TREE OF LIFE    
2001年2月11日 三重県亀山市文化会館
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今回のステージは両側から真上にかけて、ステージを取り囲む様な感じでアーチ状の網の飾り付けがしてありました。段ボールで作られた様な目の荒さが異なる円や四角の無数の網が重なる様にとりつけてあるものでしたが、離れて見ると、森の木々の葉の様に見えました。
真上の物は曲により、上下に動いていました。
開演前は鳥のさえずりが聞こえています。

その中を静かにメンバーが登場してくる。
バンドは6人、千春さんの衣装は、白の半袖ブラウスの様なもので、エンジ、白のチェック柄のスカート、綾乃さんは長袖のピンク色のカッターの様なものに、きりん柄のずぼんでした。

ステージの照明が灯され、綾乃さんのピアノの合図で、静かに1曲目が始まる。
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*1曲目「冬のうた」

*2曲目「長い間」

−−MC−−
(千)改めまして、こんばんは。kiroroの玉城千春でーす。(会場拍手)
(綾)どうも金城綾乃です。(会場拍手)

(千)えー、三重県ですね。
(綾)ハイ!三重県にやってきました。

(千)やってきましたね。今日はこれから歌っていきたいんですけど、前半はしっとり系に後半は元気よくやっていきますので、みなさん、たっぷりと楽しんで帰っていって下さいね。
それでは、「ひまわり」聞いて下さい。
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*3曲目「ひまわり」

*4曲目「ウソツキ」 

*5曲目「幸せの余韻」

−−MC−−
(千)ひまわりに続き、「ウソツキ」、「幸せの余韻」という曲を聴いて頂きました。
1月24日に「TREE OF LIFE」というアルバムがリリースされたんですけど、TREE OF LIFEというのは、”命の木”ということで、砂漠の真ん中に何百年も育ってる大きな木というのがあるそうなんですよ。
その木の様に私達の作るCDも、ずっとずっと残っていってほしいし、そして聴いてくれる皆様、今日聴きにきてくれている皆様の心の中に大きく大きく私達の歌が育ってほしいなぁと思って、つけました。
今日はその中から、アルバムの曲を歌うんですけども、味わっていって下さい。

今年で4年目に入りました。年女でございます。ヘビ年ね。
がんばっていきますが、今日はですね、ベースの種子田(たねだ)さんの実家が三重県だということで、ちょっとベースの方緊張しているみたいですけど・・(会場拍手)
その緊張がたまらなく楽しいですねぇー(笑) (^^)たのしぃーー(ホントに人が緊張している姿が楽しそうでした)
緊張しないで、みなさんは。

それでは続きまして、「青のじゅもん」聴いてください。
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*6曲目「青のじゅもん」 

*7曲目「しゃぼん玉」

−−MC−−
(千)「青のじゅもん」に続きまして、「しゃぼん玉」を聴いて頂きました。大人になったでしょう(^^)

−沈黙−
−その沈黙に笑いがでる、そして綾乃さんが突然その沈黙を破る−

(千)綾は東京に出てきて、どうだった?
(綾)寒いねぇ・・。だってさぁ、クローゼット、コート5つかけたら一杯でしょう。
(千)???コートが厚いってこと?
(綾)コート収納するのに困る・・・
(千)困るね。

(綾)ここ三重県も寒いよ。
(千)寒いね。
(綾)寒いよねぇ、今日は特別?
(千)(客席に向かって、)今日は寒い方ですか?

(客席)あまい!!
(千)あまいってよ!
(綾)え!あまいっていう表現(方言)?
−会場爆笑−
(千)ちがう、ちがう(笑)考えがあまいってこと。

(綾)だってさぁ、今年のお正月にね、お父さんパンツ一丁で歩いてるんだよぉー、何これ!正月気分じゃない!!
(千)それは家の中ででしょ?
 

