ここは1泊でしたが、翌日の移動は午後3時過ぎにできたので、最終的に滞在時間は睡眠時間も含めて約23時間。ちょっとした見物をするには十分となりました。これまでにも2回程訪れているので、のんびり歩き回ることが出来ました。ただし、 |
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Drumkinnon Wood & Balloch Castle Country
Park |
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町の真ん中を流れるLeven川の両側に公園が設けられています。西側はDrumkinnon
Wood、東側はBalloch Castle Country
Parkです。東側はこれまでに歩いていたので、今度は西側を覗いてみました。ツーリスト・インフォメーションの裏側から歩き始めることになります。こちらの方はそんなに広くはないのですが、その先にはマリン・レジャーが楽しめるようになっていました。歩いた夕方には多くの若者が集まってきていました。また、親子連れも多くいました。余り広くもなく、また人が多いので落ち着かなくなって、早々に引き上げました。
その後、対岸のBalloch Castle Country
Parkを歩きました。翌日・翌々日のフェスティバルのためにフェンスがあちこちに設けられていて、歩くことが出来るのは中央のパスの河畔・湖畔側だけになっていました。そのパスの終点がBalloch
Castleです。その前庭は一部フェンスがありましたが、歩き回るには十分でした。そして、湖畔に出ると、夕暮れの空を眺めることが出来ました。生憎雲がかなり厚くて夕焼けとはいきませんが、宿泊しないと、帰りの時間が気になりこんな景色は味わうことが出来なかったでしょう。
夕方到着だったので、ツアーや観光スポットは翌日に回すことになりました。 |
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Loch Lomond Aquarium Sea Life |
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そんなに前からあったような水族館ではないようです。ヨーロッパのSea
Life水族館の1つで、スコットランドではここだけのようです。(他のスコットランドの水族館はSea
Life以外のもの。)クリスマスを除く、毎日10時からの開館(最終入館は16時、閉館時刻は???)。場所は上記のDrumkinnon
Woodへすすみ、その北側の湖畔に立っている大きな建物です。側にはこれも最近できたらしいLoch
Lomond Shores Retail Cresentというショッピング・レストラン街があります。水族館見学の後にちょっと覗いてみるのも良いです。
右写真の右側は水族館、Loch Lomond Shores
Retail Cresentはその右手にあります。左側の船はMaid
of The Loch(Historic Paddle Steamer)です。この船は嘗ての外輪船をこの埠頭に固定しているもので、実際のクルーズは行われてはいません。中はレストラン/カフェ/バーになっています。オープン時間が限られていますので、事前にチェックが必要です。 |
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水族館は余り入らないのですが、ツーリスト・インフォメーションの係が進めてくれたことと、カワウソ(otter)がいたので行きました。Outer
Hebridesでotterを再び見たかったのですが、残念ながら現れませんでした。せめて、と言うわけでここを訪れることにしました。と言っても、ここにいるotterは違う種類で、アジア(確かフィリピン)の河川に生息するもののようでした。
カワウソは3匹、毎日餌の時間には入場者がここに集まる程の人気者でした。入った時はまだ餌の時間には早かったので他を見て回っていました。そして回っている内に売店/出口に着いてしまいました。カワウソの所に戻りたかったのですが、来た順路(4階まで上がる)を戻るしかありません。一度見逃すと、戻ることは出来ない?海外でこんなことは珍しいと思いつつ階段を上って、また降りることになりました。餌の時間には何とか間に合い、見学位置も確保しました。そうやって窓の中を覗いていると、1匹のカワウソが突然私に向かってきて、ゴツン。私が何かしたのかと思ったら、後ろに飼育員のお兄さんがいました。餌目当てに飼育員をめがけていたのです。彼らは餌をあげる飼育員はすごく恋しいらしく、彼が中に入るとその前に集合していました。この頃に、ガラスの内側を流れていた水が止まっていて中が見易くなっていました。餌やりを見学者達が見る中、私の隣にいた子供(歩き始めたくらい)が何故かカワウソを見ないで私を見ているのです。カワウソより私の方が珍しい???お母さんと私でこの子に一生懸命ガラスの中を見るように指さしてもダメでした。結局お母さんは見学を途中でやめてしまいました。もうちょっと大きくなってまた見てね。
水族館には勿論他の生物がいます。この時のリーフレットによるとタツノオトシゴが新しく登場したとのこと。こちらはガラス張りだけでしたが、途中の階に上がオープンになっている水槽がありました。その中にはエイもいました。上からと横から眺めることが出来ます。横から眺めた時、ガラスに張りつきそうになっていました。また、ガラスのトンネルもあり、その上と左右を鮫が泳いでいました。
飼育されているのは日本の水族館と余り変わりないので、全体的に目新しいのはカワウソくらいでしょう。時間があったら寄ってみるくらいです。 |
