Fort William

2017/7/15(sat)~7/18(tue)

フライトと訪れる場所を一通り決めた時、3日ばかりもう一か所訪れることができることになりました。そこで思いついたのがFort Williamでした。Nevis Rangeにもう一度行ってみたり、Caledonian運河の西の端にも行けると思ったからでした。お天気でどうなるかわからないので、次のEdinburghを1日削って4泊することにしました。宿の予約をした後バスの予約をする時にObanとFort Williamが1時間半ほどで行くことができることに気づきました。日帰りでもできるんだ、と思いましたが、足回りを考えるとFort Williamに泊まる方がいいことになりました。
Fort Williamの宿泊は他よりもさらに難しくなっていました。宿代は全体的に高いので、土日を挟んだ4泊でできるだけ安く上げようと見つけたのがAirbnbを通じての予約。予約も即OKでした。でも、住所で宿を探してもそれらしい所が見つかりません。現地で、タクシーで送ってもらった所が普通のアパート。タクシーの運転手は最上階の部屋と言ってトランクもそこまで上げてくれましたが、どうも部屋番号が違う。とりあえずその部屋の人に聞いたら一番下の部屋だと。やっと宿のインターフォンを鳴らして出てきたのが若い男性(Keith君)でした。お小遣い稼ぎに部屋を貸しているらしい。と言ってもかなり広そうなお家でした。部屋には同居人もいました。また、もう1人宿泊者がいました。B&Bとはいっても、ほとんど素泊まり状態。食事は台所を使って自分で料理し、冷蔵庫の1段を開放して食料を入れていいことになっていました(夕方買ってきた食料を入れようとしたら沢山入っていました。もう1人の宿泊者が占領していたのでした)。Colonsay島のバックパッカーロッジみたいなことになりましたが、電子レンジはありました。また、FMラジオの電波もとらえることもできました。ネット接続も認証キーを教えてくれるのですが、PCがXP(セキュリティがよくないため)なので聞きませんでした。

Great Glen Way~Caledonian Canal(+Old Inverlochy Castle)

