Isle of Barra &
Isle of Vartersay

Scotland mapIsle of Barra map


1996/6/21~6/22

花々の島"the Island of Flowers"の旅
Obanからフェリーで5時間揺られて、途中外海のために船酔いにもなりながら、最初に着いたのがこのBarra島。フェリーから見えたCastlebayはそれまでの本土の様子と違い、家もまばらで”何もないところ!”と思ってしまいましたが、それなりのゆっくりした時間が持てると思い直しました。
Barra島は小さい島ながらも見所が十分にあり、また土手道でつながっているVatersay島は砂浜(dune)が特に美しい等々、行ってみて良かったと思えるところでした。

Castlebayの由来 Castlebay
右の写真を見ていただくとすぐにおわかりになると思います。現地に行くまではどうしてこんな名前かと思いましたが、フェリーから眺めた時点で分かりました。
日没は10時半(夏、夏至の頃)
泊まったB&Bは小高い丘の上にあり、台所から(客が1人だったので入らせてくれた)西の海も眺めることができたのですが、そこから見た夕日がとてもきれいでした。これが午後10時半くらい。日本時間が朝の6時半ですから、宿の方曰く「日本とここで同じ太陽を見ていることになる」と。とても素敵な考えですね。
乗り物
この島へはOban、Castlebay、Lochboisdale(South Uist)をつなぐ大型フェリーと北のEoligarryという所とLudag(South Uist)をつなぐ12人乗りのフェリー(予約を入れた方がいいとか)があります。British AirwaysもGlasgowとBenbeculaから飛んでいます。
また、島内を巡るバスがあるそうですが、バス停というものはなく、バスが見えたら手を上げて止めなければならないそうです。
そしてレンタサイクルという方法があります。ツーリストインフォメーションで場所を聞いていくと閉まっていました。扉に電話番号が貼ってあって用がある人は電話をとのこと。電話ボックスはツーリストインフォメーションの横。戻ろうとしたところ、高校生らしき女の子(父親が経営?)が駆け寄ってきて”借りたいの?”。ツーリストインフォメーションの方が気をきかせて電話をしてくれたようです。
気候
私が行った6月下旬でもかなり寒く感じられました。防寒防水機能が付いてジャケットがあると良いでしょう。しかし、サイクリングをしてると汗ばんでもきます。
冬は、宿の人は5年前に結婚してInvernessから来たとのことでしたが、その間に雪が積もったのを殆ど見たことがないとか。風が強くて積もらないようです。
地理・地形
本当に小さな島で、自転車でゆっくりと一周しても5時間はかからないのです。ただし、かなり長い坂があるのでちょっときついのですが。島には一つの大きな丘とそのまわりに小さい丘が点在しています。全体的には、他のスコットランドと同じく平坦なところは少ないです。
また、南にあるVatersay島とは土手道でつながっています。

島めぐり

Kiessimul Castle Kiessimul Castle
Castlebayの湾の中の城はKiessimul Castleです。この辺りの観光案内には頻繁にその写真が登場します。Outer Hebridesではもっとも有名なお城と言っていいでしょう。この城へは8人乗りくらいの渡し船で行くことができます。月水土の2時から公開されるとのことですが、ツーリストインフォメーションに問い合わせた方が無難でしょう。私はたまたま他の人が行列を作っているのを発見したので並びました。(土曜日)予約は不要です
今は廃墟同然ですが、宿の方が見せて下さった島の案内のビデオの中で数年前の記念行事の様子がありましたが、その時は200人余りの人が入ったそうです。海に落ちた人はいたのでは?と思うくらい狭いところでした。
MacLeod’s TowerとHalaman Bay MacLeod's Tower
Castlebayを後に西に向かって行くとすぐに見えるのがLoch Tagusdaleとその中に立っているMacleod's Tower(右写真)です。すぐ向こうには白い砂浜のHalaman Bay、そして大西洋です。
このTowerの持ち主は、島の案内ビデオによると現在はアメリカ人と言っていたように思います。こんなTowerをOuter Hebridesであちこち見ました。
Barra Airport Barra Airport
この島でもう一つ有名なのが飛行場。何と滑走路が砂浜なのです。宿の人から聞いた時は思わず自分の耳を疑いました。Traigh Mhorという砂浜にあります。私が行った時は残念ながら飛行機はいませんでしたが、轍の跡が残っていました。飛行機の発着時には滑走路に入ることを禁止した立て札が立っていました。
(traighはゲール語で”砂浜”という意味です)
Standing Stone (at Brevig)(写真左) standing stone at Brevig Our lady of the Sea
下の女神像から少し離れた所に1本のスタンディング・ストーンがありました。地図には示されているのに見つからないので、もう一度歩いて探したら、丘の中腹に隠れるようにして立っていました。サークルにはなっていなくても、このような目立たないのがあちこちにあるのです。地図に書いてあるのですが、探すのが大変でした。
Statue”Our Lady of the Sea”(写真右)
Castlebayから少し離れた丘の中腹に女神像が建っています。航海を見守る女神といったところでしょう。近くに登っている人を見かけました。特に道はありません。
Isle of Vatersay
Castlebayを南へ行くとVatersay島へ行けます。この辺りの島々は所々土手道でつながっているのでいつの間にか別の島へ行っていることが多いのです。
そうやって行って目を見張ったのがVatersayBayの美しさでした。白い砂浜と青い海はまるで南の島にいるようでした。気温さえ低くなければです。ここで風が当たらなくて日向の場所を見つけて、この海を眺めながら休憩。もう一方のBagh Siarにも同じ様な砂丘が広がっていました。2つの海の間は約500mくらいです。
Vatersay Bay

 

  1. バラ島情報(英語):Barra島に関するページです。
  2. ユイスト、ベンベキュラとバラ島(英語):Hebrides諸島南部の島に関するページです。(1.バラ島情報を含む)

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Isle of Lewis Isle of Benbecura and South Uist Isle of Harris Isle of North Uist Kiessimul Castle Isle Of Vatersay Barra Airport