(千)まぁ、私達もこうやって東京へ出てきたんですけども、やっぱり東京へ出てきた時は色んな面で慣れないことが多すぎて、ホームシックになって、「沖縄へ帰りたい」と2人で泣きながら叫んでた時があったんですけど・・。ねぇ、(と綾乃さんに相づちをする)
(綾)出てきました、東京へ。すっごく悩んでいるのよ。
ここの手の平に、シワシワがいっぱいあると、悩んでるって。
みなさんも、見て、見て!!
−沈黙−

(千)だから、綾が言いたいのは、悩んでいるのは私も同じよ!と言いたいんでしょ。
 
(千)それでまぁ、2人で出てきたから、まだ相談とかできてよかったんですけど、
まず、気候が違う、遊び方も違うでしょ。色んなことで悩みがあって、落ち込んで歌が歌えなくなった時にですね、そんな時に短大の友達から手紙が届きました。
私達がこうやって歌を歌うことで、夢を諦めずにがんばれるよ〜とか、一緒に見てるからね。とか書いてあって、あ!私が歌を歌うことで、みんな勇気をもって、夢に向かってがんばれるんだなとか、私達も歌う意味があるんだ。
やっぱり歌う事が好きなので、ここで諦めちゃいけない!
でも、そんなみんながいる沖縄へ帰りたいな、帰りたいな、と思ってできた曲が次の曲です。
アルバムの中に入ってまして、2年ほど前にできたんですが、できた時から未発表曲としてライブで歌ってました。
今日も2人でこの曲を歌いたいなと思います。
フォトグラフ聴いて下さい。
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*8曲目「フォトグラフ」

−−MC−−
(千)フォトグラフを聴いてもらいました。
続いて「逢いたい」という曲を歌いたいんですが、この曲もアルバムの中に入っていて、2年ぐらい前に作りました。

学生の時は恋愛と結婚は一緒だと思ってました。
愛があれば何でも乗り越えられると思ってたんですけど、東京へ来て、色んな人と話しをしたり、相談に乗ったりしているうちに、また恋愛をしていくうちに、やっぱり恋愛と結婚は別なのかなぁーという考えがでてきて、でもやっぱり、理想は恋愛と結婚は一緒でありたい。
その2つの考えが自分の中で喧嘩している時にできた曲です。
「逢いたい」聴いて下さい。
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*9曲目「逢いたい」(途中、サビの部分をアカペラで歌ってました。)

−−MC−−
(千)綾乃さん、前に出てきて一緒におしゃべりしよっ!!
(綾乃さん、前に出てきて、拍手をあびる)
その後、2人共、無言のまま、見つめあう。

(千)今日みなさん、kiroroのコンサート初めての人、拍手お願いしまぁーす。
(かなり大勢が拍手していました。)
(千)ありがとうございます。

(綾)すごかった、ちょっと聞いてくれる?
えっとね、朝、昨日のホテルでお茶を飲もうと思って、魔法瓶を開けたん。
そしたら、”じょうぎ”が、”じょうけ”が・・・・湯気が・・・(「蒸気」という言葉が発音しにくい様で)

(千)じょうき!蒸気!

(綾)蒸気が手にあたってさぁ!・・それだけなんだけどね。−会場爆笑−
痛いのよ、お風呂に入ってたらピリピリとして。

(千)気をつけてね。気をつけようね。

(千)まぁ、今日はですね、先程も言いましたが、ベースの種子田(たねだ)さんが三重県出身ということで・・・
(客席)拍手
(千)前に前においでよぉ!!

(種子田さんが前に出てきて、拍手をあびる。)
(種子田)地元出身です。

(綾)地元って何? となり島??