 Caledonian運河の西の端へは徒歩で行ける距離なのでルートを調べていました。その時にウォーキングルートがあるのに気づきました。始点はFort William。その通りに歩こうと決め、お天気も嵐でなかったら行けるし、日曜日でも交通機関には依存しない(帰りを考えていなかったのですが)ので当初から計画していました。このルートの他にスコットランドを歩き回るルートがありますが、そのうちの有名な4ルートを下記に挙げておきます。このルートにはアザミがデザインされた6角形のマークがあるポールが所々立てられてあり、確認しながら進むことができます。
Great Glen Way
ここはGreat Glen Wayの西の端です。このルートには、スコットランドの東と西を結ぶ壮観な景色、素晴らしい自然遺産、そして魅惑的な歴史があります。足、自転車、船でGreat Glenを探検することができます。
Great Glen Wayはスコットランドで最も長い谷沿いに117 km/73マイル(下記のリストと異なっていますが)の距離です。このルート沿いではスコットランドで最も積水量が多いネス湖、Britain島で最も高い山Ben Nevisや素晴らしい景色などを見て進みます。全ルートまたはルートの一部を歩いても、Great Glen Wayでは楽しむことができます。
Great Glenの地層の初期の活動は4億年前に起こり、北の大地から南の大地まで南西の方向に何百キロに渡り動きました。その地層での多くの活動はその頃から起こり、現在でも活動しています。ここ200年の間にGreat Glenでは60回の小さな地震が起こっていますが、幸いなことに、そのほとんどはあまりに小さいため地元の人々にだけ知らされています。
Old Fort
このルートは事前に調べてはいたものの行く前にツーリスト・インフォメーションに寄った時、置いてあった(無料の)地図にも詳しく書いてありました。お昼をスーパーで買った後このルートに入ろうとしました。しかし、はっきりわからず、始点を探したところ、何と過去の滞在でも毎回訪れているOld Fortでした。ついでなので今回も写真をいろいろな方向から撮った後(右写真)、ルートに入りました。
Great Glen Wayすぐに小さい川(River Nevisらしい)を渡り住宅と木々の間を通り抜けると見晴らしのいい草原に出ました(左写真)。数人の人に出会いました。この辺りは以前買った地図には道がないのでこのルートを開発した時に整備されたようです。
原っぱの中をしばらく歩くとRiver Lochyを渡る少し長い橋が現れました。渡り終えた後振り返ると岸の向こうに廃墟らしいお城が見えました。こんなところにお城が…まったくノーチェックでした。ここで見逃すわけにはいかないので引き返して見学しました。(下記に詳細を記述)
Loch Linnhe & Mountains of South Part of Glen Coe from CorpachRiver Lochyを再度渡るとCaolという町に入りました。この町の中の広場でお昼を取り、その後は海岸べりの道を通ってCaledonian運河の端へ到着しました。右の写真はその海岸べりからLoch Linnheとその向こうの山々(どうやらGlen Coeの西側の山々らしい)を見た景色です。写っていませんが、左側にはFort Williamの海岸沿いの街並みも見えていました。(この後は下記で記述)
Fort Williamのお土産店で新しいトレーナーを買いました。その胸にはこのアザミのロゴと”I've walked The West Highland Way”の刺繍があります。”Great Glen Way”が欲しかったのですが、なかったので同じアザミのロゴなので買うことにしました。
   Scotland's Great Trails
   West Highland Way Great Glen Way   Rob Roy Way St. Cuthbert's Way 
  距離:96マイル/154km
始点:Milngavie(Glasgowの北西)
終点:Fort William
季節:4月―10月
最少人数:1
難易度:3
距離:75マイル/120㎞
始点:Fort William
終点:Inverness
季節:4月―10月
最少人数:1
難易度:3
距離:79マイル/126km
始点:Dyrmen(Ballochの北東)
終点:Pitlochry
季節:3月―10月
最少人数:1
難易度:3
距離:66マイル/105km
始点:Melrose
終点:Holy Island(England)
季節:4月―10月
最少人数:1
難易度:3
Caledonian Canal
  <Caledonian Canal>
Caledonian Canalの建設には21年を要しました。スコットランドの西から東海岸の間で船を内陸で航行させるためGreat Glenに沿った湖をつないで人工的に22マイル(35.4km)を通すことになりました。目的は船がPentland海峡(スコットランド本島とOrkney諸島の間の海峡)の荒れた海の航海を避けるため、そして敵からの海上襲撃を回避するためでした。またこの運河は労働力を供給し、1700年代後期から始まったHighlandの各地からの移民流出の波を逆転することを助けました。
Corpach Double LocksThomas Telfordがこの運河の立案者です。政府に委託し、彼はその時に偉大なるBritish Waterwayの設立を指導しました。
今日運河はまだ船(タグボート、救助艇、海軍の訓練艇、そして釣り船)とレジャー・クラフト(特にヨットとモーター・クルーズ船)を安全に航行させています。また、Great Glenの素晴らしい景色を楽しむ訪問者たちに人気も上がってきています。
運河全長はは約60マイル(約97㎞)の距離でロック(閘門)は29、鉄道橋(2)を含む橋は8、水道橋は3あります。この運河のかなりの部分は4つの湖(Loch Dochfour, Loch Ness, Loch Oich, Loch Lochy.)を含んでいて、また大型クルーザの往来もあります。
Great Glen Wayのルートはこの運河のCorpach Sea Lockに行った寄ったのち、運河沿いを東に進んでいきます。Corpach Sea LockとCorpach Double Locksの計3つのロックがあり、丁度大型のクルーズ船が係留されていました(右写真)。海はLoch Linnheで、なんとなく最初に訪れたForth-Clyde運河のBowlingと似ている感じがしました。船の往来を見るとこちらの方が元気な気がしますが。