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Loch Lomond Cruise |
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Loch Lomondのクルーズは以前にもしたことがあったので、どうしようかと迷ったのですが、久々だったのでまた参加しました。今回は最短の1時間のコース。本当にちょっと見るだけです。Loch
Lomond最大の島Inchmurrin(右写真)の近くまで行って戻るだけです。お天気が悪くなかったら、湖から見る湖畔の眺めも良いでしょう。
<Inchmurrin>
Lomond湖には24個の島がありますが、その中で最大の島がこの島です。北東から南西に長く延びた島で、長さは約2km、幅は約1kmの大きさです。現在この島は個人の所有になっていますが、島内には農場、ホテル、レストランが1つずつ、そしていくつかの別荘があります。運が良ければScotland最古のヌーディスト村がよく見えるそうです(こんなに暑くない所で何でそんなのがあるのか不思議!?)。
以下に、クルーズで眺めることが出来る目立っている建物をご紹介しておきます。 |
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<Balloch Castle>
現在見られている建物は1808年に建てられました。元の城は1238年に建てられたLennox卿の邸宅で、1700年代半ばに破壊されました。現在はGlasgow
City Councilが所有し、地元の団体に管理が任されています。城は広大なカントリー・パークの一部となっていて、無料で公開されています。最近ではこの公園で音楽の野外イベントが行われています。
お城の中は公開されていないはずですが、2回目に訪れた時には中で近隣の自然のパネル展示を行っていました。城の内装・調度品などの展示は行わないようですが、うまくいけば城の中からのLomond湖を眺めることが出来るでしょう。
前庭では野外イベントは毎年何らかの形で行われているようです。私が訪れたこの時も翌日・翌々日に複数のミュージシャン(主にScotland出身)が参加するようでした。ここで野外イベントを最初に行ったのがRunrigでその時のライブの様子がビデオ・DVDも発売されています。それ以降Scotland出身に限らず、日本でも有名なミュージシャン達が行っています。有名ミュージシャンが行う場合、近辺の宿が満室になることも考えられますので、宿泊する時には事前にチェックする必要があるでしょう。 |
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<Cameron House>
18世紀にSmollett一家が建てた屋敷です。1989年にCraigendarroch
Timeshare Companyが買い上げ、レジャー施設付きのホテルに改造しました。その後1998年にDe
Vere Hotel Groupに買い上げられました。
勿論宿泊できるのですが、豪華な屋敷のホテルなのでそれなりの料金はすると思います。ホテルのHPを見ると、右の写真とは異なりますが、こちらはHPの写真のお隣に建っている客室部分のようです。船から見ることが出来るのがこちらの方だったためです。この向かいの湖畔がBalloch
Castle Country Parkです。 |
<Arden House>
1860年に当時のGlasgow市長のJames Lumsden卿によって建てられました。1980年代まではLumsden家に所有されていましたが、その後売却され、高級アパートに変わりました。
クルーズはこの建物の近くで南へ折り返します。つまり、この建物がクルーズで見ることが出来る北端となります。それより北を見るならば、これより長い2時間のクルーズに参加すると良いでしょう。 |
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<Auchenhaglish House/Lomond Castle>
Arden HouseとCameron Houseの中間の湖畔に見える建物です。この建物は1890年にClydesdale銀行の初代頭取Henry
Brock氏によって建てられました。1960年代にはLomond
Castleと名前を変えましたが、1990年8月に火事によって消失し、その後10年間は放棄されたままでした。2001年に完全修復され、湖畔のアパートに改装されました。
サイトを確認すると、ここはセルフ・ケータリングの宿になっているので、宿泊できるようです。湖畔に位置しているので、小さな埠頭(専用?)があり、湖に繰り出すのは便利なようです。 |
<Auchendennan House>
西湖畔の山の中腹に見えます。元々ここにはRobert
the Bruce王の狩猟小屋があった所で、1866年にScotlandの建築家John
Brownによって建てられました。この建物は1800年代にタバコ王George
Martinによって資金援助されていました。1888年にCrystal家に買われ、1946年まで所有されていました。現在はScottich
Youth Hostel協会が所有していて、200人の宿泊が出来るようになっています。嘗てはその規模はヨーロッパ最大だったとのことです。
幹線道路A82から登った所にある周りを木々に囲まれた所です。Citylinkのコーチはこの入口で止まるようになっています。ですから、他の町から移動する際も便利ではあるようですが、Ballochの町から離れているので、食料などの準備はそれなりにしておいた方が良さそうです。 |