Cliff RichardのWanted On TourがBelfastスタートと知った時は1年前に訪れたこともあってあっさり決めました。今回は到着が夜になることもあって事前に宿を予約しました。ところがそこの住所が分からず、だいたいの場所だけ知っていました。空港のツーリスト・インフォメーションで地図（実は1年前のを持って行ってたのですが、トランクに入れてしまってました）をもらいバスの終点からタクシーで行くようにとアドバイスを受けました。タクシーを捕まえたら、近くに立っていた女の子も拾って（こんなのあり？）回り道という程ではなかったけど料金はフルで払いました。わずか1年4ヶ月で再訪するとは思いませんでしたが、私のツアーも無事スタートすることが出来ました。

	1年前に訪れたので特に変わっているようなことはありませんが、市街地図（無料）を見るとツーリスト・インフォメーションの場所が新しい（正しい）位置に描かれていました。その他、あちこちが工事中で建物なども増えてきているようです。結構変化も激しいようなので最新情報はツーリスト・インフォメーション（およびそのウェブサイト）で入手して下さい。
	交通
	日本から直接Belfastに入る場合 Belfast International Airportというのに今回また使ったKLMのフライトでは直接Amsterdamから入ることが出来ませんでした。London Heathrow空港に向かいここで入国手続きを行った後Belfastへ。Belfastに着いたのが午後7時半過ぎ。10月のこの時間はもう真っ暗ですが、空港バスはちゃんと運行しています。 Heathrowでの乗り継ぎ時間は約2時間。これが意外と短いのです。先ず入国手続きで時間がかかり、ターミナルの移動をしなければなりません。KLMはターミナル4で、Beflast行きはターミナル1なのでHeathrow Expressを使って移動（この間は無料）するのです。荷物はそのままBelfastまで運んでくれるのですが、人間の方はターミナル1出もう一度チェックインをしなければなりません。最終地の到着時間だと銀行が開いていないのでターミナル1で換金して、とやっていたら2時間なんてすぐです。ですから直接日本から向かう場合は少々余裕を持っておいた方が良いでしょう。

	Odyssey Arena & Whowhatwhrerwhenwhy-W5
	W5は北Ireland初めての対話型の展示センターで100の斬新的な展示物があります。展示物はWOW,START,TO,SEE&DOの5つの行動によってエリアが分けられています。嘘発見器、レーザー・ハープ、橋の建設、大競技場、ロボット製作などの沢山のアトラクションが用意されています。月－金曜日は10-18時、土－日曜日は12-18時の開館。（2001年春に開館） W5に併設されているのがOdyssey Arena（写真右）でコンサート会場でした。多目的会場なのでスポーツなども行われているようです。10,000席。他にここにはレストランも多くあり長時間でも過ごせるようです。 Lagan川の河口付近にあり公共の交通機関はバスです。駐車場もありますが、Arenaの人数をさばける程の大きさではありません。コンサートが終わった後は迎えの車やタクシーが行列を作っていました。私は流しのタクシーも拾うことが出来なくて宿まで歩いて返りました。最短コースだと昼間でも人／車通りが少ない道になるので遠回りでしたが一旦川を越えて車の通りが多い道を歩きました。 昼間念のため下見に訪れたのですが、河口の方向を見ると造船用のクレーンが並んでいました（写真右）。そのクレーンの中にはあのタイタニック号の造船にかかわったのがあるそうです（どれか分かりませんでしたが）。また大型フェリーの埠頭にもなっていて前の年に乗ったSeaCat（Man島行き）が見えました。その先にはStena Line（Scotland行き）の埠頭があるそうです。
	Lagan Weir
	Odyssey Arenaに行く途中で見かけました。Lagan川に堰を作った上を人・チャリ用の橋にしています。対岸に渡る必要もあったので渡ってみました。車用は少し上流に2つ（一方通行のため）架かっています。堰の開門をじっくりと見ることが出来るように4つの見学ポイントも作られていました（見てもどうって事ないと思うのですが）。西の端の袂にはちょっとしたカフェもありました。またすぐ側の広場にはタイルで作られた魚のオブジェがあり、近づいて見るとそのタイルには新聞記事などが焼き付けられていました。

