Sligoを朝7時40分の列車に乗りDublinに着いたのが10時45分。当然宿の朝食時間は間に合いません。チェックアウトも早朝なので支払いを前日に済ませたところ、朝食(パンと紅茶)は夜の内にセットしておくからと言ってくれました。鍵はテーブルに置いておくようにとのこと。宿の方の心遣いが嬉しかったです。この時に宿の子供達が近づいてきて色々話しかけました。とっても人懐こいのです。日本語の挨拶を聞いてきました。「英語はどれくらい勉強しているの?」と聞かれ、中学から数えるとその子の年(11歳)より多い! それでもうまく話せないのに愕然としてしまいました。また、年齢も聞かれ、答えると「わっ!ティーンエージャーかと思った」と言われてしまいました。ティーンだったらその子と数歳しか違わないことになります。その後すぐにお母さんに「もう寝る時間(10時?)よ」と言われて引き上げていきましたが、外を見るとまだ明るいのです。何だ可愛そうな気もします。Sligoの最後のおまけでした。
Trinity College Summer Residents | ||
Dublinに戻って宿を取りにツーリスト・インフォメーションへ。夏の旅行シーズンのためか2泊でもなかなか町中では取れません。そこでコンチネンタル・ブレックファストだけどTrinity Collegeがあると言われ、場所もいいのでそこに決めました。部屋は大学の中。辺りの建物は短期・長期の宿泊所でした。大学は観光客も泊めているのですから・・・構内を横切ってNassau Street Gateを出ると、すぐ向こうには繁華街のGrafton Streetがありとっても便利な所です。静かな所でもあるので良かったのですが、シャワーがぬるかったのには参りました。冬は泊まれないな・・・と思っていたら、夏期だけのサービスとか。部屋の棚や引き出しに敷いてあるのがコンピュータのフォーム用紙(普通は包み紙の様な綺麗な紙)。さすが大学です。朝食時に食堂を見渡したら、大学の先生らしき人が大勢いました。何だか、これだけで面白い経験をしたように思えました。おまけに、大学構内図とサービスの小冊子まで手に入ったのですから。(右の写真は泊まった建物。3階の部屋で眺めはテニスコートでした。元気な男性達が数時間プレイしていました。) |
O'Connel Street |
Parnel Monument | ||
出発の日に午前中ちょっとした時間があったのでゆっくりと歩いてみました。勿論、中央の歩道をです。南の端はO'Connel Monument、北の端にはParnel Monumentが建っているのでその間を往復したのです。そして、記念(?)にと色々なバスや建物(ツーリスト・インフォメーションも)の写真を撮って回りました。お土産なども買っていました。(要するに暇だった?) たまに懐かしくなる通りです。 | |||
O'Connel Street |
O'Connel Monument |
またもやDublinからの日帰りで、今度は南の方面を探してみました。そこで見つけたのが美しいと言われる庭園のPowerscourt Gardensでした。Dublinから近くの村のEnniskerryにはバスが出ているとかで、行きはバス。本数が少ないので帰りはBrayという海辺の町にバスで出て列車で帰ることにしました。往復で違うコースを取るとその間の景色は2倍楽しめるわけです。 | ||
Powerscourt Gardens | ||
この庭園は必ずと言っていい程政府観光庁のパンフレットに写真が載っています。そして、英国政府観光庁のパンフレットでもアイルランドの宣伝のためにも使われている程です。Enniskerryのバス停から少し上がった所に表門がありました。そこで入場料を払って進むと道の両側は刈り込まれた草地と背の高い木々ばかり。途中南側に広がる草原の先にはGreat
Sugar Loafという三角形の綺麗な山(左上の写真の後ろに見える)が見えました。 屋敷(入場不可)がある所まで辿り着くと紹介されている写真の庭園が広がっています。この綺麗に手入れされた部分だけを見ると英国的な感じもします。屋敷の正面の道を進むとすぐに階段があります(写真左上)。この階段の敷石はモザイク城にデザインされていて印象に残ります。その先には大きな池。中心になっているのがこの部分ですが、その回りも楽しめるようになっていました。 その中にJapanese Gardens(写真左下)というのがありました。行ってみると、日本的な所もありましたが、橋の欄干に赤を使っているのはちょっと違うような気がしました。近くにいたイタリア人の観光客達は”ニンジャ”と言いながら走り回っていました。また、Italian Gardens(写真右下)というのもありましたが、どこがイタリア的なのかよく分からないまま見て歩きました。そしてあちらこちらには花壇が設けてあり季節がら花一杯でした。 | ||
Powerscourt Waterfall | ||
庭園を満喫した後、正門へ戻るとそこから滝が4マイル(約6.5km)の所にあるとか書かれていました。行けないこともないな・・・と他に方法がないのでトコトコと歩き出しました。途中庭園の南門があり、滝に行くのだったらここから出たら良かったのに。途中の景色を楽しみながらやっと滝の正門に辿り着き入場料を払って進んでもなかなか滝は見えません。門から滝まで1km位はあったと思います。運動にはなりましたが、行き着いた時には疲れの方が後まで印象に残ってしまいました。 この辺りはピクニック・エリアになっています。滝は落差が90mということですが、アイルランドの低い山から落ちる滝としては傾斜は急な方でしょう。滝壺はとても小さく水はすぐにその先の川に流れ出ていました。水の落ちる音が回りに響いていました。(帰り、また延々歩きました。) |
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Enniskerry | ||
Powerscourtがある村です。バス停がある所が中心なのかその回りは家が疎らに広がっていました。Brayの5km西にあります。 村はCookstownという谷とGlencullenという川沿いに広がっています。1843年に建てられたゴシック調の教会はアイルランドで最初のゴシック調の復活教会の一つということでした。 Dublinからこの村へのバスの中からは正にアイルランドという景色が楽しめました。二階建ての一番前に座っていたのですが、お天気も良くあまりに気持ちがいいので途中ウトウト。どの辺りか分かりませんが、アイルランドのあちらこちらにある円塔までも眺めることができました。 | ||
Bray | ||
Dublinの南にある海岸沿いのリゾート地となっている町です。Dublinからの郊外線の終点になります。列車も割に頻繁に出ているので足を運びやすいと思われます。この南にはBray
Headと呼ばれる断崖があり眺めが素晴らしいそうです。 私は列車に乗るためにEnniskerryからバスで到着しましたが、意外に大きな町という印象があります。バスの終点は駅のすぐ前に着くので迷うこともなく列車に乗ることができましたので、町全体はバスの中からしか見ていません。 列車は始発なのにほぼ満席(乗る時のマナーはあまり良くなかった)。走る方向とは後ろ向きになってしまいましたが、Dublinまでの海岸線を眺めることにしました。延々歩いたせいで疲れて、またウトウトしていましたが、Killiney Bayという海岸を眺める丘にさしかかった所でその海岸の美しさにビックリしてしまいました。以前に取ってきたAer Lingusのパンフレットに列車と同じ所から見たここの写真があり、その場所を自分の目で見ることができたのが嬉しくなってしまいました。本当に一瞬だったので写真はありませんが、アルバムにはそのパンフレットを切り抜いて貼っています。さらに、おまけでスイスの人から貰ったChris de Burghのテレビ番組に同じ位置からのここの映像が映っていました。この近くに住んでいるようです。Dublinから行かれる方はDalkeyという駅を過ぎた後に注目して下さい。私が今までに見た中では最も美しい海岸でした。 |