LondonからCornwallまたはCornwallからWalse(Cardiff)への移動はかなりの距離で1日での移動はハードになるのでこのDevon州の西の端にある町に泊まることにしました。最初はCornwallに行く前に1泊、戻る時に2泊の予定を立てていたのですが、最初の宿泊で町をちらっと見るとなんだか面白そうと。すぐにもう1泊する事に。最初に泊まった宿にまた泊めてくれるように頼んでCornwallへ向かいました。
Plymouth | |
Englandの南海岸、English Channeに面する港町です。また軍港としても有名。町の規模もかなり大きく交通、宿、ショッピングなど十分にそろっています。特に港のあたりはレストランといろんなお土産店が並んでいます。レストランの外にもテーブルと椅子が並べてあり、お日様の下で食事(+ほとんどの人はそれにビール)をしていました。最初に1泊したLondonの宿の人が”この後何処へ行くのか?”と聞いた時”最初にPlymouth”と答えるとその人は”2年ほど前に住んでいた。とっても綺麗な所だよ”と。大きな町なのでLondonよりは綺麗と言うことかと思ったのですが、本当に綺麗な所でした。お天気も良かった(というより良すぎた)せいもありますが。 市内をPlym川が流れています。町の名前もこの川の河口というのは説明するまでもないでしょう。ツーリスト・インフォメーションには”Cornwallへの入り口の町”とありました。 |
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Sutton Harbour |
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交通 | |
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Walking in Plymouth
Armada Way, Hoe Park, and The Hoe | |
Armada Wayは町の中心を貫いている歩行者用の大きな道で中央には花壇や植木、所々にはモニュメントも置かれています。両側は車道があるところも。この道を南に向かって歩くと海岸にあるHoe Park、その先にThe Hoeという海を見下ろす広場があります。Plymouthを出入りする船がこの広場からよく見えます。お天気が良い日はピクニック気分でここに腰を下ろして色々な船を眺めて過ごすのが気分壮快でした。 | |
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Seaside ways | |
ツーリスト・インフォメーションが面しているSutton港から西へと海沿いの道を歩いてみます。
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Barbican Glassworks | ||
ツーリスト・インフォメーションのすぐ側にあるガラス張りの建物です。とっても目立っていました。バスを降りた後ツーリスト・インフォメーションを探している時に道行く人に場所を聞いたらこの建物が見えたら・・・と目印にしていました。聞いている時は何のことやらと思ったのですが、”Barbican”という言葉が残った状態で言われた通りに進むとこの建物が見えその言葉が理解できました。その他、この建物があるBarbicanのエリアはレストランやお土産店が並んでいます。レストランの前の広場にはテーブルと椅子(各お店のものです)が用意されていてそこで日を浴びながら食事(+ビール)をしている人が大勢いました。とっても賑やかな所でした。 ここではその名の通りガラス細工を中心とした工芸品が並んでいました。その他のお土産品も並べてありました。奥の方ではガラス細工製作の実演も行われています。棚に並べてあるガラス細工を見ていると欲しくなってしまうのですが、何せ割れ物。持って帰るには細心の注意が必要となるので見るだけにしました。平日9-18時、日曜日11-17時、通年オープン。 |
Barbican Glassworksの入り口; この日とっても暑かったのが分かります? |
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museums and Aquarium | ||
市内には他の町と同じように美術館があり、また港町なので水族館もあります。私は開いている時間帯に他の事をやっていていずれも訪れることができませんでした。ここではとりあえず紹介だけしておきます。
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Boat Trips | ||
Mayflower Stone Stepsの辺りには一般市民が利用する小型のフェリーと観光用のボートが並んでいます。観光用は海軍用のドックを回るツアーで1時間半から2時間くらいで戻ってきます。出発時間と料金はその近くに看板を立てているのでわかりやすいと思います。 私のその内のTamar Cruisingというのに乗りました。このツアーは軍艦が並ぶドックを抜けてTamar川の河口まで行って戻るものでした。この時の軍艦は5~6隻ほどは停泊していたと思います。各軍艦の国籍と名前をちゃんと説明してくれました。(覚えているはずがありません。) 寄港している軍艦のリストはThe Hoeにある案内地図にもプリントを挟んでありました。Tamar川まで進むとそこから鉄道用の鉄橋が見えます。この鉄橋は英国の土木・造船技術者のBrunelが設計、Brunel's Railway Bridgeと言われていて1859年に作られたそうです。観光名所の一つになっています。 |
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軍艦が5隻ほど並んでいる光景 |
後の3泊でCornwallから戻ってきた時、ツーリスト・インフォメーションで見つけたのがこの荒野にあるストーンサークルの絵葉書でした。そんなのが近くにあるとも知らなかったのですが、側にあった地図でこのDartmoorの位置を確認しこれなら日帰りで何とかなりそうと思いました。その地図にあったThe
Longest Stone Rowというのを特に見たくなってそこに近いと思われるIvybridgeまで行くことに。駅で時刻表を調べ確認した地図を手に入れました。
