10/06

 大体現在人のサイトすら見る気力も無いのに自サイト更新なんて億劫で仕方ありません。今くしゃみが出そうで出ません。読んでる人にとっては心底どうでもいいことですが僕はこの苦悩を文章化しなくてはなりません。それがwebサイトいうものです。めんどくさいのでやっぱいいです。くしゃみの話なんかしてどうすんだ馬鹿。あ、違います。別に貴方達に向かって馬鹿と言ったわけじゃありません。アントワーネに対して言ったんです。本当にこの子はドジでノロマで。指の関節を鳴らそうとして折ってしまうことぐらいしか取り柄がないんです。このあいだもうちの犬をジョセフィーヌなんて呼んで。やめなさい! ジョセフィーヌなんて呼んで! その犬の名前はジョセフィーヌよ! あら合ってたわ。彼女は正しかった。間違っていたのは私。I got it.




10/09

「すみません」
「はい」
「これ試着してみていいですか」
「え? 飛脚?」
「いえ、試着…」
「ふはは、よくぞわかったな! その通り私は飛脚! 今はわけあってこんな格好をしているが、しかしこれは仮の姿。一つ翻せば瞬く間に飛脚へと変身を遂げ街中の視線を浴びる! 故に普段は姿を隠していなければならないのさ! 今日も飛脚として横断歩道の前で立っていたお婆さんを目的地まで運んであげたぜ!」
「……あの、飛脚って文書とかを運ぶ人で人間は運ばないんじゃあ……」
「おっと、しかし正体がバレてしまったからには私は姿を隠さねばならない! 残念ながら長居はしていられない! 止めないでくれよ、私は私の使命のために行くのだ! 私を待つ人の為に! さらばだ、また会おう! 君のハートにウォンチュ!」




10/11

 人がやる気出してカタカタと文章を打っていたら突然再起動がかかって全て消えてしまいました。ふざけるな。

 「打った文章がおじゃんになった。腹立つ」などというありきたりな出だしで貴方は失望しているかも知れない。所詮この程度か、と落胆しているかも知れない。そしてそのまま地底へと沈んでいってしまっているかも知れない。貴方はそこで地底人と会うだろう。見かけこそ地上人と違いは殆ど無いけれど、日の差さない地下深くに暮らす彼らに。太陽を知らない彼らに。貴方はそこで彼らと親しくなるだろう。地底人とは言えど、同じ人だ。状況が差異を作り出しているとしてもそれは実に極少のものに過ぎない。貴方は彼らを知り、彼らは貴方を知った。
 しかし貴方は地上の人間だ。いずれは帰らなければならない。これ以上関わってもあとで辛くなるだけだ、そう思った貴方は黙って地底を去ってしまう。そして十数年後。貴方は再び地底を訪れる。郷愁の念と共に。しかしそこにはもう誰もいなかった。穴を見つけた子供が面白半分に水を流し込み、地底人は全滅してしまったのだ。貴方は悲しみに暮れる。もしあのとき自分が去らなければ、もしかしたら皆を救えたかも知れない、そんな夢想すらする。しかしもうどうにもならない。何もかもが終わってしまったことだ。貴方は悲しみを胸に抱きながら、残りの人生を静かに過ごすだろう。

 僕には貴方の気持ちはわからない。何故ならこの文章の打った自分自身の気持ちすらわからないのだから。




10/12

 うちのサイトの文章は最初の一行と最後の一行しか読んでない、と言われ思わず感心しました。確かにそれで事は足ります。あまりに画期的な読み方に驚いた僕は、これからうちのサイトでは最初と最後の二行だけしかアップしないことにしました。いやweb文章なんて二行ありゃ十分ですって。起結ありゃ承転なんて要りませんよ。ほら、目や手や足だって二つで十分じゃないですか。プッチ神父とウェザーは双子ですし。なんと生まれて2年経った人間は2歳ですよ。驚き!


 髭を蓄えている女性がいた。
「死ね(パンッ)」


 ごめん。




10/16

 「お前は明日死ぬ」という台詞がありならば、「お前は昨日死ぬ」という台詞もありではないかと考えます。想像してみてください、貴方は相手に向かって上記の台詞を吐きます。そうすると文法上明らかに間違ってるがゆえ、貴方は現代文の先生に怒られます。「広瀬君、ココ間違ってるわよっ」「……」「広瀬君? 聞いてる?」「……あ、すみません」「もう、ちゃんと聞いてなきゃ駄目じゃない」「すみません。……先生が綺麗だからつい見惚れてしまいました」「えっ……」「先生……」「広瀬君……」 そして始まる二人の禁断の恋。こんな科白吐く奴がいたらセメントで埋め殺します。




10/17

 母親から「ミスタードーナツ 感謝優待券」なるものを貰い、指を鳴らせばドーナツと飲み物とサンタクロースが出てくるファーストクラス並の扱いを受けられると思いきや書いてあることは「本券1枚でお好きなドーナツ5個まで半額でお求めいただけます」。馬鹿かお前。白痴か。感謝だの優待だの言っときながらその始末か。結局金がかかるという最大の問題点はまるで解決されていないのか。こんな券を作ってる暇があればドーナツ1個3円にしようとは思わないのか。こんなゴミみたいな券をくれるならどうせなら爆破券にしてほしい。「本券1枚でお好きなミスタードーナツ5件まで爆破いただけます」とかね。そうしたら僕は喜び勇んで爆破しに行くのに。ありとあらゆる手を考え爆破に励むのに。あの木の葉っぱが全部散ると、僕の命も散ってしまうのに。それなのにお前はドーナツを1個3円にしないのか。それでもお前は僕に爆破させないというのか。この、人殺しめ。ああ、何度でも言ってやるさ。この、人殺しめ!




