1.現在何をしているか。
内容の更新がなかなか出来ない状況です。私は、2005年春より新設された経営戦略研究科に移籍しました。この4月から研究科長に就任しました。お陰様で多くの方々に支えられて、仕事を進めております。現在は修了生向けの研究フォーラムの立ち上げなどが主な焦点になっています。関学のビジネススクールは、梅田の茶屋町にあるアプローズタワー14階に教室があります。梅田界隈では、かなり大規模な大学院です。 このホームページのリニューアルは進みませんが、近々、機会を見て大幅に入れ替えるつもりにしています。手始めに写真を入れ替えました。
一昨年、日本経済新聞社から「バリュー・プロフィット・チェーン」というヘスケット他著の翻訳を明治学院大学の小野先生と共訳で出版しました。内容は前作を発展させたもので、盛りだくさんの内容です。
昨年から参加しています教育推進プログラムでは、大丸の奥田会長とシャープの辻相談役のグループに参加しました。作成したケースは授業で使うなどしています。ビデオ撮りは苦労しましたが、そのうち公開できると思っています。
講義の方は、行動科学、流通システム、チャネルマネジメント、サービス・マーケティングを担当しています。興味のある方は、ビジネススクールのホームページから講義目的をチェックしてみて下さい。
2.主な関心領域
サービス・マーケティングの中でも消費者の品質評価過程や顧客満足と購買後の行動意図など、サービス・オペレーション管理では、顧客行動の管理やサービス・エンカウンターの効率的な運営などを研究しています。今年度は入門書の執筆を行っています。
また、品質評価過程の中でも「適応的意思決定の理論」などを使った実証的な研究も行っています。
2004年から5年にかけて、受託研究で居酒屋のマルシェさんから資金を頂き研究を行いました。学生も参加したもので、2020年の居酒屋像を探るという、おもしろいものでした。その結果の一部は学会で発表をしました。飲食業態の利用経験とその継承について発表を行いました。
3.担当講義科目
流通システム:2007年度1Q
チャネルマネジメント:2007年度4Q
サービス・マーケティング:2007年3Q
行動科学:2007年度2Q
4.最近の論文
「顧客参加とサービス・オペレーション」、マーケティング・ジャーナル、16-2
「購買経験を利用した顧客維持戦略」、マーケティング・ジャーナル、16-4
「適応的意思決定の理論」、商学論究、45-4
「顧客満足モデルの発展」、商学論究、46-5
「サービス・オペレーションの構造を考慮した戦略分類」、商学論究、47-5
「リテールバンキングの顧客基盤とは」、地銀協月報、479号
「顧客の関係性からの離脱過程とその維持」、商学論究、48-3
「リテールバンキングの顧客セグメント」、商学論究、49-4
「電子商取引におけるチャネル再編成」、商学論究、50-1,2,3
「消費者のリスク対応と行動と情報処理」、商学論究、51-2
「選択と評価における選好逆転」、商学論究、52-4
5.著作
サービス・クォリティ、千倉書房
「日本型都市ホテルの営業革新」、日本型マーケティング、千倉書房
「適応的意思決定と選択行動」、消費者行動研究のニュー・ディレクションズ、関西学院大学出版会
金融リテール改革、1,3,4章担当、千倉書房
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