12/06

 「……この黒戸は……所謂ぞんざいなサイト運営者のレッテルを貼られている……適当に書き散らしたものを必要以上にアップし未だログから消してねえものある……勢いだけで中身無しなんで消してやったログは二度とサイトに載せねえ……送られてきたメールに返信しねーなんてしょっちゅうよ……だがこんな俺にも、吐き気のする「メロン」はわかる! 「メロン」とはウリ科キュウリ属の夏が旬の果物のことだ!」 なんとなく自分への戒めになった気がします。ところで出しそびれたメールの返事をしようかと思ったんですが今更しても向こうが困るだけなのではないでしょうか。ちなみに小中の頃の知り合い2人と軽くメールの遣り取りをしてましたけど僕から送らなくなって今ではアドレスすらわからない始末です。コミュニケーション向いてない。コミュニケーションよりコミューンがいい。




12/07

 「俺もこっち来てからもう3年半経ってるわけだし、そろそろ関西弁上手くなってるんじゃない?」「全然。キモイよ」 関西人は滅びれ。お前らなんておでんを関東炊きと呼んだりお好み焼きをご飯と一緒に食べればいいんだよ。昔読んだ少女漫画の転校生みたいに一人称が「わて」で語尾に「でんがな」を付ければいい。




12/10

 飽きもせずクリスマスに対し恨み言を連ねているのにはもう飽きたんでどうでもいいのですが、それより皆がクリスマスばかりに気を取られてハローウィーンを忘れているのがまるで解せません。仮装をし、籠を持ち、チャイムを鳴らし、「Trick or Treat!」。そしてお菓子を受け取ったあと相手のこめかみに銃弾3発。チャイムが鳴ったからといって迂闊に扉を開くべきではないという教訓を教える。そのようなイベントを何事も無かったように流しているのは非常に納得がいかない。ハローウィーンだってクリスマスと同様に「今年もお菓子1個も貰えませんでした……」「お前らがハローウィーンで浮かれてる間俺はバイトだよ! 死ね!」などという話があってもいい筈だ。それなのにこのスルー様。まるでわからない。ハローウィンだけが差別を受けている。貴様らそれでもアメリカ人か。アメリカ人でなきゃオランダ人か。オランダ人ならしょうがない。俺は諦める。そしてお前に託す。お前の命運を、お前に託す。




12/14

 酷い。皆(2人)してうちをキチガイサイト扱いですか。お前ら僕がこんなサイトを素でやってると思ってるんですか。一字違いだ。酢でやってるんだ。僕がメモ帳を開き、酢をかける。すると文章が書き上がる。そういう仕組みだ。そんなことも知らずに僕をキチガイ扱いだ。信じられない。おかげで僕のPCは酢だらけだ。信じられない。新しいPCが必要です。要らないPCがある人はください。ここ2年以内に発売されたものなら間違いなくうちのよりは性能良い筈です。送料ぐらいはそちらに持たせていただきますので。




12/18

 いつからだろう、あんな風に小奇麗に収まりよくまとめるようになったのは。僕が目指すものは意味など皆無で糞冗長な見るだけで誰もが読む気がなくなるようなものだった筈だ。しかしこの現状を省みるにそれは失われてると言うしかない。僕の母はベーコンエッグを作ろうとしたらベーコンが無かったので代わりにボウガンを入れて炒めた。僕は止めろと言ったのに母は名前が似てるから大丈夫よ、と言った。そして差し出された料理を僕は捨てた。とてもじゃないがボウガンなんて食べられない。僕は当たり前のことをしただけだ。しかし僕は見てしまった。捨てた瞬間の、母の哀しそう顔を。僕は自己保身しか考えておらず、母の気持ちを思い遣ることができなかったのだ。情けなかった。そしてそれから5年の月日が流れ、僕はフォームレスをすることにした。「氏名=うんこ message=うんこ」 web上での射殺を要求します。「message=クリスマスは予定ないの?」 予備校で授業受けます。あと弟に誕生日のケーキを買ってきて気持ち悪いものを見るような目で見られたいと思います。唐突にオフレポが書きたくなったのでオフ会を開催しようと思います。日時は明日13時、場所は阪急三宮東口で。「日記系万歳!」と書かれた旗を目印にしますので各自持参してください。気持ち悪いから僕は絶対話しかけたりしないので一生そこで旗を振っててください。一生は辛いと思うのでやっぱり3日でいいです。三日坊主にも優しいオフ会です。




