02/18

 例えばだ。今、部屋に鰻が居るとする。鰻だ。何故だのどうやってだのを考えても仕方がない。鰻は居るから居る。その事実を認めるだけだ。鰻は黒光りしていて、ぬめっている。鰻だから。身動きが取れない様子で、ピチピチとはねている。水無いから。どう見たところで鰻としか見えないものが部屋に居る。さて僕はといえばパソコンに向かっている。そしてキーボードに指を当てた状態で鰻に振り向き、話し掛ける。「やあ」。3秒の沈黙。そしてパソコンに向き直る。15分程メールの返事を打つのに勤しむ。鰻のはねる音が聞こえる。打ち終え、メールを送信してから僕はまた鰻の方を向く。そして尋ねる。「元気かい?」。5秒の沈黙。そしてパソコンに向き直る。次はサイトの巡回。ブックマークを開き、次々にwebサイトを開いていく。マウスのクリック音が室内に響く。鰻はもうはねていない。そしてそれから15分程経ち、空腹を感じる。鰻に目を合わせる。席を立ち、両手で確りと鰻を掴む。台所へ行き、その鰻を鰻丼と化させる。静かに食す。しかしその鰻には僕の命を狙っているヒットマンが毒を入れていた。倒れる僕。こぼれる醤油。その醤油を使い、ダイイングメッセージを残す。「明日は火曜だ」。そして死に絶える。消える命。回る食卓。僕が望むのはそんなハートフルストーリー。




02/20

 もし僕がこれから感傷的な文を書くとしても、見逃して、と言うのは変か。苦笑しながら見てほしい。その原因は僕がもうすぐ学校を卒業してしまうからだ。そう、あと一週間で僕は高校を卒業する。今までは想像もできなかったが、あと僅か一週間と迫ったところで急に実感が沸いてきた。卒業。そう、それはグラディエイト。更に言うなればグラディエイター。まさしく剣闘士だ。ローマ帝国とも言える。西ローマと東ローマに分裂すらもした。東ローマ帝国はユスティニアヌス帝の極みだ。西ローマ帝国はオドアケルに滅ぼされた。オドアケルはおどけてる? おどけるな馬鹿もぉんっ! 殴ったね? 親父にもぶたれたことないのに? 殴られて一人前に! お父さん僕はこんなにも育ちました。まるで大根のように。この大根役者が! 客をカボチャと思え。そして世界を味噌汁と思え。

 すまない。相当取り乱しているようだ。結局は感傷に浸りきった文を連ねてしまった。つまり僕は卒業する。しかし、まだ遣り残しているがある。まだ放送室を占拠してマイポエムを全校生徒に聞かせていない。まだ授業中にピザの出前を頼んでいない。それをせずに卒業などできようか。ピザを頼まずに一体何を卒業するというのだ。そう、ピザを頼まねば僕は卒業できない。僕の心はいつまでも学校に縛られたままとなってしまう。それはしこりとなり、僕は前に進めなくなるだろう。だから僕はピザを頼む。卒業式に頼む。静寂が染み渡っている体育館。表れるピザ配達人。立ち上がり受け取る僕。あ、お釣りありますか。はい、いくらですか。5000円札しかないんですけど。広がるピザの匂い。ざわめきたつ周囲。そうして、僕はやっと卒業できるんだ。人間から。




02/22

「このターンXすごいよ! さすがターンAのお兄さん!」

 音声ファイル欲しい。




02/25

 卒業式には泣きたいな。静まり返る体育館。高まる感情。数々の思い出を回想する。1年の学園祭は手伝いを一つもせず寝て過ごしたな。2年の体育祭は競技サボって寝てたらうちのクラスが失格になって責められたっけ。3年の体育祭では人数が足りなくて足遅いのにリレーに駆り出され、俺のせいで順位落ちたんだっけな。あのときは死にたくなったな。しかし思い出したら余計死にたくなってきた。死のうか。そうだ死のう。あ、こんなところにロープが。そのロープで首を吊る俺。突然首を吊る俺に騒ぐ周囲。叫ぶ女子。慌てる教師。しかしどこからロープが? と思い天井を向くと、なんとそこには……!(続く)




