったまま。スコットランドにこんなものを建てたことが他の町からこの建物が"Edinburghの恥"と呼ばれてると聞きました。
 もう一つ目立つのが写真のThe Nelson Monumentでご覧の通り望遠鏡の形をしています。中は登ることができ、屋上からの眺めも格別のものがあります。ただ、風邪が強い日は屋上へは出ることが出来ないようです。この屋上から下を眺めるとNational Monumentの前の原っぱには魚の絵がありました。草をそんな形に刈っていたのです。このMonumentと繁華街にあるScott Monumentがこの町の代表となっているようですが、Scott Monumentには登っていません。その外観があまりに汚れていて・・・一度その汚れを落とそうとしたらしいのですが、手遅れだったようです。夏ならば、Nelson Monumentに登らない限りは夕方にこの丘に登るのも良いでしょう。
Princes Street Gardens
 繁華街のPrinces StreetとEdinburgh Castleの谷間にあるのがこの大きな公園です。イベント会場なども用意されています。緑いっぱいの景色が気分をリラックスさせてくれます。休憩にはもってこいです。この中をあちこちリスが駆け回っています。餌をあげようとすると寄ってきます。また、夏にはスコットランドの国花であるアザミ(thistle)の立派なのが咲いています。

Edinburgh郊外一周

 滞在2日目にあたる午前中はEdinburghの郊外を回るツアーに入ったのですが、8人からツアーが成立するところ7人しか集まらなくても出発してくれました。しかし本当に回るだけで、バスから見るだけでした。おまけに最後の方では雨が降って、2階建てのオープンデッカーでしたので困りました。海岸近くを通り、南側では遠くにArthur's Seatを眺める位置でバスが止まり若干の説明がありました。その道の両側はゴルフ場。さすがにスコットランドです。またそこからは3つのカレッジが見え、色は異なるものの建物の形は同じでした。後で聞いた話では、Edinburghの大学での研究費用は安いそうです。土地が安いからなのだそうです。ツアー内容としては余り面白いとは言えませんが、2時間程ですから足を休めるには良さそうです。

  1. エジンバラ情報(英語):Edinburghの町に関する情報のページです。
  2. エジンバラ・ツーリスト・ボード(英語):Edinburghのツーリスト・インフォメーションのページです。