,
&
Wick | |
東の北海に面する小さな町です。特に見るような所はこれといってないのですが、ここからバスでJohn
O'Groatsに行け、そして鉄道の終点だったので泊まることにしました。北の海に面するThursoでも良かったのですが、この町の情報が若干あったからというだけです。 小さな町とはいってもちゃんとツーリスト・インフォメーションはあるし・・・Skye島で見られなかった信号もありました。港町なので歩いていると海の香りがしてきます。 Skye島がゲール語訛りが聞けるのに対して、この町は北欧の影響があるのかまた違った訛りが聞こえました。1日で移動してきたせいでギャップがかなりありとまどってしまいました。 訪れたのが7月の初めだったので完全に暗くなるのが午後11時くらい、夜明けは寝ていたのではっきりしませんが4時には明るくなっていたように思います。白夜に近い状態です。慣れないので調子が狂ってしまいます。 | |
Wick Heritage Centre | |
この町の最大の名所(?)と言っても良いかも知れませんが・・・John
O'Groats行きのバスが2時間以上もあったので近くをぶらついていたのです。入り口を入ると気のよさそうなおばさんが受付をしていました。"Hi!"と言って後は何も言わないのでそのまま中に入ったのですが、どうやらただで見て回ったようです。 展示物は細々と色々とありました。名のとおり町の歴史物がいっぱいありました。港町なので海の関係のものが多いようです。ごちゃごちゃした展示でしたが、なかなか面白かったです。 |
Britain島の北の端
John O’Groats | ||
Britain島の南西の端のLand's
Endに対して北東の端と言われるのがこの場所です。北の端の記念にと方向を示す標識があり自分の住んでいる方向の札と共に写真に収まるという商売がありました。すぐ近くにはホテルもありました。また、ツーリスト・インフォメーションもあり、北の島々の通り道となっているようです。ここからOrkney島へフェリーが出ていました。そして、日帰りのツアーも。それを見てもう1泊して翌日行ってみようと思ったのです。(Wickには2泊の予定だった。) 下の写真は海から眺めたJohn
O'Groatsです。 Wickからはバスで55分、途中あちこちを回り色々な眺めを楽しめました。乗客は殆どいなかったのに、2階建てバスが走っていたので眺めが良かったのです。バスの便数は余りなかったのですが、時間をうまく使って2日間の往復は無事に済みました。 ここのフェリー乗り場からは北の海が思う存分眺めることができます。その先にずっと進むと北極!とは考え過ぎかも。この時点ではお天気がとても良くて海や近くの海岸線も十分見ることができました。 | ||
Duncansby Head | ||
John O'Groatsから更に東へ進むとこのDuncansby
Headがあるのですが、私は歩いていくしかなくて・・・ちょっとしたハイキングになってしまいました。おまけに途中から霧が出てきて眺めは悪くなるし。ツーリスト・インフォメーションで教えてもらった道を進んでいくと、途中から放牧場になってしまいました。つまり、人の土地を歩いていたのです。これで本当にあっているのかと心配でしたが、他に道はなかったしで何とか辿り着きました。 辿り着く頃には霧が広がってしまい見晴らしが悪くなってしまいました。辺り一帯崖の連続で、その先に取り残されたように色々な形の岩が海に立っていました。見通しが良かったら一度に見ることもできるようです。その絶壁にはカモメをはじめ多くの海鳥達が巣を作っていました。以前に読んだ本で、人間がここに彼らを追いやったとありました。その手が届きにくい絶壁にも人間は手を出そうとしたところでやっと保護地域になったようです。崖の上には転落防止も兼ねて柵があり、それに沿って歩いたのですがかなりの距離でした。ここへ着く前も延々と歩いていたので戻ろうと思った頃にはもう足が痛くなっていました。陸の方を見ると放牧場になっていて、柵沿いにも沢山の落とし物がありました。(足下注意!) そして、Skye島で見たCob Cottonが広がっていました。 |
Orkney島への日帰りツアー
10:30~18:00 John O'Groats発
前日に続いて霧が出ていたので行けるかどうか心配したのですが、何の障害もなく出発しました。 John O'GroatsからOrkneyの南の端のBurwickまで約45分。そこでバスが2台待っていました。Orkneyは大小の島からなっている諸島なのですが、いくつかの島は土手道でつながっているので、バスで島々を回ることができました。全体にはなだらかな地形で数日前のSkye島の経験から”サイクリングし安そう”という感じがしました。 | ||
Stromnessでの出来事 | ||
この町はお昼の休憩地でした。時間を合わせたわけではないのですが、その時間に丁度ノルウェーの国王夫妻がこの町に到着されたのです。ご夫妻のスコットランド到着のニュースは朝のラジオで知っていたのですが、場所や時間までは知らなかったのです。バスの運転手が一言付け加えてくれたので分かりました。お昼はバスに乗っていることもあって(乗り物酔いを防ぐため)簡単に済ませるつもりだったので、ご夫妻が上陸されるのを見ていました。 | ||
Skara Brae | ||
Orkneyでの最大の楽しみはこの古代の集落を訪れることでした。こういう所が大好きなのです。 この集落は紀元前3100~2500年のおよそ600年間使われていたそうです。その後砂に埋もれて人々の目に触れなかったのですが、19世紀半ばに地形の変化によってまた現れたそうです。自然のいたずらとしか思いようがありません。きれいに発掘されたようで、ガイドブックも丁寧な説明と共にポイントとなるような場所には番号が振ってあり分かりやすくなっていました。古代の人々の暮らしが分かるようです。 すぐそばは海と広い砂浜で、またこの集落が埋もれてしまうこともあるかも!? ここの他にBroch of Gurnessという鉄器時代の集落が見られるそうです。 | ||
Ring Of Brodgar | ||
次に楽しみにしていたところがこの大きなストーンサークルでした。広さはイングランドのストーン・ヘンジと同じくらいでしょうか?この時まで見た中では石は一番高かったように思います。時間的に短かったので、一回りして時々写真を撮るのが精一杯でした。写真の左から2つ目がこの中でもっとも高い石でした。 Orkneyには他にも巨石文化が残されているそうです。人口が少ないのが幸いしていると思われます。 (後記)後にストーン・ヘンジを再訪したのですが、石は確かにストーン・ヘンジの方が大きかったのですが、サークルはこちらの方が断然大きいことに気付きました。 | ||
Maes Howe | ||
ここには行っていませんが、ここも古代遺跡でアイルランドのNew Grangeの様な石室を持っている塚です。他にも似たようなものがあるようですが、ここは観光案内や絵葉書によく取り上げられている有名なものです。Orkneyはそんなに大きな島ではないのですが、地図を見るとこんな観光ポイントが沢山あって飽きない所のようです。 | ||
Kirkwall | ||
Orkneyの中で一番大きな町です。ほんのちょっと寄っただけなので大して見ていませんが、車は多いような気がしました。旅行書を見ると、大聖堂などがあるそうですが、私はSkara BraeとRing of Brodgarに行ったことで満足していたのか興味も沸かなかったのです。 | ||
Italian Chapel | ||
Orkneyで最後に立ち寄ったところです。Orkneyで一番大きな島Mailnlandから南に下った最初の小さな島にありました。建物もごらん通りの可愛いものです。大型バス2台のツアーなのでとてもいっぺんに入りきれる人数ではなく、皆代わる代わる入っていました。 他の人が中に入っている間に近くの海を眺めると、土手道のすぐそばには座礁した船が見えました。これも結構ガイドの話の中に出てくる光景です。 |