<Neptune's Staircase>
Sea LockがあるCorpachから2マイル(約3㎞)の位置にこのNeptune's Staircase(Banavie Locks)があります。8つのロックが並んでいます。また、この下にはBanavie Swing Bridge(A830)とMallag Extension Railway Swing Bridgeがあります。
私のGreat Glen Wayのウォークはここまで。このロック群は以前列車から見たことがあります。その時はここがCaledonian運河の西の端と思ったのですが、よく調べたらさらに西に運河が続いていたことを知りました。今回西の端を訪れ、改めてこのNeptune's Staircaseも訪れることにしたのです。丁度Great Glen Wayのルート上にもなっていたことだし…
Jacobite Trainここに到着する直前に列車の通過を知らせるシグナルが鳴り、運河を少し離れて駅の辺りまで進んでいたのですが、慌てて運河まで戻ったのです。そして通過する列車を見たらなんとJacobite Trainでした。結構な人が鉄道橋の周りに集まっているな…と思いながら一旦離れていったのです。この列車を見るために集まっていたのでした。
Neptune's StaircaseNeptune's Staircaseでは上がったり下がったりしていました。一番下と一番上のロックの上の橋(閉じている時通ることができます)の中央から並んでいる様子を写真に撮ったのですが、目で見ているだけでもあまり並んでいる感じがしなかったのですが、写真ではさらに分かりづらくなってしまいました。こんな時ドローンでの撮影が良いんだろうなぁ…右写真は少しでも並んでいる様子が分かるかな?と思って横から撮ったものです。
ここからFort Williamに戻るわけですが、疲れたので列車で戻ろうと時刻を調べました。3時間以上も待つことになりました。それでは長すぎるので、バス停がないか探して、駅の側に見つけたのですが、時刻が分かりません。さらに住宅街の方へ向かうと、待合ボックスと時刻表がありました。幸い日曜日にも運行していてちょっとだけ待てば乗ることができることが分かりました。バスは終点まで乗る積りでしたが、その前のバス停が街中でほとんどの人が降りていたのでつられて降りました。終点で降りたかったのはNevis Rangeに行くバスの始発の場所なのでどこなのか確かめたかったのです(翌日確認しました)。
 Old Inverlochy Castle
  Inverlochy城は1280年にBadenoch(Fort Williamの東の一地域)の首長であるJohn Comynによって建てられました。Great Glenの南側への戦略が指揮されていて、ここでは3回の戦いがありました。
この要塞はスコットランドで最も力強くて上層階級への志向がある一族の一つであるComynの地域の安全を助ける数ある砦の広大なネットワークの一部でした。要塞の壁は10mあり、梯子で登ってくることを防ぐ様に設計され、堀の後ろに完全な形で残っています。Great Glenの南側の入口であるLochy川の門からInverlochy城への管理は軍隊と商人が入るようになっていました。ここには小さい港があったのでしょう-供給品が(現在閉鎖されている)壁の1階の出入り口を通って降ろされていたようです。海戦は1297年に終えました。
1431年に、城の周辺でキャンプした英国軍はガレー船によって到着したHighland人の小さな隊によって敗走させられました。2世紀後の1645年に、王党主義の同族人たちは-ほとんどがMacDonald族ですが-Campbell族が率いる契約軍を、雪で覆われたHighland通って彼らの敵を出し抜いて行進した後、ここで滅ぼしました。LornのMacDonaldの詩人はこの戦いの抒情詩を書き記しました。
Comynが追いやられた後、この城はもはや貴族の家ではなくなりました。しかし、まだ使えていました。1500年代には法廷となり、1700年代にはInvergarry鉄工所の倉庫になっていました。壁の上の3つの差し掛け屋根の名残が見られます。
Old Inverlochy CastleLochy川を渡って振り返った時にこの廃墟の城に気づきました。地図などにもちゃんと書いてあるのに、ルートの周辺が何となく違っている気はしたものの、通り過ぎたのです。ここにもう一度来ることもないだろうと、慌てて戻って見学しました。日曜日とあって、見学者も多くいました。大体は廃墟ですが、囲っている壁の下部は残っていました。正方形の形をしていて四方に塔がある形なのですが、その塔もその位置で残っています。正面の門と川側の門は通ることができます。調度品も何もなく建物の名残があるだけの城跡でした。近くに寄った際は覗くといいでしょう。無料ですが、夜間は閉まっているかも。Historic Scotlandの管理なので、説明版もちゃんとあります。右の写真は中央から正面(南側)の門と両脇の壁の眺めです。