(千)拍手お願いしまーす。
(客席)拍手
(千)どちらの方ですか?
(種子田)となりの関町というとこです。
(千)出身高校は?
(種子田)え、津○○○高校というとこです。
(千)今日は友達も来ているということで、そして、両親というかお母さんも来ているということで・・・
ライトさ〜ん、お願いしまーす。
(4列目の真ん中あたりに照明があてられる。)
(千)仲良くさせてもらっていますので、これからもkiroro共々、よろしくお願いします。
(種子田さんが元の位置にもどっていきます。)

(綾)あのさぁ、すごいよ。
(千)何が?
(綾)ボール投げしよっ!
(千)パンフレットの中でボールを投げるシーンがあって、すごくかわいいという評判なんですが、それを皆様にも見て頂こうと思ってボールを3つ用意しました。今から綾が投げます。
(客席のあちこちから、ほしい!ほしい!との声)
いーち、にーの、さ〜〜ん・・・・

1球目・・・ぎこちないフォームでしたが、愛郷のあるかわいらしい投げ方でした。
が、びっくりするほど遠くへ飛び左側の10〜15列目ぐらいまで飛んでいきました。

2球目・・・スローで投げようとしたのですが、すっぽぬけた感じで、1〜2列目に落ちました。
3球目・・・千春さんが投げ、1球目と2球目の間ぐらいに落ちる。

(綾)ということで、楽しくやっていきましょう。
(千)そうですね。もう後半戦になりますけど、皆さん、元気ありますかぁ・・・みなさーん!!!
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(ここから、アップテンポの曲を続けざまに歌っていきます。)

*10曲目「涙にさよなら」

*11曲目「Blue Sky」

*12曲目「空は私のもの」

(千)さぁ、みなさん立ってくださぁーい!!

*13曲目「ランナー」

千春さんは、曲の最中、ステージを左右に何回も移動しながら歌っています。
千春さんは、歌詞の「だいじょうぶだよッ!!」という所で耳の横で指さす様な振り付けで踊っていましたが、その仕草がとてもかわいらしく見えました。

またこの頃には、ほとんどの人が立っていたのですが、最前列で恥ずかしそうにしている人がいました。
その人はちょうど、綾乃さんの目の前だったので、綾乃さんがそばに寄ってきて、一生懸命笑顔で励ましていました。
 

*14曲目「逃がさないで」

(千)kiroroのコンサートは「老・若・男・女」で楽しめます。
帰しません、帰しません、踊らないと帰しません。
さぁー立って、踊ってくださーい。
終わりません、終わりません、みんなが立たないと終わりません。

また綾乃さんが励ましていた人に千春さんが気がつき、近寄って、「だいじょうぶ!」「だいじょうぶ!」と叫んで励ましていました。結局最後にはほとんどの人が踊っていました。
まぁ、成功した方ではないかと思っています。
 
 

*15曲目「最後のkiss」
(千)ありがとうございました。
えー、バンドのメンバーを紹介します。

メンバーを紹介した後、みんな1列に並び、手をつないで礼をします。
その後、退出していきます。
 
 

****アンコール****

客席は、立ったまま、アンコールの手拍子をしています。
なかなか出てきません。少し時間があった様な気がします。
照明が再び灯され、再び登場します。

(千)どうも、ありがとうございます。
えー、4年目になりますけど、今でもこうやって聴きにきてくれる人がいて幸せに思います。
アンコールの曲ですが、アルバムに入っている曲なんですが、沖縄のイメージをした子守歌の様な歌なので、腰をおろして聴いてください。

*16曲目「好きって気持ち」
曲の最後に「チンサグヌ花」の一部を歌っていました。

曲のあと、「チンサグヌ花」の歌詞の意味を説明していました。
歌詞の意味は「貝塚コンサートレポート」をご覧ください。ここでは省略します。
 

*17曲目「未来へ」
 
 

−−コンサート終了−−

今回のコンサートは後半、バタバタと急ぎ足で流れた感じはありましたけど、静かな曲もじっくり聞けた上に後半は盛り上がることができたので、なかなかバランスのよいコンサートでした。
しかし、時折、声がかすれてたので、喉が心配です。
よく、がんばっていると感心します。私達も負けない様に、がんばっていきたいですね。
ツアー終了後、お疲れさまと一言、言ってあげたいです。

また、千春さんの高音の声が割れた様に聞こえるのは僕だけでしょうか?
(千春さんそのものの声ではなく、スピーカーを通すと)
時々、気になります。