	Botanic Gardens
	前回の訪問でもこのお庭には入りましたが、昼間町中をうろついた後一息つくためにまた行きました。今回は時間もかなりあったのでUlster Museumにまた入った（昼食も兼ねていた、特別展ではレオナルド・ダヴィンチ展をやっていました）後苑内をゆっくり回り前回入ることが出来なかったPalm House（写真右）にも入りました。中は普段見かけない花が多かったような気がします。そんなに広くはないので少しの時間で回ることが出来ますが、開館時間（お昼休みもある）が短いのでタイミングを外すと入ることが出来ません。 苑内は落ち葉も多く花もまばらですが、思ったより咲いていました。バラ園（写真左）でもまだ咲いているのがありました。
	Ormeau Park
	Lagan川の東に広がる公園です。宿がこの東沿いにあるのでBotanic Gardensを訪れた後この公園の中を通って戻ることにしました。市街地図にはこの中に道があるとは描いていないのですが、整備用の車が通るように舗装された道も真ん中に通っています。花などはなく色々な木々があるだけです。 公園内にはゴルフ場が設けられていてこの日もプレイをしていた人達がいました。そろそろ出ようかと思いこのゴルフ場の脇を通りかかると左胸あたりをかすっていくものが・・・落ちたものを見ると何とゴルフボール！。公園とゴルフ場には2mくらいのフェンスがありますが、それを超えて飛んできました。中のプレーヤーを見ると、ずっと向こうで気付いていない様子。思わず”へたくそ！（日本語）”でつぶやきながら投げ返しましたが、もうちょっとずれていると頭に直撃してコンサートどころではなくなったかもしれません。Belfastはテロが怖いという人もいますが、今はそんなのはなく交通事故に遭う確率がずっと高いと思ってました。でもゴルフボールに当たる確率の方がもっと高いのですね。皆さんも気をつけましょう！
	Giant's Ring
	先史時代の囲い地で直径は200m以上あります。中央にはドルメン（写真右）があります。無料、日没まで入場可能。 車ならMilltown RoadのShaw's BridgeでB23に入り1マイル（1.6km）程進む（途中右手のGiant's Ring Roadを登る）と着きます。バスならばLagansideバスステーションから13B（Belvoir行き）に乗りShaw's Bridgeで降ります。バス停からかなり歩きますので覚悟が必要です。方角がよく分からないと思いますのでバスの運転手にしっかりと聞いた方がよいでしょう。実際私が行く時はバスステーションで行き先を言ったら”これはGiant's Ringには行かない”と言われてしまいました。ツーリスト・インフォメーションで書いてもらったメモを見せたら、”歩くのか？”と聞かれましたので”そう”だと答えると乗るように言われ、降りる時に詳しく案内をしてくれました。その方角に行っても大きな道（Milltown Road）を延々と歩くようで一向にその案内板が見えないので間違ったかな？と思いつつ進んでいました。程なく見えたのですが、道は結構交通量が多く渡るのに苦労しました（最初に左側を歩くように渡っておく方がよいでしょう）。 着いた所でRing（囲い）を一回り。一周約650mですから結構時間はかかります。犬の散歩をしている人もいましたので良い運動にはなるでしょう。囲いの上は人がよく回るので獣道が出来てます。また、柵が両側に設けてあり、その中央にも道が出来ていました。反対側にも出ることが出来るので進んでみると、片側に農場が広がっていました。その脇の小道を進むのですが、向こうからやって来る人みんながその農場を歩いてくるのです。何で？と思って進んだのですが、その訳が分かりました。その小道は雨で非常にぬかるんでいて歩ける状態ではなかったのです。私も帰りには農場の中に入って歩いていました。小道と農場の間には有刺鉄線の柵があるのですが、所々このためなのか抜けやすいように開けられていました。 その小道を歩いている時一人の老人の方に声をかけられ色々質問されました。”どうしてGiant's Ringのことを知ったのか？”と聞かれ、説明するより見せた方が良いとポケットの観光案内書を見せたら何となく喜んで読んでいました。地元の人は観光冊子などは見ることが少ないからどんなことが書かれているか知らないのでしょうね。1年前にここに行きたかったのに時間が無くて行くことが出来なかったので2度目のBelfast行きが決まった時絶対1日をかけても行く！と決心していました。
	Giant's Ringの全景（3枚の合成）
	Shaw's Bridge & Lagan Valley Regional Park
	Giant's Ringの帰りにちょっとだけ寄りました。Lagan川（上流）に架かる石橋で、車以外は渡ることができます。川沿いに散歩道（サイクリング可能）が造られていました。 そしてその向こうに広がっているのがLagan Valley Regional Parkであまりに広いようなので足は踏み入れていません。広さは1700ヘクタールで川が21kmも流れているとか。中はfootpathが巡らされていて休日にゆっくりしたい時はとっても良さそうです。

1. Discover Northern Ireland（英語）：北Irelandのツーリスト・インフォメーションのページです。
2. アイルランド大使館（日本語、英語）：一部のページに北アイルランドについて書かれてあります。
3. City Of Belfast（英語）：Belfastの町に関する情報のページです。
4. Life@Belfast Guide（英語）：タウン情報たっぷりのページです。
5. Ulster Museum（英語）：Ulster博物館のページです。特別展示の予定などの情報が得られます。
6. W5Online（英語）：Whowhatwherewhenwhy-W5のオフィシャル・ページです。
7. Odyssey Arena（英語）：Odyssey Arenaのオフィシャル・ページです。ここからイベントのチケットも入手できます。