日本メーカーが、世界のアマチュア無線市場を席捲することになった名機"101"です。
メンテナンス本も出版され、情報も多いので、説明不要でしょう。
写真の現物は、101Eの後期バージョン、つまり101シリーズの最後です。(FT−101Zはまったく別物です。)
左から、FTV−250、FT−101E、FR−101、SP101
しかしながら、FR−101は最も初期のアナログバージョンです。使った感想として、基本的には文句なし。受信音が少々パリパリとうるさい感じがあることが気になるぐらいでしょうか。FR−101では、もっとソフトな受信音に感じました。
ラインとして、YO−101、FTV−650B、デジタルディスプレイなどがあれば完璧ですが、入手できておりません。
我が家にある101関連のカタログだけで、これだけありました。
TRIO TS−520
TS−510以降、パッとしなかったトリオが天下の"101"に対抗すべく1973年に発売したTS−520です。周波数構成などは510/511から変化していませんが、当時としては最適な半導体の使い方をして、101より少し安く401より少し高い絶妙の価格設定、一新されたデザインで"新しい"と言う感じが受けたのか、ベストセラーになりました。これも詳細説明は不要でしょう。
受信機やセパレートタイプ、リニアアンプこそ発売されなかったものの、トランスバータの品揃えなど、101を意識した構成になっています。
写真の現物では、VFOのみがマイナーチェンジ版(V/Sタイプ)のVFO−520Sです。
これらは、最近になって知人宅などから転がり込んできもので、残念ながら自分のシャックで本格的に使った事はありません。
下のカタログは、左上から順に、’73年9月、’74年2月、’76年6月、’77年4月のものです。