■ 冬の結晶 4 (東 月乃 )
そう言うと、二人は最初軽く、そして次第に舌を絡ませる濃厚なキスをした。
月乃と、東が再びお互いに近づく。
《んっ、んぐっ、んんん、んぅ、んぐ》
月乃と東は、首に両手を回し、キスをしはじめる。
「なぁ、月乃ほんとにいいのか?」
「困るじゃろ。いきなりこんな事して。」
キッと、月乃は和馬を睨むと、意を決したように告白する。
「こ、困りませんわ。わ……私は……数馬さんが……好……き……ですのよ。
もし、東さんが私の事を嫌いと言っても私は東さんが好きです。
東さんは私の事がお嫌いなのでしょうか?」
一気に言い放って、恥ずかしさの余り下を向いてしまう。
だが、和馬は下を向いている月乃にしどろもどろに声をかけた。
「俺……も……月乃は好き……じゃ。」
「うっ、ぐすっ。」
目からぽろぽろ涙を流し、何もいえない月乃。
「お、おい。何とか言ってくれ。」
「ずっと言えない言葉でしたの……。和馬さんは鈍感ですから……。でも、そんな和馬さんが初めて。」
月乃は初めて和馬から自分の事を好きと言われて、東さんではなく和馬さんと呼んだ。
今度は和馬の方からキスをした。
それと同時に月乃はへなへなとその場にへたり込む。
今まで気丈に振舞っていたが月乃も足が振るえ心臓は高鳴りだした
「月乃、好きじゃぞ。」
ガチガチに緊張した和馬は震える手で月乃の胸の上に手を置く。
和馬に体を密着させ、互いに体温を感じあう。
月乃の胸の柔らかさ、ほんのりとした髪の香り、透き通るような奇麗な瞳、ピンク色の唇。
全て和馬が持ち合わしていないものだった。
そしてゆっくりと服を脱いでいく。
二人は全裸のまま互いに体を重ね、柔らかなシートにその身を委ねた。
「……あっ、和馬さん。手の温もりが伝わってきますね。」
「凄く柔らかいんじゃな。月乃の胸。それにここも柔らかいぞ。」
「あ、ああっ、気持ちいいです。その触り方……凄い……あんっっ……ですわ。」
乳首を触られると、先が固くなりピンと膨張する。
胸を揉まれると、耳や頬にピンク色の赤みが差し、充分に感じているのが分かる。
「あっ、そこは。きゃっ……あん。」
その愛撫は徐々に下に移動していき、やがて月乃の恥丘の肉ヒダを丹念に愛撫していく
。
「あふっ、褒めていただいて……きゃっ、んん、光栄です……んっ。」
「ここからすっげぇ溢れてくるんじゃな。」
「そ、それは、はぁっ、はああん、和馬さんがふぁあ、好きだから……です……わ。」
《ぴちゃっ》
「きゃっ!んぁあん。和馬さぁあああんそれ、だめぇ。」
和馬がヒダの割れ目に沿って溢れた愛液を舐め上げた。
突然の大胆な和馬の行動に普段出さないような大きな歓喜の悲鳴をあげ、足先と乳首、指
先に痺れが伝わる。
《ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅちゅっ、ぴちゅっ》
「ひやぁ、だっ…だめっ、だめですわ。いやぁ……ひゃあああん、あっ、ああっ、はあぁああん。」
「はっ、んっ、月乃は感じやすいんじゃな。」
《びちゃ、くちゅ、くっっちゅ》
次から次へと出てくる露に、月乃は既に唾液と交じり合い、ぐちゅぐちゅと洪水状態になっている
「私だけ和馬さんのご好意に楽しんじゃ不公平ですから、ね」
「んっ、んぁ、ちゅちゅっ、くちゃ、ちゅぴ」
そう言って月乃は、和馬自身にキスをする。
「和馬さん のココ 手より熱いですわ。ちゅぴ」
喉の奥に当たるようにディープスロートをし、首を上下に動かし、それと同時に茎の部分を両手で激しく上下させる。
「ああっ、駄目じゃ、そんな事駄目じゃ。」
くちゅくちゅと、舌を絡ませる。
まるで初めてでは、無い様なテクニックで和馬を翻弄する
(耳年増な女子○生恐るべし)
月乃の口から勢い良く東の男根が引き抜かれると、白い液体が口からこぼれた。
月乃はうっとりとした目で東の男根を見ている。
後のようにふぅと感嘆のため息をついた。
「とっても熱くて美味ですわよ。」
「はぁっ、和……馬さん、もう…あの……そろそろ……。」
「んあっ、俺もそろそろ……大丈夫……じゃ。」
和馬はゆっくりと大きく膨張した下半身の部分を月乃の膣口付近にあてがう。
「熱っ!」
「大丈夫か?月乃!?」
まだ挿入に慣れていない膣内は非常に狭く、充分に濡れている状態でも痛みを伴うものだった。
「き……つ……いですね。でも、和馬さんと一つになれたんですね。」
「お、おう。そうじゃ……すっげぇ気持ちえぇ。」
「動いても……はぁっ、いいんです……んんっ……のよ。」
「おう。」
和馬と月乃は今一度キスをする。今度は舌と舌を絡めあう深い大人のキス。
月乃がにっこりと微笑むと、ふっと体の力が抜ける。それを確認してからゆっくりと腰を上下にグラインドさせていく。
「はっ、はん、はぅぅぅん、んっ、あ、あは、ああん。」
徐々にではあるが、辛い息遣いの中に甘い吐息が混じってくる。
「はぁ、ん、はうん、ダメ、ああぁん、んん、だんだん痛く無くなって……あふ、あうん。」
血と白い愛液が混じりあい、それが徐々に潤滑油の役目をしていく。次第に挿入もスムーズになり、それを感じ取れる
余裕が月乃に生まれてくる頃には、痛みよりも快楽の感覚が体を包みはじめる。
「あっ、あっ、んは……あ、あぁ、あうぅ。」
「あんん、ううう……っ。和馬の大きいのが、私の体の奥に……。んん、はぁう……すご…中まで。」
和馬の腰の動きが次第に早くなる。それに合わせ、月乃の腰も和馬に合わせるように上下に動き始める。
「ふぁっ。つ、月乃、大丈夫か。」
「んんっあん、あんっっうん……う、動いて……いいです……から。」
「あぐっ、んっ、はんっ、はふっ、あぁっ。」
最初は痛がって我慢をしている声を出していた月乃が、次第に感じているように甘い吐息が混じり始める。
「はぁぁあん、凄いですわ。和馬。……もっと、私をめちゃめちゃに
犯してください」
そして、熱い太陽の手でクリトリスの包皮を擦り、くねくねと複雑に動く指先で
そのクリトリスをこねくり回した。
「ひぁぁあぁああああん、」
「苛めて、もっと苛めてくださいぃぃ。あっ、和馬〜。もう、もうっ、イってしまいますわ」
「月乃、俺もう……。」
「はぁっ、はあぁっ和馬、はぁっ、ん、好きです……わ。」
《ドクンッ……ビクッ……ドクッ》
《くうぅ、あぁっ、あぁああああああ〜〜!!》
「和馬さんのが中に……あぁっ……月乃は幸せですわ……。」
「なあ月乃…みんなには、まだ2人のことは、秘密だけど、お前には、俺のことだけ見ていて欲しいんじゃ…」
「東さん…」
「……ジャぱんを完成させる日には、晴れてみんなに報告しよう……。」
私は言葉を返す代わりに、彼のことを抱きしめ返す。
この冬を境に月乃と和馬の心の距離は結晶のように一つになった。
おしまい