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デビュー30周年の記念のツアーに自分の誕生日記念を合わせてこの時初めてLondon以外の地でCliffを見ました。その最初がLiverpoolとなりました。ここのチケットは最初は取れていないと思ったのですが、書留が届かなかったようで再度劇場のBox
Officeが連絡をくれたようです。チケットは現地で受け取ることになりました。ここに私への発券記録があったので、2日目と3日目のチケットを落とした(ドジ!)にもかかわらず、再発行までしてくれました。Liverpoolの町は活気がないしきれいとは言えないのですが、このおかげで印象は悪くはなりませんでした。(後日、Londonの地下鉄で財布とクレジットカード、パスポートまで取られるという散々な旅行になってしまいましたが・・・)
外の寒さにもかかわらず、会場は熱気ムンムンという感じで始まりました。1曲ごとに違う照明に気付いたのはすぐでした。"Ocean Deep"はSilverの時の方がいいな・・・と思いつつ、雰囲気を変えてくるのがCliffの手です。"Living Doll"のところではThe Young Ones(Comic Reliefというチャリティで"Living Doll"を競演したコメディアン達。同じ曲を27年後再録音して再びチャートのNo.1になったという珍しい記録を作った)があたかも来ているような振りをした後に"They're not here"と。ラストはニュー・シングルでクリスマス・ソングの"Mistletoe and Wine"。会場は大合唱でした。2日目の隣のお姉さんは"Merry Christmas, Cliff!"と叫んでいましたが、Cliffには届かなかったようで・・・ | |
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会場はこの頃までChristmas Tennisをやっていた体育館のような所。Liverpoolよりもステージの幅を広げて作ってありました。また1階席の後ろ半分は臨時に階段席を作ってありました。階段の床が抜けそうでした。横の方の席には車椅子の人達がかなり来ていました。
曲目等はLiverpoolと全く一緒でした。ただ違うのが、3日目の"Mistletoe and Wine"。曲に入る前に、この曲がこの週のUKチャートでNo.1になったことを報告し、ステージ上でバンドと共にシャンペンで祝杯をあげていました。会場も大騒ぎ。私の英国最後の夜でもあり素敵なプレゼントをもらった気分でした。結局この曲はこの年の年間売り上げもNo.1になりました。 この時のツアーでチケットが取れたのはラッキーだったとか。かなりの英国ファンが取れなくて不満が出て、翌年の6月に30周年記念の"The Event"(2日間、LondonのWembley Stadiumで)をやることになったと聞いています。 | |
<part 1>
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<part 2>
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At Apollo Victoria, London on 28th of Nov. to 3rd of Dec.、1983 | |
デビュー25周年を記念して行われたツアーで、Londonでは5週間に渡ってありました。その前に英国各地で4週間回った後でした。Londonには英国各地はもとより海外のファンも多く訪れていました。日本からのパッケージツアーも企画されて見に来ていた方もいらっしゃいました。私は当初別の日のチケットを申し込んだのですが取れず、たまたま日本の方がこの期間の余りを持っていらっしゃったので譲ってもらいました。この日程に自分の誕生日が含まれていたので記念にはなりました。
会場は前回と同じで、この時点で私はここの会場以外は知らないと言うことになりましたが・・・Londonの町中で駅のすぐそばなので便利な所でした。 このツアーに合わせてアルバム"Silver"と"Rock 'n' Roll Silver"が発売されていて、2枚を合わせてボックス・セットもありました。(日本では"Silver"をCDでも発売し、Cliff最初のCDとなりました。) 曲目は古いヒット曲とこの記念の2枚のアルバムの中からの曲が殆どでした。中でも"Ocean Deep"は今でもファンの間で人気No.1になる程の曲で、照明効果も抜群でした。ステージスモークで一杯にしそこへレザー光線を横一杯に当てるという緑色の海の効果でした。会場からは曲の途中にもかかわらず拍手がわき起こりました。2時間余りのステージのハイライトとして使ってあり、この曲をもって後ろにいるファンが前の方に駆け寄ってきます。(その前の曲までは警備の方がストップをかけていました。ファンのマナーも良いので問題は起こっていませんでした。日本では信じられないでしょう。) 再びLondonを訪れてCliffを見るとは思っても見なかったのでとても幸せな気分でした。この頃から、次第に病みつきになっていった気がします。そして、Cliffの方もツアーで使う会場が広くなっていったような気がします。 余談ですが、この頃付き合っていたプロテニスのSue Barker(現スポーツキャスター)が土曜日に会場に現れていました。"Ocean Deep"の前に係りの人に促されて楽屋に引き上げていました。それ以降、会場が混乱するからでした。 | |
<part 1>
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<part 2>
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At Apollo Victoria, London on 29th of Sep. to 4th of Oct.、1980 | |
これが私が海外で見たCliffのコンサートの最初となりました。また、最初の海外旅行でもありました。最初の海外旅行でいきなりフリーで行くことになって不安もあったのですが、Cliffを見ることができるなら・・・と出発しました。そして、Londonの霧のために飛行機がManchesterに降りてしまうというハプニング付き。飛行機は朝に着いたのにLondonへは夕方到着するというとんでもないことになりました。宿泊を予約していなかったので焦りましたが、何とか宿は見つかりました。皆から「よくそんなことをする!」と言われましたが・・・今となっては懐かしい限りです。(その後の旅行ではよその空港に到着することはありませんでした。)
この時はApollo Victoriaがオープンしたばかりの記念コンサートとなっていました。Cliffの方は前年に"We don't talk anymore"(邦題は"恋はこれっきり")が久々の大ヒットとなりその勢いもあって、この時の最新アルバム"I'm no hero"からのシングルがアメリカのチャートも賑わしていました。曲目も過去のヒット曲に加え、"I'm no hero"の殆どの曲でした。他には映画"XANADU"でデュエットした"Suddenly"をやるのですが、Olivia Newton-Johnは来ていないのでステージの前にスクリーンを降ろし、そこに彼女のスライドをハート型に映して歌っていました。Oliviaのパートはバックトラックでした。会場からは「ヒューヒュー」とか笑いが起こっていました。また、"I'm no hero"のタイトル曲のところでもこのスクリーンを使いモノクロの面白い映像を映していました。 この前までは来日コンサートを2回見ていただけですが、Cliffは日本向けにゆっくりとしゃべってくれました。ところが、この時は英語圏の人が対象とあって口が早くて・・・よく分からないままでしたが、音楽は世界共通、十分に楽しめました。 ラストのアンコールは2曲。"We don't talk anymore"と"Dreamin'"(当時のシングル)で決めていました。 | |
<part 1>
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<part 2>
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