今回11回目のScotland訪問になりました。Sir
CliffのThe Time Machine Tourの日程が発表された時、Scotlandの日付を見ると11月30日で、St.
Andrew's Dayと私の誕生日に重なっていました。こんなことは珍しいので直ぐにこの日の訪問を決めました。St.
Andrew's Dayと言ってもScotlandは休日になることはありませんが、どこ彼処でここにパーティなどは行っていたと思われます。
前泊のNewcastle-Upon-TyneからEdinburgh乗り換えで約3時間で到着しました。Newcastle-Upon-TyneではLondonからの列車であることからかなりの乗客が既にいましたが、幸い空席もあり無事座ることが出来ました。途中、懐かしのLindisfarneはお城だけがかろうじて確認でき、またNorth
Berwickの手前では霜がまだ残る草地を見て北に向かっていると感じさせられました。霜はその後見なかったので、日の当たり方も関係していたようです。Edinburghでは市内観光も出来ましたが、同伴のJさんはゆっくり見たいとのことで、直ぐにGlasgow行きの列車に乗りました。毎回混むこの列車はやはり今回も満席状態でしたが、始発なので直ぐに席は確保できました。到着はGlasgow
Queen Street駅でホテルは歩いて直ぐの場所に確保できていました。土曜日の午後とあって人通りは多く、ホテルの前ではドラムスのストリート・パフォーマンスが行われていました。とっても賑やか、というよりずっとドラムの演奏を聴き続けていたので、うるさく感じてしまいました。
私は今回で7~8くらいはGlasgowに滞在することになりましたが、同伴のJさんは初めてです。しかし季節が冬なので、お昼に市内を回る程度になりました。明るい時間は少ないのですが、この時期はクリスマス・シーズンとあって、暗くなるとイルミネーションが輝いて賑やかにもなっていました。余り多くはありませんが、そんな中での出来事を今回もご紹介しておきます。 | ||
![]() |
George Square | |
情報入手のためにいつものようにツーリスト・インフォメーションへ行きました。情報と記念品を物色した後外に出た時、既に暗くなっていました。そして、その前のGeorge
Squareではクリスマス・フェスティバルが催されていて暗くなったのでイルミネーションが点灯されていました。 この広場は毎年このようなフェスティバルを催しています。その様子は(恐らく)City Chambersの屋上に設置されたWeb Camで見ることが出来ます。1月初旬までは行われているので、クリスマス後もしばらくは楽しむことが出来るようです。 |
||
![]() |
Glasgow Night | |
到着した夜、同伴のJさんがScotish Barに行きたいとのことでお供しました。2人だと心強いのでこういう所でも行くことが出来るのですが、さすがにどんな所でもOKではありません。ホテルやツーリスト・インフォメーションの係に良い所を聞き出して出かけました。土曜日の夜なので大抵の所はライブもやっているようです。 帰りは行きと違って繁華街を通り抜けることにしました。既にクリスマスの売店は閉まっていて、通りのイルミネーションを楽しむ程度になりました。そんな中でひときわ賑やかな所がありました。滞在時にたまに行くPrinces Squareでした。中から人が出てきているので、こんな時間でもやっているんだ、と覗いてみました。すると、一般の販売店は閉まっていましたが、レストランは全て営業中。夕食を取っていなかったのでついでにここで取りました。ここは普段でも階段などのデザインが素晴らしいので時間があれば寄ってみるのですが、今回は特に中央ホールのクリスマス・ツリー(右写真)が綺麗でした。階段や窓ガラス、天井にも飾り付けがされていて、一回りしてみました。 |
||
![]() |
Sightseeing Bus | |
さて、St. Andrew's Dayの当日は日曜日ですが、大都市であるGlasgowの交通機関は全く不都合もなく動いています。また、観光客相手の所も営業していますので、全く問題ありません。そこで、オープン・デッカーのバスで市内を回ることにしました。実はこれでこのバスに乗るのは3回目なのですが、過去2回ともルートは異なってきていますので、何らかの発見があると思い乗りました。過去のルートとは殆ど同じでしたが、西側のルートが異なっていたように思います。その西側には自力で行っているので、特に目新しい所ではなかったような気がします。ただ、その夜に行われるコンサートの会場SECC全体を眺めることができたのは良かったです。 でも、先ず注目したのが、ルートの最初にあるGlasgow Cathedralです。ここを訪れたいと思ったことはありません。ただ、その手前にあるCathedral Squareの街灯を自分の目で見たかっただけでした。絵葉書に使われていて気になり、その後場所も分かりましたが、このためにわざわざ行くような所でもなかったのです。そしてこの機会にバッチリ見ました(右写真)。たったそれだけですが、長年の思いが一つ叶った気がしました。 |
||
<Kelvingrove Art & Museum> そんな大改修が終わった後にはまだ入っていなかったので、今回入る機会が出来ました。時間は余りなかったので、全てを見て回ることは出来ませんでしたが、1階と2階の展示室を見て回りました。地下にもScotland関連の展示室があるそうです。1階にはRennie Mackintoshとその一派の作品の展示コーナーがありました。あの独特のデザインです。日本でも有名なティ・ルームのデザインでもありますが、わざわざティ・ルームに行かなくてもここでタダで見ることが出来ます。また、ScotlandやGlasgowゆかりの絵画の展示もあります。その中で日本人を描いたものもありました。不思議です。2階にはScotland’s First Peopleというコーナーがあり、私が好きな展示です。発掘された場所の中に4ヶ月程前に訪れたばかりのSouth Uistがあり、妙に親しみを覚えました。 次のバスに間に合うように見終えて中央ホールに出ると丁度クリスマスのコーラスをやっていました。どこかのメディアも取材していていました。こんな光景もこの時期のものです。しばらくの間楽しんでいました。なお、やはりこの時期ですが、玄関の両脇に赤いコーン(円錐)型の木(もどき?)が並んでいました。暗くなると中から光っていました。赤いものは完全な人工物です。近寄って見ると趣が無くなりました。 |
||
<University of Glasgow> そして、夕方の便に乗るためにこの雰囲気に別れを告げてバス停へ向かおうとすると、観光バスが横を通りすぎました。田舎だったら、ここで手を振れば止めてくれたかも知れません。バスの時間はまだある筈と一生懸命走ったのですが、無情にもバスは出発しました。5分程前だったような気がします。降りた時は時間調整のため長く止まっていたのに…仕方ないので路線バスに乗るために向かいのバス停へ。街中へ戻るためです。しかし、Right Moneyでないと乗せてくれません。EdinburghやGlasgowの大都会のバスはこれが難点です。2人分の料金がありませんが、運転手は困った様子の観光客と見たのか、乗せてくれました。直接街中へ向かうルートだったので、おかげで予定より早く戻ることが出来ました。都会のバスの時間は時刻表の5分前にはバス停へ、そして小銭を用意しておくことを改めて肝に銘じなければなりません。 |