10/18

 秋ですね。交通事故の季節です。皆は何件ぐらい事故を起こしましたか。僕は三人ほど轢きました。

 今日は部屋の真ん中に金魚の死体があった場合を想定して気が狂いそうになりました。金魚なんて滅んでしまえばいい。先ず気に食わないのはあの色だ。あの赤とも橙とも言えない曖昧な色。不愉快なこと限りない。あの色を見る度に、僕は田舎に残してきた彼女を思い出す。僕は東京の大学へ進学し、彼女はそのまま地元の大学へ進んだ。遠距離恋愛の始まりだ。僕らだって互いに好き合っていたから、最初は全然平気だと思っていた。浮気するなよー、と軽口を叩いた。でも距離の差は大きかった。共通する日常を持たないから電話をしてもあまり話題がなく、すぐに会話は途切れてしまう。相手の生活がまるで把握できていないから、なんとなしに電話をかけることも躊躇われてしまう。昔はあんなに話していたのに、1日声を聞かない日などなかったのに、今では1週間声を聞かない日もザラだ。疎遠が疎遠を呼び、僕達の距離はどんどんと離れていった。僕らはもう駄目な気がする。例え今会ったとしても、上手く話せる自信すら僕にはもう無かった。最初から、この程度の関係だったのかも知れない。恋愛という熱が僕らを浮かれさせ、周りをよく見えなくさせていたのだろう。魔法が解けたらシンデレラは家へ帰るべきだ。迎えに来る王子様なんて現実にはいない。僕は携帯電話を取り、登録されてある彼女の番号にかけた。窓の外を見ると忍者が手裏剣投げの練習をしていた。




10/20

 模試の最中後ろの女がこちらの椅子を揺らしたり軽く蹴ったりして非常に鬱陶しく頭にきたのでテスト終了後、後ろを振り向いて女の鼻にきのこの山を詰めてそのまま鼻を摘んできのこの山を鼻の中で潰してやって女の阿鼻叫喚を愉しむ妄想をして気を晴らしました。僕は所謂そういった人間です。




10/21

 せっかくだから続けてみます。相手の鼻にきのこの山を突っ込むといった妄想をしたわけなのですが鼻の形状を考えるにたけのこの里の方が適切な処置なのではないかと考察されるのはごもっともです。しかし僕がきのこを里を選んだのはそのフィット感が逆に相手に快感を与えてしまうことを懸念してのことでした。辱めるための行為が相手にとって快感となってしまっては何の意味もありません。かつてジャクソンも言いました。「10週で終わった漫画は打ち切りってことさ」 それは違う。ジャクソンきみは大きな勘違いをしている。サングラスをかけたキャスバルをシャアと呼ぶか。呼ばないだろう。あれはクワトロだ。それ以上でもそれ以下でもない。つまり数学上そんなものは存在しない。クワトロなんて嘘っぱちだ。あれは俺だ。実は俺なんだ。カミーユに殴られたのも俺だ。ダカールでの演説で思わず「いちご100%大好きです!」と言っちゃったのも俺だ。すまない。そんなつもりはなかったんだ。緊張していて口が滑っちゃったんだ。ローラーブレードで。あとこういった固有名詞は使うなって何度言ったらわかるんだ。前も使ったとき何人何十人も検索で来て申し訳ない気持ちになったのを忘れたのか。いや忘れていない。ならいい。その気持ちを忘れるな。辛いときお前の助けとなってくれるだろう。ラー油も忘れるな。餃子のときお前の助けとなってくれるだろう。初心忘れるべからずだ。




10/27

 なんか「なんでバナー無いんだよ」とかいちゃもん付けられたんで、バナー必要な人は勝手に作っちゃってくださーい。リンクフリーならぬバナーフリーです。画期的。どんなバナーでもOK。人のを勝手に使ってもOK。でも怒られるのは貴方。全ては自己責任の元で。そして僕は無責任。すると君はサウジアラビア。石油よこせ。




10/31

 よくよく考えてみると僕は酷くやる気の無い人間で三大信条が「だるい、眠い、めんどくさい」と言っても過言ではなく、その程度がどれくらいかというともし僕がジャンプの三原則の如く上記の信条を元に漫画雑誌を作るとしたら、作りません。だるいんで。創刊せずに廃刊です。皆様はこのように「創刊無くして廃刊することもある」ということを希望にこの儚い世の中を生きていってください。僕の仕事は人々に希望を与えること。




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