TREE OF LIFE 〜2001/3/11焼津市文化センター〜   
レポーター・著作 フクやす

*はじめに・・・
今回も、ほとんどメモはとってませんし、公演の雰囲気を伝えることを重視して書いていますので、正確さに欠ける部分も多いでしょうし、他会場でのMCとごっちゃになっている部分もあるかもしれません。ご了承ください。

会場となったのは焼津市文化センター。
その1000席程度と思われる「大ホール」で行われました。

舞台は開演前から緞帳が上がった状態で、「Tree of Life」の「Tree」の葉っぱをあしらったような飾りつけがされています。
 

<レポート>

(照明が落ちた中を、メンバーが静かに入ってきて公演スタート。)   
    

*1曲目「冬のうた」   

*2曲目「長い間」   

−−MC−−   
千):「こんばんわ〜。玉城千春です。」   
綾):「金城綾乃でーす。」   

千):「今日は、前半は静かに、後半はにぎやかにみなさんと一緒に展開しますので楽しんでいってください。」   
    

*3曲目「ひまわり」   

*4曲目「うそつき」   

*5曲目「幸せの余韻」   

−−MC−−   
千):「1月の24日に新しいアルバム「Tree of Life」が出ました。   
「Tree of Life」というのは、私が雑誌を読んでて出きたんですけど、沙漠のまん中に太い木が一本だけたってて、それを現地の人たちがそう呼んでるんだそうです。   
私たちの曲もそのようにみなさんの心にしっかり根づけばとおもってなづけました。今日はこの中からもたくさん歌います。気に入ったらCDでお家でもたのしんでください。」   
    

*6曲目「青のじゅもん」   

*7曲目「しゃぼん玉」   

−−MC−−   
千):「聴いてみてわかったと思いますけど、Kiroroの曲もだんだん大人になってきてます。私も今年24才でヘビ年。年女なんです。」   

「さて、つぎの曲は「フォトグラフ」という曲です。この曲は東京に出てきてすぐくらいに作りました。   
そのころ一時、何のために歌ってるのだろうって考えて、歌を歌えなくなった時期があったんですけど、そんなとき短大時代の友達から手紙が届きました。   
それを読んで、私の曲によって頑張ろうという気持ちになる人がいるんだ、私は歌が好きだし、そんなひとたちの為にも歌をうたって行こうと思いました。今日は綾とふたりで演奏しようと思います。」   
    

*8曲目「フォトグラフ」   

−−MC−−   
千):「私はずっと結婚と恋愛は同じだとおもってたんですね。   
それが東京に出てきて、いろんな人の話を聴いたり、相談を受けたりしてるあいだにちょっと違うのかなという気もしてきたんです。そんな二つの気持ちがケンカしてる時にできた曲です。   
でも、本心では一緒であってほしいとおもってるんですけど。」   
    

*9曲目「逢いたい」(アカペラ付きバージョン)   

(アカペラ部分終了後、横浜ではパッとマイクを口に戻していたのに対し、今回はゆっくりとマイクを口に近づけて、段々とマイクで音を拾うようにしてました。)   

−−MC−−   
千):「綾にも出てきてもらってお話をしましょう」   
綾):「どーもー」   

千):「前半はなんだか気持ち良く歌えたね。」   
綾):「うん。弾いてて眠りそうになっちゃった。」(場内笑)   

千):「気持ちいいよね。」   
綾):「ね〜〜」(2人顔を見合わせて笑)   
・・・・・   

千):「さっきもちょっといいましたけど、結婚と恋愛は別だと思うかどうか、昨日浜松でアンケートとりました。   
拍手してもらってね。別だと思う人の拍手の方が多くてショックでした。」   
「それでは、結婚と恋愛は同じだと思う人」   
(場内・パチパチ)   

千):「違うと思う人」   
(場内・パチパチパチ=明らかに前より大きい)   
千「・・・。」   
綾):(唐突に)「結婚は生きる為にするんだよ」(場内笑)   
千):「???どういうこと?」   
綾):「えっ。人間は結婚して生活していくじゃない。」   
千):「???」   
(千春さんも場内も「?」な戸惑いのリアクションで一瞬引いた雰囲気になる)   
綾):「みんな遠くに行かないで〜。」(場内笑)   
・・・・・   

千):「ところで綾乃さん。ここどこだか知ってる?」   

(綾・ちょっと考える=場内くすくす)   

綾):(自身なさそうに)「やいぇづ」   

千):(うれしそうに)「一文字づづはっきりいいましょうー」   

綾):「や・え・づ」(場内爆笑)   

千):「やいづよ。や・い・づ。ですよね?」(と客席に振る)   
(客席から「やーず」という声があがる。)   