Glen Coe

<名前の由来>おそらく’狭い谷’でしょう。Gleann(スコットランド・ゲール語)で’glen’または’valley’(どちらも’谷’の意);comhann(スコットランド・ゲール語)で’narrow(狭い)’。
この壮観で深くて氷河作用でできた谷には切り立った岩が多くあり、今日では山登りで有名で、1692年にここでMacDonaldの大虐殺が行われたことで悪名が高いのです。Glencoeの最近の村はCoe川の西の端、Leven湖に流れ込む所にあります。

Glen Coeこの谷をバスで数回通っていますが、この壮観な景色をゆっくり見たいと今回機会ができたので訪ねました。朝早いバスは乗客がいっぱいでしたが、何とか乗せてもらうことができました。ほとんどの人はGlasgowに行くのでしょう、Glen Coe Visitor Centre入口で降りたのは私一人でした。それでも、センターに行くと結構な人がいました。皆さん、車で来ていました。到着した時は曇り空でしたが、夕方近くに次第に晴れてきました。右の写真はセンターのテラスで夕方に撮ったものです。
Glencoe Woodland Walk
Glencoe Woodland WalkGlenco Visitor CentreはGlencoeの切り立った山々に囲まれています。これらの山々は4.7億年前に大陸が衝突した力で生成されました。地球の地殻での活動では深い断層ができ、地殻が落ち込むと共に、一連の火山活動が起こりました。少なくとも8回の大きな火山活動がここでは500万年前に連続して起こりました。しかし、今日の眺めはその後に山を削り特有のU字型の谷を形作った氷河と氷によるものです。
Visitor Centreのテラスから森林地帯をぐるっと回るルートがありました。3ルートあったのですが、その内の一番長そうな1マイル(1.5㎞)、約30分のコースを進んでみました。一周する中のエリアはほぼ植林中で特にこれっといった眺めもなくセンターに戻りました。右の写真はそんな中でとりあえず撮ってきたものです。
River Coe
River CoeWoodland Walkが不発だったので、今度は川の方へ行こうと思いました。しかし、案内図に道はなく、案内所で聞いてみました。川に出るには2㎞程東にA82の道路を進んだ所にある駐車場に行ったらいいと。車での移動のことしか言わないので、徒歩では?と聞いたら、その辺の道から適当に入ることができるので勝手に行けると。そんなことを聞いて、A82の道路から獣道ほどの道を見つけて川へ向かっていきました。
途中小川を渡り、川が見える所まで何とか着きましたが、河原との間に柵があったのでそれ以上近づくことができず退散。結局、聞いた駐車場まで行くことにしました。右の写真は河原に近づいた時のRiver Coeの眺めです。
An Torr and Signal Rock
An Torr Riverside Walk車の往来が激しいA82を途中寄り道をしながらなんとか聞いた駐車場まで辿り着きました。An Torrという地域らしいです。そこにはちょっとした案内がありましたが、まず川の上流へ向かう遊歩道を進みました。遊歩道とA82が合流する手前まで歩きました。その先にはLoch Achtriochtanという湖があるのですが、そこまで行くと帰りが困るので見晴らしが良い所までで引き返しました。左の写真は帰りに見た景色です。右側にCoe川があります。地図には途中に滝があるとなっているのですが、写真を見返すと少し落差があるだけの所のようです。
駐車場に戻って案内板をよく見るとSignal Rockというのがあってそこまでのルートも書いてありました。他にAn Torrを回るルートとClachaig Burnという集落に行くルートが示されていました。

