パンプキン シザーズ

 

 

 帝国の底力 2 

 

 

 

「パン パン パン」

 

 繋がったまま身体を廻し終えたアリスの白い背中を眺めつつ、

俺は腰を動かし始めた。
 二度絶頂を迎えて柔らかくなったアリスの膣壁の感触を味わいつつ、最奥を突く。
 身体の動きに合わせてたぷんたぷんと前後に揺れるアリスの胸を鷲掴みにし
搾り出すように揉む。
「あっあはっ!! ああんっ
 嬌声を上げて乱れるアリスの姿だけが、今の俺に手応えを感じさせていた。

 




 俺は全速力で腰を振り、憑かれたようにアリスの子宮口に何度も何度もナニの先端を
打ち付ける。
「あっあっああっ


「くっ

 全く休みなく、自分のナニを一旦抜くことなくアリスの膣内を蹂躙しつづけているのである。


 だが、疲労よりも、アリスを犯す事によって得られる快感の方が遥かに大きかった。


 ひくひく蠢いていた膣壁もきゅんきゅん収縮し、アリスが絶頂を迎えるのは間近な事を
知らせている。
 俺は腰の動きを休めず、包皮を割って外に露出しているアリスのクリトリスを思い切り
摘んだ。
「あっ!! ふはああっ!!」
 ひときわ大きなよがり声を上げ、身体を反らせるアリス。 さすがのアリスも休まずに絶頂を迎えさせられたせいか、ほんのちょっとした刺激にも
大きく身体を震わせて反応する。
 そんな状態で、膣内にナニを飲み込んでいるに留まらず、陰核、そしてお尻の穴という
敏感なところを同時に責めたてられているのだ。
「オーランド……わたしもう
 息も絶え絶えに、アリスは何かを訴える。
「あアリス俺も
 先程よりも遥かに激しくアリスの膣壁がぎゅうぎゅう締まり、俺に射精を促す。
 俺は射精の瞬間、思い切りアリスのクリトリスを摘むと同時に、固い子宮口に
ペニスの先端をグリグリと押し付け生温かい精液を迸らせた。
「っ!!!」

 

想像できないアリスの乱れ振りを存分に愉しんだという満足感のせいか、
大量の精液がほとばしった。

 

ベットに倒れ込んだ、 アリスの吐息が荒い息をしながらその白い肌も、俺の体液でさらに白く光る

 彼女の金髪までもが、光、乱れている。

 

貴族の美女の全裸姿が与える視覚的刺激で、俺自身は再び反り返って天井を向いている。
「あぁ、またこんなに、反り返って
 アリスの吐息まじりの蕩けそうな声が上げる。

 

再び 味わうように唇を何度も合わせ、舌を絡めて互いの口内を味わう。

 

「うぅっ、凄い


「んむっ、んふっ、んっ、んぶっ、んむうっ」

自身の入り口を広げ、指を挿入するアリス。くちゅ、ぬちゅ、と粘液質の音を立てながら中を掻き混ぜる。

 俺は、その快感を味わいながら胸に手を伸ばした。
「ああっ、いい。もっと揉んで」

「はぁ、はぁアタシも胸で、楽しませてあげるわ」

 上下に擦ったり、左右から圧迫を加えたりしながらパイズリを開始する。
「あぁ、気持ちいいよアリス」

 

「んあっ! あ、あふぅっ、ああんっ」

アリスの瞳が潤み、興奮に肌が染まる。
 俺は 腰を両腕で抱き締めるようにしながら、中に舌を入れて掻き混ぜる。

「あふっ、くあぁ〜っ! 吸って、キスマーク付けてぇ」
 艶っぽくねだるアリスに応えて強く吸引する。蜜液を啜る独特の音と刺激が、官能を更に深める。
「ふぅっ
 軽く息をついて尻を撫で、俺はアリスを優しく退かせて体を起こした。
 濃厚なフェラとパイズリで鋼のように硬化している俺自身は、唾液でぬめりのある光沢を放っている。

 アリスの艶声が、室内の空気をより濃密なものへと変えていく。
「オーランド、もう我慢できないお願い私にコレ、早く突っ込んで」
 切なげな甘い声でねだりながら、アリスは俺の背から抱きつき、股間に手を伸ばした。
 唾液で濡れる俺自身を優しく握り、上下に扱く。

