- 40th Anniversary Concert - with the Royal Philharmonic Concert Orchestra - 1998/11/29 ~ 12/5 - |
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デビュー40周年を記念して行われたLondonのRoyal
Albert Hallで1週間5回見てきました。チケット入手でドジをしてしまい当初4回分を何とか手にしました。その後、 6日まで滞在することにしたので5日(土)のチケットの販売をCliff
Unitedで見つけ運良く手にし、合計5回となったわけです。 最初の4回は最上席またはそれに近い席で上から眺める形になりました。上から見るとステージは真ん丸い形で、丁度レコード・プレーヤーのターンテーブルを見ているようでした。ステージ上に落ちる照明も工夫してあり、ちょっとした楽しみでした。Cliffは真ん中の穴から登場。この穴からは椅子なども出てくるのですが、その作業がチラチラと見えていました。最後にはサンタクロースも出てきました。最後の1回はstall席で、サウンド・エンジニアの近く。そのせいか、上で聞いていた時よりも音が数段良かったような気がしました。 |
今回もまた第1部・第2部の構成で、それぞれ約65分・75分の長時間でした。何となく年々長くなっているような気がします。もっとも、第1部では2人、第2部では1人のゲストが入りますので、Cliff自身がやっている時間はそんなに変わらないのでしょう。第1部の2人は私の性には合わなかったせいか少々退屈していました。第2部は最新アルバムのラストの曲でデュエットしているVincenzo La Scola(テノール歌手)で、1曲歌った後にこのデュエット曲Vita Miaをやってくれました。アルバムで聞いた時、コンサートで聞くのは無理かも知れないと思っていただけにとても嬉しく思ったのでした。他の選曲も、なかなか良かったのです。最新アルバムからも結構やってくれ、よくやっている古いヒットは比較的少なかった気がします。 オープニングはFrom A Distanceで、いきなり盛り上がった感じでした。最新アルバムのタイトル曲Real As I Wanna Beで見せるステップはちょっと変。私の一番のお気に入りのMiss You Nightsもまたちゃんと入れてくれて、プログラムを買ったら付いてくるトーチを灯していました。珍しく'60年代後半に取り上げていたWill You Still Love Me TomorrowやSoftly As I Leave Youも入っていました。第1部のラストは相変わらずのノリ(良い意味です)のWired For Sound。 第2部のオープニングはMove It。休憩中に飾られていたエレキギターを抱えての演奏です。この曲からもう40年。もっとも、そのデビューを私が知っているはずはありません。こちらは、最新アルバムからの曲が中心になっていました。これだけ長くやっているのに、まだ新しい曲を取り入れてくるのはやはり普通のエンターテイメントとは違います。バックメンバーもコーラス隊(?)を揃えて、ボーカルに重みが付いていました。そして、久々にOcean Deep(終了体制に入るハイライト曲)もやってくれました。やっぱりこの曲良いですよね。そしてIt'll Be Meで賑やかに盛り上げたところで、季節柄クリスマス・ソングとしてLittle Townがラストになりました。この曲ではゲストも含めた全員がステージに上がっていました(オーケストラ、ドラムス、キーボードは無理ですが)。プラスチックの雪が降って、最後に40周年の垂れ幕が降りてきて終わりました。この時の時間は11時近く。冬のLondon、外は寒い筈なのに頭の中はとっても熱くなっていました。 |
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おまけを2つ。 1つは何と言っても12/4(金)のHank Marvinの登場でしょう。Ocean Deepが終わったところでステージ上にマイクスタンドが2本。本来ならここでDevil Woamが始まるはずでしたが、これを削っての演奏でした。やったのはTravellin' LightとThe Young Ones(例のステップ付き)でした。みんなで大合唱していました。よく考えてみると、生Hankを見たのはこれが初めてでした。何だかとっても得した気分。 もう1つは、ご覧の通りひげを生やしていました。かなりの不評のようで、1人の女性が途中でヒゲソリをプレゼント。Cliffはそれでひげを剃る真似をしステージの袖に置きに行く途中、今度はバックコーラスの坊主頭の男性を捕まえて頭を剃る真似をします。これには大受け。捕まった男性にも受けたようで、肩を抱き合っていました。でも、やっぱり気になるな・・・あのヒゲ。 こんなわけでまたまた楽しんできました。ついでに、この時期は寒いけど各通りのクリスマスのイルミネーションが綺麗なのでいつも楽しみにしています。 |
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<part 1>
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<part 2>
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AT THE POINT DEPOT, DUBLIN ON 10TH, 11TH AND 12TH OF DECEMBER, 1992 | |
今回は最終地でもあるダブリンで3日間楽しんできました。会場は10年前までは駅だったという建物で、ダブリン市街の中心地から徒歩で25分くらいかかるところです。車での来場者が多いせいか、会場までの(Cliff
Richard Concertという文字の)案内板が道路標識のように所々に掲げてありました。駅の名残のある建物は石造りのため音響は素晴らしく、7000人は入るという会場全体が沸いていました。聴衆の殆どが地元の人らしく、イギリスとは少し違った印象を受けました。その乗り方にしばし呆然としてしまい、休憩中に「もっと手拍子を!」と言われたくらいです。 最終日の12日はCliffを始めバンド全員が張り切っていました。またちょっとしたおまけも・・・1部のラストの ON THE BEACHの時にはバックコーラスの男性2人が飛び出してきた途端大爆笑。2人とも頭に白いキャップをかぶり、片方の男性はお腹に詰め物(多分タオルか服)をしていました。2部ではまずドラムセットのと2台のキーボードにクリスマスの飾り付けをし、SOME PEOPLEを歌う時のCliffのギターにはやはりクリスマスの飾りのボールが下がっていました。そしてMISTLETOE AND WINEのラストは女性のバックコーラスのソロになるのですが、スタッフ(と思います)の2人の男性が聖歌隊の白い服を着て口パクでライトを浴びていました。またバンド照会時にはサックスの上に何か落ちてきたり(上に箱が吊してあった)、ラストのPEACE IN OUR TIMEのバックコーラスに大きい女性が加わったりしていました。そして極めつけはMY KINDA LIFEが終わった後の会場からの"OLE,OLE,・・・"の大合唱。このコーラスはサッカーで歌われるものですが、特にこんな風に盛り上がった時にどこからともなく沸いてきます。これには私も大感激、Cliffも喜んでいるようでした。 ところでここで余談を2つ。1つ目は、この最終日に会場に入った途端インタビューを受けてしまいました。”日本から来た”というと”すごいファンだね”と言われてしまいました。どこかのプレスとは思いますが、話題を1つ提供したようです。2つ目はホテルのテレビをつけていた時のことです。ニュースの時間にちょっと砕けたコーナーになり、CliffのI STILL BELIEVE IN YOUのプロモーションフィルムが流れ、続いてコンポーザのスタジオ・インタビューとなりました。司会者が”クリスマス・チャートでCliffはどうでしょうか?”という質問に彼は一言”CLIFF,GO!”と答えていました。Cliffにこの曲のデモテープを送ってそれが採用されたことを喜んでいました。 (以上は、ICRM日本支部で発行されている”HOT SHOT”という会報に載せた私のレポートです。一部変更しました。) |
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<part 1>
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<part 2>
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