千):「地元の言い方?」   

綾):「略してるの?「し」まで入ってるの?」   
(綾乃さんは「焼津市」と「市」まで入れる場合も略して「やーず」というのかと聞きたかったらしいのだが、みんなには伝わらず)   

千):会場「???・・・。」   
綾):「遠くにいかないで〜。」(笑)   
・・・・・   

千):「静岡といえばお茶ですね。さっき飲ませていただきましたけど、すごくおいしかった。」   

綾):「どこらへんが?」   
綾):「おいしい水で入れるから?」(場内笑)   

千):「・・・。静岡茶大好きです!」(とフォロー)   
・・・・・   

千):「えー、今回のツアーにパンフレットがあって、その中で2人でキャッチボールをしてる写真があります。   
今日はそれを生で見てもらおうと思ってボールを3つ用意しました。サインもいれました。受けとってくださいね」   
綾):「少なくてごめんなさいね。」   

(舞台左手からボールが用意される、1つ目2つ目と綾乃さんはそのボールをとれず、後ろで千春さんが貫禄のバックアップキャッチ)   

綾):「私にもボールちょうだい」   

1球目は客席中央に向かって、綾乃さんがとてつもなくかわいらしいフォームで投げ入れ。   
客席は大歓声(=フォームの可愛さと意外な飛距離に)   

2球目は客席右手に向かって、千春さんがスマートに。   
客席さらに沸く(=元ソフト部の剛球に)   

3球目は千春さんからボールをもらって、再び綾乃さんが。   
客席さらにさらに沸く(=あのフォームで2球とも良く飛んだのに)   
・・・・・   

千):「さあ、元気良く、後半戦いきましょう!!」   
    

*10曲目「涙にさよなら」   

(前の方を中心にスタンディングする人も)   
    

*11曲目「Blue Sky」   

(「♪こんな日ずっと続けばいい・こんな日ずっと待ってた」のところで)   
千):「一緒に歌ってくださ〜い!」   
(とマイクを客席に)   

*12曲目「空はわたしのもの」   

(だんだん立ちあがる人が増える、千春さんも舞台上をところせましと動き回る)   

千):「さあー、皆さんたのしみましょ〜。立って下さ〜い!」   
(オールスタンディングへ)   
    

*13曲目「ランナー」   

(結構、後ろの方の人でも見よう見真似で千春さんの振り付けを真似る人も)   
〜蛇足ですが、曲中の「だいじょおぶだーよ」の部分の振り付けの千春さんは非常にかわいい〜   

千):「まだ、踊り足りないでしょー?「逃がさないで」!」   
    

*14曲目「逃がさないで」   

(途中に恒例、振り付け講習会を挟んで盛り上げていきます。)   

千):(めざとく見つけて)「お父さ〜ん。おどってくださーい!」   

盛りあがりが最高潮になったところで   
    

*15曲目「最後のKiss」   

バンド紹介の後   
メンバーと手をつないで客席におじぎ。   

千・綾「今日は本当にありがとうございました」   
手を振りつつ退場。   

・・・アンコール・・・   

−−MC−−   
千):(まだ総立ちに近い客席に)「どうもありがとうございます!沖縄の子守唄をイメージした曲を歌いますから、みなさん席についてきいてください」   
   

*16曲目「好きって気持ち」(ライブバージョン)   

〜「好きって気持ち」につづけて「てぃんさぐの花」をうたいます〜   

−−MC−−  
千):「曲の最後に「てぃんさぐの花」という沖縄の方言の歌をつけました。   
「てぃんさぐ」というのはホウセンカのことで、沖縄のおばあちゃん(の世代の人)たちは爪にマニキュアのようにホウセンカの花の汁をぬって遊んでいたそうです。   
歌詞は「ホウセンカの花の汁を爪に塗るように、両親の言葉は胸に染み込ませなさいと言う意味になってます。」   
   

*17曲目「未来へ」   

−−MC−−  
千):「今日はほんとに気持ち良く歌えました。また今度近くにKiroroが来ると聞いたときにはぜひ会いに来てください。」   
   

拍手の中退場、公演終了。   
    
 

 

感想に変えて・・・
・千春さんの声が最初はややかすれ気味で(マイク・スピーカー・音響の影響があっ
たかもしれませんが)心配しましたが、しりあがりに調子(トークもかなり長かった
気がします)は上がっていきました。

・やはり、特に聞き応えがあったのは「逢いたい」「未来へ」。「逢いたい」では私
の席の周囲でなんとも言えない「感嘆のためいき」が聞こえたのを覚えています。

・コンサートの構成としても今回は

 「逢いたい」を頂点にしみじみと聴かせて
   ↓
 トーク&ボール投げで客席をほぐし
   ↓
 アップな曲で一体になって本編ラスト
   ↓
 「未来へ」できっちりと締める

という感じになってなかなか良いのではないかと思いました。