12/23

 ルミナリエを1人で見に行きました。




12/25

 寒空の下、手を握り合っているアベック(アベック!)。あれだけは理解できない。この冬という季節、手はポケットの中にでも入れておいた方が寒くないんじゃないか、と思ってしまう。しかしこれは僕が誰かと手を繋いで歩いたことのない人間だからそう思うのかも知れない。とすると僕があれを理解するには実際誰かと手を握り合う必要があるのだろう。そう思った僕は隣を歩いていた、50過ぎと思われる頭の禿げ上がった中年の手を握ってみた。彼は突然のことに驚いた様子だったがすぐに、力強く、握り返してきた。そして互いの手の温もりを感じたまま、僕らは言葉を発さず共に歩いた。冷えた夜だったけれど、僕らは不思議と寒さを感じなかった。そのときインディアンが僕に向かって槍を投擲してきた。槍は真っ直ぐ僕へと向かって来たが僕は中年を盾にしてその攻撃を防いだ。槍は中年の心の臓を容易く貫き、中年は絶命した。絶命、した。なるほど、なかなかどうして。人は咄嗟の攻撃を防ぐために手を繋ぎ合うのか。そう悟った僕は頷きながら胸から血を流している中年を見下ろした。血は中年の着ていた緑色のセーターと相俟って不思議と魅力的に見えた。メリークリスマス。




12/26

 数ヶ月前中学の同窓会があったらしく僕のところにもなんかメールが届いてましたけど完全に無視していることに気づきました。いやどう断りの返事を入れればいいのか迷って。「今諸事情でメールを見ることができません。ということは同窓会があることを知ることもできないので勿論参加もできません。ごめんなさい」と返せばいいのかとか考えあぐねていたら。というか数人を除くと中学のときの人となんかまともにコミュニケーション取れる自信なんて無いのでメールとか送らないでください。お願いですから。我ながら凄いこと言ってますけどいやほら、だってさ、貴方達だって冷えた麦茶でお茶漬け作ろうとはしないでしょう? 僕は作りましたけど。結構美味かった。結構、美味かった。だって僕は緑茶で珈琲を淹れたこともあるしさ。




12/27

 更新し続けるコツはまさに更新することだと思います。一度更新しなくなると日常生活から更新という言葉が酷く薄くなり、余計に更新しなくなります。無更新が無更新を呼び、終いにはエクレアお爺さんになります。僕はエクレアお爺さんになったサイトの人を何人か知ってます。彼らは朝7時に起床し食事は朝昼晩三食取り、夜は23時にきっかり寝ます。ロードワークは毎朝かかさずし、午後は人の家の庭にエクレアを投げこんで逃げます。凡そ欠点らしきものが見当たらない生活です。そしてアルデンテをするコツは水と塩のバランスを取ることです。ただしアルデンテとは食べる人にとって最適な茹で加減を指すことを気に留めておいてください。上手にアルデンテなスパゲティを作って皆で美味しく食べましょう。




12/31

 松浦亜弥の声というものを初めて聴いて思わず腹が立ったというかこいつ目の前にいたら殴りたくなるんじゃないかという感情にややもすれば発展せざるをえない状況に追い込まれどうにかせんとして今まさに立ち上がらんとする僕であります。現実社会では底辺に位置すると言っても過言ではない僕らにだって何かできることはある筈だ。テレビをつけ、そこにあややが映り、僕らはブラウン管越しに口汚く罵る。躊躇無く卑猥な言葉をテレビに向かって浴びせる僕らの姿は崇高だ。そこには疑念など一切感じられない。そして激しく怒鳴ったが故にテレビ画面に唾が付いてしまい、僕らはそれをティッシュで丁寧に拭き取る。しかしそれはブラウン管の向こうのあややを拭く行為に他ならない。そのことに気づいた僕らは己の矛盾に絶望する。だが、と僕は思う。人生とは矛盾の上を歩く行為に他ならない。




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