11/05
だから問題点を挙げるとすればそれはやる気以外のなにものでもなく、それゆえ僕は殊更にやる気とピョートル1世の関連性について述べなくてはならないのです。ピョートルってなんか間延びした感じですよね。やる気なくなる。さてピョートルが略称であって正式名称が「ピョーと取る!ジャガー」だということは皆が知るところでありいちいち説明するのも皆様を侮辱する行為に値すると思いますが、そんなことはどうでもいいので僕の部屋に置いてある物を書き連ねていこう思います。ベッド、クローゼット、テーブル、パソコン、本棚×2、パソコン、その周辺機器、辞書、服、漫画、小説、MD/CDプレイヤー、ゴミ箱、ルイ14世三人。明らかに邪魔なのはこのルイ14世三人であり僕はほとほと困っているのであります。一人が「朕は国家なり」と言うと他のルイ14世が連鎖して同台詞を喋り、するとまた一人がそれに連鎖して言い、そしてまた他の一人が連鎖して言います。僕の部屋は「朕は国家なり」で満たされてしまいました。こうなってくると僕自身も国家であるような気がしてきます。それは多大なる妄想であることに間違いはありませんが元々人間は常時善悪正誤の判断をすることが非常に困難な生き物であり状況によってはその判断が通常と全く逆転してしまうことも十分に考えられるのであります。それゆえ僕が自分は国家であると思い込むのも極自然な結末といえるでしょう。国家となった僕は他のルイ14世とバンドを組みました。僕らに技術はありませんでしたが自分が国家であることの情熱にかけては誰にも劣らないと思っていたのです。
11/11
「少年、何故そのような貧しいものを食べているのか」「私めには金が無いからです。これが私めに許された最大の食事であります」「なんと、それは哀れな。この金を差し上げよう。好きなものを食べるがいい」「いえ、見ず知らずの方からそのようなお金は頂けません」「素晴らしい! その謙虚さ気に入った。私からの好意だ、是非受け取ってくれ。どうせ金は腐るほど持っている」「そこまで言われたら受け取らないわけにもいきません。ありがたく頂戴致します」 を夢見て毎日マクドナルドでハンバーガーとチーズバーガーを貪っているのですが一向に僕の足長おじさんは現れません。どこに不備があると言うのでしょう。ああ向かいのソファー席で寝転がってる大学生右隣で新聞読みながらコーヒーを飲んでるサラリーマン左隣で今日初めてマクドナルドに来たかのような老夫婦後ろで女の機嫌を必死に取ってる男、皆が僕を嘲笑ってるように見える。足長おじさんの訪れない僕を。心の中でほくそ笑んでいるに違いない。確かに待っているばかりの僕も悪いのかも知れない。だけど他にどうしろと言うんだ。格ゲーでは僕は待ちキャラだ。ゲーム右翼で高らかにゴミ扱いされるような待ちキャラだ。高校のときのクラスメイトの1人に格ゲーと言ったら通じず、終いには「オタクくさい」とまで言われた。格ゲーが一般用語だと思っていた僕にはとてもショックだった。世界との壁を感じた。これもそうだというのか。これが僕と世界の壁なのか。皆は足長おじさんなんて来ないと思ってるのか。いや、僕も本当はそう思ってる。足長おじさんなんて来ない。このまま店内で待ち続けても来るのは店員と「すみません、もう閉店なので」という冷たい台詞だけだ。そしてその店員の顔にマスタードを塗って二度とマクドナルドに行けなくなるだけだ。
11/12
「宿題を忘れた奴は正直に立て」
「……」
「よし、そのまま両手を挙げろ。息を吸い込みながらだ。……そうだ、そして左右に手を大きく開きながら下ろせ。今度はゆっくりと、息を吐きながら」
「……」
「それが深呼吸だ」
「先生、馬鹿にしないでください! 僕達だって深呼吸ぐらい知ってます!」
「なにィ!? 貴様口答えするか!」
11/13
部屋で自然と独り言を呟いている自分に不意に気づいたとき泣きたくなりませんか。こみ上げてくるのは笑いですが。「なーんちゃってもう!」「んなわけねーだろぼけー(やたら愉しそうに)」とか言ってるんです。これはスタンド使いの攻撃だと思ってみても一向に気が休まることはなく寧ろその考えで気が休まる方が問題ですが、とにかく僕はどうにかしてこの事象に外的要因を見出そうとしました。無論これは愉しげに独り言を呟くのが自分の真なる姿だと認めたくないがための極自然な防衛本能であることは言うまでもありません。その原因追求のため僕は父上の薄くなった髪の毛をプチプチ抜きながら考えに耽っていました。僕はこうすると考えが纏まり易くなるのが過去の統計でわかっています。と思ったら統計ではなく亡霊でした。言い直します。僕はこうすると考えが纏まり易くなるのが過去の亡霊でわかってます。何やら意味深になり物語も佳境に差し掛かってきましたが作者急病のためここで打ち切らせていただきます。やる気はありません。でもチョコレートは人一倍あります。勢いで5箱買ったんですけどどうしよう。
11/23
文章の書き方を忘れてしまったので、自分自身を思い返すためにログを読み返してみた。そしてもう過去のように書くことなどできはしないことがわかってしまった。昔の僕は「!」を多用していた。しかし今ではこんな記号は使えやしない。何故ならこれは頭をちょん切った蛇の姿を模しているからだ。蛇好きの僕にはそれはとても辛い。とてもとても辛い。どのくらい辛いのかというとタイ料理の中に入っている唐辛子を思わず食べてしまったときの如く辛い。それはつらいじゃなくてからい。送り仮名が同じで読み方が違う漢字って紛らわしいよね〜って話。
11/24
マジダル。マジダルとは「マジでダルい」の略称です。わからない人がいたらすみません。意味を考え込んでしまった人がいないことを祈ります。類似語としてマジカルがあります。これは「マジで軽い」の略称なのですが最近誤用が目立ちます。正しい用法で使われることを祈ります。ルイジアナはアメリカの領土です。かつてはフランス領でしたがアメリカがナポレオン=ポナパルトから買い取りました。そろそろフランスが仕掛けていた爆弾が爆発する頃だと思いますがそのようなことにならないことを祈ります。ルイージはマリオの弟です。緑色がとてもよく似合う緑黄野菜です。ドレッシングをかけられて誰かに食べられてしまわないことを祈ります。僕は皆の幸せを祈ります。何故って、チェーンがチャーミングすぎるからさ。
11/26 ごめんなさい
「黒戸さんって年上の女性が好みっぽそうですよねー」
「いや、金持ってる人がいいな」