Glasgow

2017/6/30(fri)~7/02(sun)

7年ぶりのGlasgow。乗り継ぎも相変わらずAmsterdamでかなりの時間がかかり結局宿には夜の11時半くらいに到着しました。さすがにこの時間は真っ暗でした。
久々の旅行で、この間にセキュリティが厳しくなったためなのか、Amsterdamの到着時、降りてすぐに荷物&身体検査が行われていました。かなりの列でしたが、Glasgow便まではたっぷり時間があるので慌てることはなく余裕でした。でも、面倒くさいとは思いました。EU内以外の便にこのチェックがあるようです。
Glasgowでの入国審査では”新しいパスポートで良いね”と言われました。正直に何回も来ていることを伝えましたが、不審には思われなかったようです。帰りの便を聞かれ、慌てて控えのプリントを提示したのですが、全く問題ありませんでした。入国カードがAmsterdamからのフライトでは渡されなかったので、審査デスクの少し前にある机で書いていました。その時に隣で書いていた中国系の女の子が書き終えて列に並びに行きました。その机の上には彼女のパスポートが残っていました。なんてあわてんぼうさん。勿論、呼び止めてそのパスポートを渡しました。

Dunblane & Bunockburn

今回も、最初の滞在地Glasgowでは直ぐに他へ移動せずに、近郊の町への往復をして過ごしました。
そして最初に訪れることにしたのがDunblaneでした。ここは半日くらいで済むと思い、その帰りにStirlingで下車して、Bunockburnに足を延ばすことにしました。列車のチケットが往復でこんなことができるか分からなかったので、紙に書いて窓口で聞いたらDunblaneまでの往復切符で途中下車可能な表示がされたチケットを渡されました。DunblaneにはInverness行きの列車でほぼ予約席で一杯でしたが、予約がDunblaneからの席を見つけて座ることができました。この予約システム、知っていれば予約をしていなくても結構席を確保することができます。
念のためStirlingで下車ができることを確認して、駅では自動改札を通らないで降りました。自動改札で切符が回収されてしまうのじゃないかと思ったからです。Stirlingからはbunockburnまでバスが頻繁に出ていると聞いたのですが、どれに乗っていいいのかわからなく、またVisitor Centreに行くことを正確に伝えなかったため、かなり迷走してしまいました。帰りはすんなりと。ついでにちょっとだけStirling駅回りをうろついて無事(?)に宿に戻りました。
Sir Andy Murray's Golden Post
Sir Andy Murray's Golden Post2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピックの金メダリストのゆかりの地のポストを金色に塗られたものです。英国各地にありますが、中でもこのAndyのこのポストが人気?のようです。Dunblaneでも2番目の人気の訪問地とか。私が訪問した時はAndyに爵位が与えられることになり、既に”Sir"がつけらていました。記念品もいろいろ売られていました。
場所はHigh Streetの西の端のラウンドアバウトにあります。駅からDunblane Cathedralへ行く途中にあります。Cathedralへの道を調べていたら、このポイントも表示されていました。
今回の旅の最初の訪問地がこのポストでした!