<Signal Rock>
ゲール語の名前はTom a' Ghrianainで意味は’Hill of the Sun'で、Signal Rockが上にかぶさっています。多くの言い伝えや伝説がSignal Rockにはあり、非常時にはGlencoeのMacDonald一族の集合場所となっていたという伝統があります。岩はその名前の通り何年もの間かがり火をともすことに使われていて、1692年2月13日の大量虐殺が始まった時ここでかがり火がたかれたと信じている人たちもいます。しかしながら、この話には何の証拠もありません。
ゲール語の名前の丘は昔のこの場所についてのもっと多くの手がかりを与えることでしょう。太陽を意味するゲール語の単語Grianはキリスト教以前の祈りの場所に関係していて、何千年前の人々が彼らの古代の神々に祈るためにここにやって来た特別な場所だったのでしょう。
岩をぐるっと回ってSignal Rockの上に登ると、谷の素晴らしい景色を見ることができます。

Signal Rock説明書きのように岩の上に登ることはできましたが、上に着いた途端、”ここ、本当にSignal Rock?”と思ってしまいました。回りは木々に囲まれて、谷の景色は見えず、木々の間からわずかに山が1つだけ見えるだけだったのです。”まるで甲山山頂だ!”と。甲山(309m)は頂上まで登山道が整備され割りに簡単に登ることができ、頂上は広場になっていますが、そこからは周りの木々にさえぎられて山の下の景色は全く見えません。大きさは全く違いますが、そんな感想を抱いてしまったのです。それは私だけではなく後からやって来た女性もエッという声を上げていました。
岩の上から恐る恐る下りながら、駐車場まで戻りました。途中森の中を歩き、最後にRiver Coeを渡るのですが、その辺りでちょっとだけ寄り道。川の流れを見つめていました。
Visitor Centreには思ったより早く戻ったので、記念品を売店で物色。その中には”St Kilda”の本もあり、つい買ってしましました。Glen Coeとは全く関係ないのですが。どうしてここで販売されていたかは不明。私のように買う人間もいますが。暑くなったのでアイスクリームをセンターの外で食べて休憩。その時に一人の男性が声をかけてきてバス停のことを聞いてきました。その後に、”Keithの所に泊まっている?”と。なんと彼はもう一人の宿泊人だったのです。朝ちょっとだけ顔を合わせただけでよく顔を覚えていなかったのですが、向こうはこの時期に一人でうろついている日本人(アジア人)はそんなにいないから覚えていたみたいです。彼の名前はCarlos、スペイン語圏のようでした。バス待ちをしているカップルとスペイン語らしき言葉で話していました。バスは結局40分遅れで来ました。Portree行きでまたSkye島に行きたいなぁ、と思いながらそうするわけにいかないのでFort Williamでちゃんと降りました。
Nevis Range
以前にNevis Rangeを訪れた時にはFort Williamのことほとんど調べずに来て、その時にゴンドラに乗って行ける所があると知って登ったわけです。その時は1994年でしたからネットも使っていないので事前調査は無理だったのですが。
今回再訪問するのにバスとゴンドラの時間を調べてはいました。しかし、始発のバス停が分からないのでツーリスト・インフォメーションで聞こうとしたら、その日(日曜日)に行くと思われ、”今日はバスはない”と。そんなことは分かっているし、お天気の具合を見て翌日(月曜日)か火曜日と答えたのですが、少ししてもう一度言われ、また同じように答えました。若干ムッとしました。そんな訳で、始発の場所を聞く気も薄れ自力で確認しました。海側にありました。
お天気の情報はObanで月曜日が良いらしいと知ってはいたのですが、家主のKeith君と話している時に火曜日の方がもっといいと聞いて、行く日を決めました。
当日バスを待っていたら数人の人が集まってきました。みんなNevis Rangeが目的でした。そしてバスが来た!と私以外はそちらへ。これがGlen Nevis行き。運転手は当然乗せてくれません。その時に後ろにNevis Range行きが到着。皆で乗り込みました。前回乗ったバスの道は覚えていませんが、後で新旧の地図を確認したら、道ができたようなので新しいルートかもしれません。ゴンドラのチケットを買っていざNevis Rangeへ。
Nevis Range、Mountain Gondola
   ゴンドラは短い間隔でやってくるので1台逃したところで全く問題ありませh。係もいるのですんなりと乗ることができました。冬のスキー客も利用するので結局こののゴンドラは年中動いています。風もほとんどなく大した揺れもなく進んでいました。この1年前に神戸布引ロープウェイのゴンドラに乗った時、帰りに風がひどくてゴンドラが大揺れし、落ちるのでは?と結構怖い思いをして乗っていたので、Nevis Rangeのゴンドラが穏やかに思えたのです。ただ、途中で2~3回止まるのが難点。どういうタイミングなのか分かりませんが、動き出した時にはホッとしていました。
Bike's rider courseゴンドラの山頂駅に着くと、たまにゴンドラの外側にマウンテンバイクを付けたのを見ました(左写真)。山頂駅の近くから、下へ向かってバイクに乗って滑降しているのです。雪がない時のゴンドラ+スキー場の活用らしいです。下に練習場があったのでいきなり滑降することはないと思いますが、私にはとても無理でしょう。滑降スタート場所とルートは決まっています(右の写真はそのルートのスタート点近く)。そして彼らのために、1日または1週間の複数回のゴンドラ乗車券を販売していました。
 Two View Points
ゴンドラの上の駅に到着後、とりあえず前回も歩いた2つのビューポイントへ行きました。前回はまだ雪が残ってましたが、今回は全くない状態でした。時期が異なるので地球温暖化の影響とは言えないでしょう。寒さもそんなに緩かったのですが、風はかなり強かったです。2つのビューポイントの間にゴンドラ駅のレストランで昼食をとり、記念の消印を押してくれるというので自分宛てに絵葉書を送りました。

