2006年 ヨーロッパ旅行
(ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン、オランダ)
Travels to Europe in 2006
―Germany,Austria,Switzerland,Liechtenstein,Holland
鉄道写真 Rialways in Europe
スイス(Switzerland―Schweiz)
マッターホルンへの鉄道(Railways to Mattehorn)
マッターホルン・ゴッタルト鉄道MGB(Matterhorn Gottard Bahn)
軌間1000mm、交流11500V電化である。
粘着運転が出来ない急勾配区間では、軌道側のラックレールと車両側のピニオンとを
噛み合わせて、 登り降りする。ラックレールはアプト(Abt)式である。
2006-8-31 ツェルマットへ登って行くMGBの列車―バスの窓から
鉛直の架線柱と見比べると、勾配が急であることが判る。
ここは、カルペトラン(Kalpetran)駅とザンクト・ニクラウス(Sankt Niklaus)駅との間である。
線路のこちら側には、マッター・フィスパ河(Matter Vispa)がある。
ツェルマットへは、排気ガスを出す車両の乗り入れが禁止されているので、自動車で来る人は、
ツェルマットの約6km北にあるテーシュで、鉄道に乗り換える事になっている。
2006-8-31 テーシュ(Täsch)駅に停車中のMGBの列車
遠くに雪山が見えるが、マッターホルンは、ここからは見えない。
2006-8-31 テーシュ(Täsch)駅
左(L):ツェルマット行きのシャトル列車が着く。プラットフォームが低いが、客車が低床車なので、
スーツケース等の積み卸しに支障は無い。尚、シャトル列車は20分毎運転である。
右(R):テーシュ→ツェルマットの片道乗車券(umgekehrt)。乗車する時に改札機を通す。
車内検札やツェルマットでの集札は無い。
ゴルナーグラート・モンテ・ローザ鉄道GGB(Gornergrat-Monte Rosa Bahn)
軌間1000mm。3相交流725V電化なので、架線が2本ある。
急勾配(最大200‰)なので、全線の軌道側にラックレールがあり、車両側のピニオンとを
噛み合わせて、登り降りする。ラックレールはアプト(Abt)式である。
ツェルマット(Zermatt)〜ゴルナーグラート(Gornergrat)間 9.4kmの内、3.8kmが複線であり、
昼間は24分毎に列車が運行されている。
2006-8-31 降り列車とすれちがい。リッフェルベルク(Riffelberg)〜リッフェルベルク附属駅
(Dienstation Riffelberg)間の複線区間で。右側通行である。
2006-8-31 これから登って行く線路(単線)。雪崩止めに覆われている。
リッフェルベルク(Riffelberg)〜リッフェルベルク附属駅(Dienstation Riffelberg)間の複線区間から見上げる。
2006-8-31 登って来た線路(リッフェルベルク(Riffelberg)〜リッフェルベルク附属駅(Dienstation
Riffelberg)間の複線)
ローテンボーデン(Rotenboden)駅(標高2818m)
2006-8-31 ローテンボーデン(Rotenboden)駅(標高2818m)
左(L):改札機―左の赤い円形の受け口(←)に、水平に乗車券を入れ、突き当たるまで、押す。
すると、乗車券が戻って来ると共に、仕切棒の固定が解除されるので、仕切棒を体で押して、通過する。(駅を出る時も同じ要領である。)
右(R):ツェルマット―ゴルナーグラート往復乗車券。券面の矢印は改札機に挿入する方向を示している。
途中下車は可能である。
2006-8-31 ローテンボーデン(Rotenboden)駅(標高2818m)
左(L):ゴルナーグラートへ登って行く電車(15:47発)。リッフェル池(Riffelsee)の上手から撮影
右(R):ゴルナーグラートへ登って行く電車(16:11発)。駅前から撮影
2006-8-31 ローテンボーデン(Rotenboden)駅(標高2818m)
アプト式ラックレール(Abt rackrail)。
2組のピニオンを位相をずらせて噛み合わせる方式である。
2006-8-31 ローテンボーデン(Rotenboden)駅(標高2818m)
左(L):登り方向。複線である。プラットフォームは低く、軌道とほぼ同じ高さである。
右(R):降って来るツェルマット行き電車(16:26発)。右側通行である。
3相交流電化なので、架線が2本あること、車両のパンタグラフが2個並んでいること、が判る。
2006-8-31 ローテンボーデン(Rotenboden)駅(標高2818m)
ツェルマットへ降って行く電車(15:38発)。遠くの山は、左がツィナールロートホルン
(Zinalrothorn)(4221m)、右がヴァイスホルン(白い角)(Weißhorn)(4506m)である。
ゴルナーグラート(Gornergrat)駅(標高3089m)
この駅は、地上駅としては、世界最高所にある。
(∵ユングフラウヨッホ駅(3454m)は地下駅である。)
2006-8-31 ゴルナーグラート(Gornergrat)駅(標高3089m)
ツェルマットからの列車が到着する。
2006-8-31 車窓からのマッターホルン(4478m)
左が東壁、右が北壁である。
ヴァイスホルン(白い角)(Weißhorn)(4506m)
2006-8-31 ローテンボーデン(Rotenboden)駅下方
リッフェル池(Riffelsee)に映る逆さマッターホルン
2006-8-31 マッターホルン(4478m)
ゴルナーグラート(Gornergrat)駅前から―手前が東壁(the east face)である。
2006-8-31 ゴルナーグラート(Gornergrat)駅前(標高3089m)
駅は左側にある。
高台にあるのはゴルナーグラート山頂ホテル(Kulmhotel Gornergrat)である。