10月21日(土) 梅花女子大学小梅祭
レポーター・著作 ホットココア

 
はじめに・・・
梅花女子大学は、大阪の阪急茨木市駅から、スクールバスで30分ほど山道を登ったところにあります。
コンサートは澤山記念館という大きなホールで、4時半に開演しました。
今回のコンサートはバックバンドは連れずに、kiroroの原点ともいえる、ふたりだけの歌とピアノ伴奏のみによる公演でした。

MCはなるべく覚えている範囲で会話を再現してみましたが、もちろんしゃべったそのままを書いているわけではありませんし、次々に話しが展開していくので、どこでどんな話しになったか、混乱していてはっきりと思い出せません。
かなり実際とは順番が違っている個所もあると思いますが、だいたいの内容はこんな感じだったという程度に思ってください。
 

●1曲目 「冬のうた」
僕の隣に座っていた女の子のグループが、
「ピアノの発表会みたい」といっていましたが、
舞台にはグランドピアノだけが置かれていました。ふたりが静かに登場し、「冬のうた」から コンサートスタート。
途中小さな子供が大きな声で泣き出してしまいました。
 

●2曲目「長い間」
いつもはアンコールの最後に歌ってくれる「長い間」が2曲目にきて、びっくり。
 
ここでMCが入ります。
 
千:「みなさん、こんばんは…こんにちは。kiroroの玉城千春です」
綾:「綾乃です」
千:「すばらしいホールだね」
綾:「ハイ」
(読谷村の文化会館と似ている、こんな立派なホールが学校にあるなんてすごいという内容のトーク。)
千「梅花大学 」
綾:「ハイ 山の上にきちゃいました.」(会場笑)

千:「女子大なんですよね。みなさんここの大学の人ですか?男性もいらっしゃるということはそれ以外の方もいらっしゃるようですね。」
綾:「出入り自由なんだね」(会場爆笑)
千:「違う、チケットが大学以外でも発売されてるってことでしょ。そうですよね?」
千:「綾はキャンパスに憧れてるんだよね」
綾:「私専門学校だったから」
千:「やっぱりキャンバスで恋してたりしますか?」
綾:「芝生の上走り回ったり…」(会場爆笑)「ほら占いであったじゃん」
千:「ひょっとして、好き・・嫌い・・ってやるやつのこと?」
(千春さんのこの説明で綾乃さんの言おうとしているのが花占いのことだとわかり会場はさらに笑いに包まれました)

そんな楽しいトークがあって3曲目へ。
千:「今回はふたりだけでやっていくので、もしかしたら眠たくなるかもしれませんが、心に届く歌を歌っていきたいと思います。 それでは、ひまわりという曲を聴いてください」
 

●3曲目「ひまわり」
綾;「このピアノすごくいいピアノですよ」
ふたりともあらためて学校の設備に関心。

千:「みなさんはキャンパスでどんな恋愛をしていますか?」
綾:「女の子ばっかりだと何やっていいか分からなくなりませんか?」
千:「そんなことないよね。いろいろしゃべったり…」
綾:「キャンパスでひとりで読書している方もいらっしゃるのかしら」    
千:「そりゃいるでしょー みんなでどうやって読書するの」
(千春さんのナイスつっこみに会場は爆笑)

千:「近くに男子校とかはありますか?たいてい女子大の近くにはありますよね。」
綾「ここは山の上だから」
客「茨木市」
綾「イバラギス??」
綾「あ〜茨木市」
千「綾知ってたの?」
綾「さっき聞いた」(会場笑い)
そんなトークがあって千:4曲目「それでは天気雨聞いてください」

でもなかなか始まりません。始まりを待つしーんと張り詰めた空気が会場を包みます。そしてやっとはじまったとおもったら、綾乃さん「あっ間違った…」(会場 笑いとハプニングを喜ぶ拍手)

千:「なかなか始まらないからサー どうしたんだろうって思った」
綾:「音域どこだっけって思って…」(会場大爆笑) 
気を取り直してやり直し。
千:「パンフレットにもこの曲の歌詞を書いてくれていました。歌詞なんかも考えながら聞いてください」
 

●4曲目「天気雨」
ジャズっぽいピアノを披露してくれました(会場手拍子)
 

●5曲目「涙にさよなら」
同じくアルバム「七色」から、アップテンポなこの曲をピアノだけで聞かせてくれました.。(会場手拍子)

千:「ここでちょっと休憩、金城さん。」(綾乃さん前にくる)
綾:「緊張しますね。全身ですからね。」(会場笑)
千;「ここの大学の人は拍手をお願いします。」(会場拍手)   
千:「皆さんは合コンとかっていきますか?
   私は短大の時に一度だけいった事があるんですけど、性格が固いんですよね。
   それで……すぐにケンカになってしまいました。『あの時はかわいくなかったな』っと思って。もう一度やりなおして
   みたいんですけど」
綾:「いまからでも入学できるよ」

ここで話題は思わぬ方向へ
千「みなさんはTバックってはいたりしますか?」
どうやら始まる前、ふたりで相撲の話しをしていて(学園祭でやってたのかな?)、そういう話しになっていったそうです。
綾「手あげてもらったら」
千「恥ずかしくて挙げれないよね」