<Meall Beag>
標高630m、所要時間:約30分
Meall Beag前回では所要時間が40分とあったのに、道は変わったようには思えないのに10分短くなっていました。歩き易くしたほどでもなく10分の差はどこから来たの? このビューポイントはちょっとわかりにくいのですが、周りより少し高くなっていて、周辺の植物相などの説明版があるところです(右写真)。
残念ながらBen Nevisに近いビューポイントですが、手前の山々に邪魔されて見えません。その代わりといっては何ですが、手前の山々とAllt Daimという川の壮観な眺め(下写真)は楽しむことができます。また、2日前に訪れたCaledonian Canalや西の端のCorpach、Loch Linnheとその奥のThe Narrows、River Lochy、Fort Williamの船着き場まで眺めることができました。
   Allt Daim from Meall Beag
  Sgurr Finnisg-aig<Sgurr Finnisg-aig>
標高:663m、所要時間:約20分
昼食後、こちらの方へ向かったのですが、風が特に強くなった気がしました。前回来た時の頂上のすぐ下は崖という記憶がなぜかあったのですが、間違って覚えてはいなかったようです。北側の山々やLoch Lochyも確認することができました。
Ben Nevis from Bus色々な眺めを楽しんだ後、バスの時間まではまだ十分にあったのですが、下の駅に何かあるかもしれないと早めにおりました。しかし、あったのはバイク・ハイヤー(マウンテン・バイクの貸し出し)とカフェ程度。仕方ないのでお茶を飲んでいました。外ではマウンテンバイクの訓練?を子供たちがしていました。
帰りのバスでは途中で少し長く停車したのですが、その時に窓の外を見るとBen Nevisがきれいに見えました。Great Glen Wayでも見えてはいたのですが、頂上に雲がかかっていてよく見えていなかったのです。これぞということで写真を撮りましたが、間の窓ガラスの反射が入ってしまい、左のような結果になってしまいました。デジカメの機能に”ガラス越しの撮影”というモードがあるのに、その機能を思い出さずに撮ってしまいました。そのモードがどれくらいのものかはわかりませんが。

  1. Fort William & Lochaber Online(英語):Fort William & Lochaber地方の情報のページです。
  2. Walk Across Scotland(英語): Scotland trailのガイドのサイトです。
  3. British Waterways Scotland(英語):British Waterways Scotlandのオフィシャル・ページです。
  4. Glencoe National Nature Reserve(英語);Glencoeに関する情報サイトです。
  5. Nevis Range Mountain Experience(英語):Nevis Rangeに関するサイトです。