太陽と向日葵と俺の歌




風も冷たくなった夏の終わり

  季節はずれの花が俺の庭で咲いたんだ

太陽が好きでまっすぐな花なんだ

  その花を見てると笑っていられる

俺を見上げる小さな黄色い向日葵

折れることなく力強く大地に立っている

その向日葵もって丘まで走って

  太陽の下で寝ころんだ

その向日葵もって海まで走ろう

  太陽の下で寝ころんで過ごした夏

ある時お前は元気がなくなっていた

大好きな太陽(ひと)に顔を向けることもなくなった

うつむいて地面ばかり見てるようじゃ

笑ってもいられなかった だから…

俺はまた丘まで走った

  太陽の下に来てやった

オマエをかかげて一緒に二人で

  思い切り笑い飛ばしてやるんだ

そうすれば涙も 乾くだろう

                     友達(ゆうだち)

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