ここでまた話題転換
千:「みなさんはカラオケにいったりしますか?」
千春さんはいくつも質問をしているのですが、会場からはなかなか返答がかえってきません。

千:「あまり固くならないでください。私たちも固くなってしまうので。kiroroはいつもこんな感じなんですよ」
千:「私たちがデビューしてはじめてカラオケいったのは原宿だったよね。綾はカラオケでどんな曲を歌う?」
綾「私あんまりカラオケ行かないからなぁ〜. 千春の歌う曲とかも全然分かんないし…..」(会場爆笑)
千「でも最近歌うようになったよね。アニメの歌とか?」
綾「そんなこといきなり言うの。うち合わせしといてよ。 そしたらごまかせるのに」(会場笑)
千「何で〜つまんないの。私はお母さんに教えてもらった古い曲をよく歌うので、みんな知らないんですよ。」
(千春さん一フレーズアカペラで歌ってくれます)

千「♪現在過去未来……」って感じなんですけど(会場拍手、僕の隣にいた女の子はこの曲を知ってたみたいで思わず「うま〜い!」と一言)、
  皆さんご存知ですか? あと♪「タクシー手を上げて…」♪「螺旋階段登って…」とか。」(僕は3曲とも全然知りませんでした。)

ここでまた話題転換、模擬店でたこ焼きを食べておいしかったという話しに。
綾:「お店やってるわけじゃないのに、今日だけ何でこんなにおいしく作れるんだろう?」
千:「たこ焼機家にあるからじゃない? 皆さんもってますか?持ってるという方は拍手をお願いします」(会場拍手)
千:「みんな持ってるんだね」
綾:「義務教育なの」(会場大爆笑)
千:「でもひとつひとつ大きさが違うのはどうしてなんだろう? 穴の大きさが違ってるってことなのかな?}
その後、関西出身の今滝真理子さんとたこ焼をした時に、てんかすをいれるのにびっくりしたという話しがあり次の曲へ。
 

千:「それでは、ここでツアーではあんまりやらないんですけど、他人の曲を歌いたいと思います。「月光」という曲です」
●6曲目「月光」(鬼束ちひろ) つづけて
 

●7曲目「Dear Again」(広瀬香美)

kiroroの曲に限らず、千春さんが切ない女心を歌うとほんとじ〜んとします!

千:「次はkiroroの曲に戻ります。みなさんの中にも遠距離恋愛をしている方がいらっしゃると思うんですけど、この曲は短大で遠距離恋愛をしていた時に、その人に向けてつくりました。 『好きな人』聞いてください」
 

●8曲目「好きな人」
ちょっと歌詞をまちがえてしまいました。
 

●9曲目「青のじゅもん」
 

●10曲目「3人の写真」

千:「3人の写真は、高校の時の友人ー今も東京で頑張っているんですけどーに作った曲です。
私たちも東京に出てきて3年になります。
いろいろ悩んだりすることもあるんですけど、そんな時、沖縄に帰ったり、久しぶりに友達にあったりすると、何でも話せて、本当の自分を思い出せます。友達や家族の大切さを再確認しました。

私たちは今年23になりました。この会場にいらっしゃるみなさんは、私たちと同世代の方や年下の方が多いと思うんですけど、学生の方や、そうでない方も恋愛したり、就職したり、これからいろんなことがあると思いますが、これからも一緒に輝いていきましょう。
今日は本当にありがとうございました。最後の曲になります『僕らはヒーロー』聞いてください」
 

●11曲目「僕らはヒーロー」
 

〜アンコール〜
千:「ありがとうございます。それではアンコール歌わせていただきます」
●12曲目「未来へ」

千;「次は12月に発売される新曲を歌いたいと思います。この曲は東京にでてきてからつくりました。好きな人ができて「こうでなければならない」という自分と、その人に惹かれていってしまう自分の葛藤を曲にしました。それではほんとに最後の曲です。聞いてください」

(直後に歌詞につまってやり直しに。いつもそうですが、まちがってやり直す時は、丁寧に紹介からやりなおす千春さんの姿に、会場もあたたかい笑いに包まれました。)

千:「それでは12月に発売する新曲『逢いたい』聞いてください」
 

●13曲目「逢いたい」
 

最後のサビの部分の前で、ピアノの音が完全に消えるぐらいの長い間があり、最後のサビはアカペラで歌ってくれて、ぐっときました。これですべてのプログラムが無事終了。約1時間半程のコンサートでした。
 
 

<あとがき・感想>
以上とても楽しいコンサートでした。会場を出る途中、「めっちゃ歌うまい!」「ぜったいCDか買おう」「最後のアカペラすごかったですね」という梅花女子大の子と思われる女の子たちの話し声があちこちからしていました。やっぱり生で聞くとkiroroの歌はみんなの心に届くんだなと思いました。
個人的には同じ世代の女子大生に何度もくり返し恋愛の話題をふる千春さんが、いかにも恋愛話好きの彼女らしくて、ほほ笑ましかったです。だだ千春さんが何度も質問をしているのに、会場からの返答があまりなかったのがちょっと残念でした.。
学園祭ということで、はじめてのひとが多かったから戸惑いもあったのだと思いますが、返答をしてあげたらもっと喜んでもらえたんじゃないかなと思いました。