02/25(2)

 卒業式には泣きたいな。静まり返る体育館。高まる感情。数々の思い出を回想する。蘇る数多の出来事。高校の思い出、中学の思い出、小学の思い出と過去が過ぎ去ってゆく。あれ、なんで高校の卒業なのにそれ以前の思い出が? と不思議に思うが、実はそれは死ぬ前に見る走馬灯だったのだ! その直後に銃声が響く。赤い花弁を額に咲かす俺。突然の死に騒ぐ周囲。叫ぶ女子。慌てる教師。一体どこから銃が? と思いバスケットゴールを向くと、なんとそこには……!(続きたい)




02/26

 明日卒業なんで情緒不安定です。



 和菓子の恩。



 銀河英雄伝説、ようやく読み終えました。これ読み始めたのは多分10ヶ月ぐらい前なんですけどね。どうにも僕は本を読む場を分けてしまうようで、この銀河英雄伝説は特といった意味もなく、只学校で読み始めてしまったことから「外出時用」になってしまいやたら時間掛かってしまったのです。どうでもいいですけどこれの略称? 銀英伝でしたっけ? 他人に倣うことを嫌う人間(別名:白痴)からするとこれをそのまま使うことが気に食わず、「よーし、俺はこれを『河雄説』と呼ぶぞー!」と宣言したのですが、そのときの周りの無反応さ加減は強く印象に残ってます。



 ほら、やっぱあれだ。「てるやまもみじ」はテルヤマモミジなのか輝山萌美路なのか照山紅葉なのかやっぱ気になるところじゃないですか。伝説の秘山「照山」にも興味はそそられますが異性に対し積極的になれないのが珠にきずな面も捨てがたいですよね。一体何人がこの話わかるんだ。



 恥ずかしながらも、僕は留年しそうだった。その最大の原因は、古典。この教科の所為だ。僕が最も忌み嫌う教科であると言っても過言ではない。古典の勉強をしていると1に目が眩み、2に教科書を壁に叩きつけ、3にボウガンの的にし、4になんとなく火を点けてみ、5に家全体に燃え広がり、6に全焼となり一家路頭にさ迷い、7にドラ猫をくわえた財布を追いかけて裸足になる。そんな未来すらも暗示させるほど僕にとっては忌まわしいものである。大体あの、現代語に類似しているようで微妙に違う。しかも現代においても同等の意味を表す語もある。その性質が酷く気に食わない。ややこしいこと限りないではないか。違うなら違う、同じなら同じとハッキリさせろと言いたい。以前のテストでも「いとかたはらいたし」を訳す状況に陥り、僕はこう考えたのだ。かたはらいたいか……→現代での意味と同じではあるまいな→裏を読むべきだな→かたはらいたい、ということは片の腹が痛いということか→片っぽの腹だけが痛い→盲腸!? そして答案には「糸を食べて盲腸になってしまった」と書いたのだが、無念にも返された答案には赤色の大きな×と、叱責の言葉が書かれてあった。これだから古典は嫌いなのだ。大体「糸を食べる」ってなんだ。アホか俺。糸は食べるんじゃなくて飲むもんだろ。



 日付変わりますけど僕が変わると言うまでまだ26日なのです。多分まだ更新します。しかし実際問題一体どこの社会的不適合者がこんなとこをしつこく見続けてんでしょうか。



 心配された! 心配された! えぇと、アドレス無かったんでここで返事しときます。僕は大丈夫です。駄目になったらここでポエムを連ねると思うので取り敢えずまだ大丈夫だということです。いつも見に来てくださってありがとうございます。しかも「拝見」だなんて! 「見に来てやってるぞコラ。たまにはお礼ぐらい言わんかいこの豚が」ぐらいで宜しいのに。苦情がありましたら存分に申してください。当方はお客様のご要望にいつでもお応えできるよう常に準備をいたしております!(機関銃を)



 そういえば親が「卒業式を見に行くか、卒業式のあと家族全員で食事をしに行くか」どちらかを選べをと言ってきたんですが僕はどうすればいいのでしょうか。暗に卒業式には行くなと言われているだけのでしょうか。



02/28

 なんで卒業して死にそうになってんですか俺は。



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