当日の朝宿の奥さんが”今日は何処へ?”と訪ねるので”Dartmoorへ”と答えると、”何処から行くの?”と。”Ivybridgeから”と答えたら”あそこは住宅ばかりよ、Yelvertonの方が綺麗”と言われてしまいました。”Stone
Rowを見に行く”と言ったけど通じず・・・”土曜日なので交通の便が悪いかも”と言われながら決心は変えずIvybridgeに向かいました。
この日はとてもお天気が良く、もしやの場合に備えていたレインコートとトレーナーは全く使わず、ずっと半袖のポロシャツ姿でいました。そして荒野を無事に出てSouth
Brentのバス停で時間があったので腰を下ろして何となくヒリヒリとしていた右腕を見るとかなりの日焼け。袖の跡がくっきり。左腕も焼けていましたが型はそんなに付いていません。胸元も右の方がひどく焼けています。そんな日の当たり方でした・・・でも、こんな所で日焼けしようとは思わなかったので翌日あわてて日焼け止めとアフター・ケアローションを買いました。この日焼けは1週間後Wimbledon観戦中に皮がむけ始め、帰国後1ヶ月くらいで焼けていない部分を焼いて片が分からないようになりました。翌朝宿の奥さんは”昨日はDartmoorに行けた・・・ようね”と日焼けを見て言っていました。
南北東西に約33kmの広がりを持つ荒野です。この荒野は国立公園になっていますが、その中を道路が通っていますし、村も点在しています。この中には名所も多く車でも近くに行くことができると思います。上の地図でお分かり頂けると思いますが、名所は殆どが離れています。これは後で知ったもので私が歩いたのは下の方にある1~7までの範囲です。見事(?)に名所を外しています。しかも目的だったLongest Stone RowもBoundary Stonesと勘違いしていました。もっともそこまでは到底たどり着いたとしても帰れなかったと思っていますが・・・別に悔やんではいませんが、もし次に行くならTavistock辺りに泊まってMerrivaleの複合型の遺跡を見たいと思っています。尚、地図上を這い回っている黄色い線は小道です。乗用車1台くらいは通ることができると思います。また、ツアーもあるようで各ホームページでも紹介されています。 | ||
Dartmoorの眺め;こんな景色が延々と続く(2枚の写真の合成) |
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walking in Dartmoor | ||
Ivybridgeの駅から暫く線路沿いを歩くとTwo Moors Wayの矢印が上の方に向かっていました。途中ちょっと迷いはしたもののゲートを抜けると突然荒野が目の前に広がっていました。そこからは道というのが無くて・・・放牧場にもなっていて、ここを本当に進んでいいものかどうかと思ってしまいました。とりあえず少し進むと男性が1人向こうの方を歩いていたのでそのまま入っていても良いと確信しました。その男性が暫くして声をかけたようで・・・私に向かってとは思わなかったのでそのまま歩いているとこちらへ向かってきてIvybridgeの方角を聞いてきました。彼には”スタンディング・ストーンは見た?”と聞いたのですが”見ていない”とのこと。この時点で道らしいのが無くなっていたので方角が怪しくなっていたのです。彼はそれから荒野を出るようでしたが、まだ朝の11時にもなっていないのにです。もしかして一晩荒野で過ごしたのでは? | ||
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1. Cairns |
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3.Boundary Stonesの並び |
2. Hangershell Rock |
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延々と続くBoundary Stones; 左の道はTwo Moors Way |
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4.Settlementsに広がる石達 |
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5.Three Barrows;右に立っている石には標高らしき数字が彫られていた |
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6. Hickley Plain's Settlements |
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7. Ball Gate's Cairn |
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ゲートには2つの矢印が。片方がSouth Brentに向かう道だったのでそちらに進みました。途中までは1本道。2本に分かれたところで何となくこちら・・・と思って進んだらちょっとした広場へ出ました。この時点で自分が何処にいるか完全に分からなくなってしまったのです。運良く2人ハイカーがいたので聞いたら”向こうのゲートを出てずっとずっと下って、電話ボックスが見えたらSouth
Brent”と教えてくれました。下りの連続の道を進んでSouth
Brentに出たのはいいものの、バス停は何処? 適当に歩いていたら国道A38に出てすぐにバス停も見つかり無事にPlymouthに戻ることができました。 後にDartmoorだけの地図を見つけ、写真集もあったので買ってきました。自分が歩いた所は・・・と、確認するとほんのちょっとの範囲。これだけ広い荒野だから仕方ないですね。でも、気持ち良かったのです。 |
有名なポイント | ||
よく絵葉書や写真、ホームページで紹介されている名所を紹介しておきます。写真ははないのでいくつか関連のサイトをリンクしておきますのでそちらで見て下さい。位置は上の地図に全て記入していますので参考にして下さい。
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その他 | ||
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Dartmoorに入ってすぐに会った羊; 子羊は写真を撮るまで動かなかった (本文とは無関係) |