(追記)2019年7月22日にこのポストが車によって倒されました。単なる事故でした。運転手や傍で休憩していた人たち、また中の郵便物は無事でした。他のポストならこんなにニュースにならないのに…翌日には立て直され、また金色に塗りなおされました。
Dunblane Cathedral
Dunblane CathedralDunblane Cathedral inside1233年にClement主教が建てました。宗教改革の1560年には荒廃していましたが、1889年に修復を開始しました。現在もミサが行われたり、Andy Murrayもここで結婚式も上げています。
入場は無料(寄付を受け付け)、年中開館しています。4月-9月の?月-土は9:30-17:30、日は14:00-17:30、10月-3月の?月-土は10:00-16:00、日は14:00-16:00、お昼12:30-13:20は休憩です。
写真はミサ中以外はOKということで、撮りたいものがあちこちあったので遠慮なく撮ってきました(シャッター音は無音に設定)。入口の脇にちょっとした売店があったのでガイドブックなどの記念品も購入してきました。
その後、庭を一回りしたのですが、その前に片隅のベンチで休憩しました。ゆっくりしていきたいほどこの教会がよかったのです。
Dunblane Museum
Dunblane MuseumCathedralから駅へ向かっていたのですが、ちょっとだけ戻っているとこの博物館があるのに気づきました。無料だったのでそのまま入りました。とりあえず受付で大丈夫か聞いていたら”香港から?”との質問。その前の人たちが香港からだったので、私も連れかと思ったらしいです。その香港の人たちの一人が受付に戻ってきて私に声をかけようとしていたのですが、私が”日本から”というとさっと戻っていきました。何がしたかったの? 受付の人は間違ったことを謝っていましたが、私が”同じアジア人だからね”と言ったことにホッとしたようです。
そのまま進む前に入り口付近に戻って日本語のガイドシートがあることに気づきそれを元に回りました。良いガイドシートでちゃんと日本語になっていました。返す時に受付にそのシートの印象を聞かれ、とても良いとの返事をしました。書いた人は日本人の苗字と英語の名前。
展示物は町の歴史のいろいろな品々。主に古い産業の道具でした。そして1階にはJamie Murray、2階にはAndy Murrayの寄贈品が展示されていました。
日曜日は休館、入場無料。
Bunockburn (Visitor Centre)
  Bunockburn Visitor CentreStirlingからバスであちこち迷走しながらやっとBunockburn Visitor Centreに辿り着きました。受付でよくわからずにチケットを購入して中へ。これがガイドツアーで、戦場を3Dで体験するのですが、ちょっとびっくり。その後、戦略体験を参加希望者でやるのですが、訳わからずに付いて行ってしまい、すぐに外してもらいました。それを見学していたのですが、その前の3D体験頃から気分がよくなくて、ずっと見なくてもよかったのに…このツアー、私にはちょっとつらいところがあり、参加するんじゃなかったと後悔しています。勉強のための子供たちにはいいのかな?
そのあとに外の記念広場に行ってちょっと回ってきました。本来ここだけでよかった筈なんですが。外の空気を吸ったおかげで気分も良くなって、戻りました。このために1日を使わなくてよかったのが幸いでした。