ぴくぴくと脈打つのが指に伝わってきて、一層疼かせた。
「少尉、アリス。分かった、分かったから」
 子供を諭すような口調で言い、優しく唇を重ねてアリスを仰向けに寝かせる。
 自ら股を大きく開き、俺に全てを委ねるアリス。さながら "服従のポーズ" といったところか。
 その瞳には俺に対する深い愛情と全幅の信頼が宿っている。
「入れるよ、アリス」
「きて、オーランド。思いっきり奥まで突っ込んで」
 熱い視線を向けるアリスの両脚をM字開脚で固定し、濡れそぼった入り口に勃立した先端を押し付ける。
 ぬるっと頭の部分が潜り込み ――根元まで一気に押し込む。
部屋に、アリスの悦楽に満ちた艶声が響いた。

 

 射精感がこみ上げる。「ひぅっ
 身体の最も奥深い所で、俺の精液を受け止めたアリスは全身を激しく震わせて
床にへたり込んだ。
 それでもアリスの膣は俺のナニを飲み込んだままひくひくと収縮し続け、激しく
互いを求め合っていた時とは違う、たゆたった甘美な刺激を与えてくれる。
 俺自身を優しく包んでくれるアリスに応えるべく、俺も精液を吐き出し続けるペニスを子宮口に押し付けたまま、最後の一滴まで残らず注ぎ込んだ。
 俺が、完全に脈動するのをやめ柔らかくなった俺自身をアリスからずるりと引き抜くと
二人の身体は精液と愛液とが交じり合って出来た一筋の糸で繋がった。



「ふぅふぅはぁぁ
 ベット仰向けになって寝転がり、荒い息をつく俺。
『いくらなんでもこれでは失神するのも無理ないか
 ベットにうつ伏せになり、動かないアリスを見遣った俺は目を閉じて
ちょっとした征服感と達成感に浸る。

 

「ついこの間まで、男をしらなかった貴族の娘を、毎晩失神するまで、

慰めるのは、貴族では、なくただの部下。」

 

 こんな呑気な事を考えつつ、俺は身体を起こそうとするが
 動けない。
 目を開けると、俺の目に真っ先に入ってきたのは、圧し掛かってきたアリスの顔だった。
「オーランドはお前は、わが勇猛果敢な帝国の伍長、まだまだ本番はこれからだな」
 そう言いつつアリスは体を起こし、萎えた俺のナニをつかみ、再び
自分自身へ挿し込む。
 愛液と精液とが混じり合ったものでドロドロになったアリスのアソコは、俺のナニを
いともあっさりと飲み込んでしまった。
「少尉!? 気を失ってたんじゃないんですか!?」
「ほんの少しの間だ。うふふっ、こんな気持ちになったのは初めてだぞ」
 そう言いつつ、腰を振り始めるアリス。

「あ、アリスっ!? 俺、もう、これ以上は
「大丈夫だ。夜はまだまだ長いんだから」
「『大丈夫』って言われても俺はもう限界ですよぉ
 期せずして情けない声を上げてしまう俺。



「オーランドは元901ATTの伍長なんだろ? これくらい耐えろ」
 そう言いつつも、俺を見下ろし、にこにこと微笑むアリス。
 いつもなら、聖女そのものだと思えるであろうアリスの笑顔も、

今は欲望をあらわにした一人の淫らな魔女のものとしか思えない。
「お願いですからもうやめ、んむうっ!?」
 抗議を訴える俺の唇に、アリスの唇が重ねられる。
 後頭部、そして背中にもアリスの腕が巻きつけられる。
 俺は必死で逃れようと身体をくねらしたが、アリスは腰の動きを更に早めた。

救いを求める気分で、ベットに置いている時計を見上げる。
 午前三時。
 果たして今日の日の出は何時だっけ?

 昼間は、戦災復興 夜は、アリスの相手
さすがは、帝国貴族の底力を感じる

(停戦がなければ、必ずや帝国が勝利していたに違いない。)
 一瞬、こんな取りとめのない事が俺の脳裏に浮かんだ。
 肉体的な苦痛を感じつつも、アリスにひたすら身体を求め続けられているという
精神的な快楽が身体中で渦巻いているためか、今の俺は天国のような地獄に居るのか
それとも地獄のような天国に居るのかすら判らなくなってくる。

 夜はまだ終わらない。

 

 

END

 

 

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