Forth & Clyde Canal~ClydebankからBowlingまで

ここ数回、ちょっとはまっている運河ウォークに。今回Scotlandの4つの運河全部を歩くつもりでここが最初になります。前回このForth&Clyde運河をClydebankまで歩いていたので、その先の西の端Bowlingまで歩くことにしました。宿に近い方の駅Charing Crossへ。チケットを窓口で買ったら乗り換える様に言われ、駅名はよく分からなかったものの路線図を見て確認しました(乗換駅はHyndland)。車掌もClydebankには行かないのを知っているか?と聞いてきました。乗り換えの駅で降りたは良いのですがホームは?と思ったら同じホーム。時間によって違うのは良いのですが、かなり待っってやってきた列車の行き先はちょっぴり懐かしいBallochでした。
Clydebankではすぐに歩き出さずに人が少ないショッピングセンター内で色々やっていました。そして歩き始めたのが11時半くらい。Bowlingまでは約6.1㎞、午後2時過ぎに到着。約2時間半(休憩なし)の歩きでした。
(下の地図は前回のものをそのまま使用していますので、今回の地名が太字ではありません。)
Forth & Clyde運河Clydebank~Bowling
Clydebank歩き始めのClydebank周辺は町中を歩くことになります。やがて周辺は緑がいっぱいの両岸でしたが、再び街中を通ってやっと西の端へ。この間にClydebankを含めると橋は8つ、ロック(閘門)は4つとちょっと変化に乏しい感じでした。お天気は不安定でした。
  • Bridge No.41 & No.43
    ショッピングセンターへ向かう橋がNo41(写真右)です。ここからスタートし、すぐにNo.43の橋をくぐります。No.42の橋はNo.41の東側にあり、番号が逆転しているようでした(前回の資料より)。
  • Trafalgar Streete Bridge(No.44)
    25分ほど歩くとやっとこの橋が見えてきました。かなり老朽化しているような橋でしたがまだ現役のようです。
  • Dalmuir Drop LockDalmuir Drop Lock & Bridge No.45
    Lockの番号がないのですが、かなり特徴があるらしく、現地での説明版がありました。他ののLockの門の間の水位を上下させて進むのではなく、”Drop"というように、水槽を一旦下に落とし、橋の下を船が進んだ後再び水槽を上げるというシステムです。この間にNo.45の橋があるのですが、その橋は幹線道路の1つDumbarton Roadのもので通行止めをしないためにこのシステムが採用されたようです。実際に見てみたいとは思いましたが、この運河には船が走っているとことを見たことがないので、現役なのかも不明です。右の写真はその水槽と奥に橋が見えます。
  • Farm Road Basccule Bridge(No.46)
    両脇に車輪がついたかわいい感じの橋です。人+チャリ用で、中央を開閉すると思います。車輪はその開閉のためです。
  • Erskine Swing Bridge(No.47) & Kilpatrick Lock(No.37)
    大きな幹線道路A898がはるか上に見える頃に到着する橋です。その先にLockが1つ現れます。このErskineという名前は1868-1971年に営業していた船会社Erskine Ferryにちなんでいるようで、傍に記念碑がありました。
    このあたりから運河ウォークをしている人を見かけるようになりました。運河とClyde川の間は自然保護区?になっているような説明もありました。
  • Ferrdyke Bascule Bridge(No.48)
    こちらもFarm Road Basccule Bridgeと同じく両脇に車輪がついています。写真を見返すと、欄干の上にカモメが数羽止まっていました。自然保護区の中らしい風景です。しばらくカモメたちが一緒に進んでいるような気がしたのですが、それは私の前にいたご夫婦が餌を与えながら歩いていたためでした。
  • Bowling Basin Sea LockBasccule Bridge、Old Caleconian Railway Swing Brige、Bowling Basin Lock(No.38)、Bowling Basin Sea Lock(No.40)
    西の端Bowlingに到着しましたが、この辺りの橋とLockが複雑になっていて番号が?の状態です。Lockは39らしいのですが、運河の地図では最後のLockが"40"となっているのでそのまま使います。右の写真はそのBowling Basin Sea Lock(No.40)でその先はClyde川に繋がっています。この辺りでしばらくうろうろしました。ちょっとした造形物もありました。生憎ここでお天気がひどくなったのが残念でした。
Bowlingからは列車でGlasgowへ戻るつもりでした。しかし、バス停の案内はあるのに列車の駅の案内がないのです。近場の地図も見当たりませんでした。西に進むとその駅があるのは分かっていて列車の音も聞こえるのですが、はっきりしたかったのです。道の向こう側にちょっとした公園とサイクルロードらしきもの(Ballochまで続くらしい)が見えたのでとりあえずその道を西に向かってみました。やはり駅の案内はなかったものの下へ降りるパスを見つけて降りると道路の向こう側に駅が見えました(サイクルロードを進まずに普通の道路を進めば良かったものを)。次の列車までには少し時間がありましたが、お昼代わりのバナナを食べて過ごしていました。駅は無人でチケットは車内で購入しました。ICカードのタッチ板はありました。

  1. Visit Scotland Glasgow(英語):Greater Glasgow and Clyde Valley Tourist Boardのページです。
  2. Visit Scotland Dunblane(英語):Dunblaneの情報ページトです
  3. Glasgow Guide(英語):Glasgowの情報ページです。
  4. British Waterways Scotland(英語):British Waterways Scotlandのオフィシャル・ページです。