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3Dデータの受け渡しについて


3Dデータをソフト間で受け渡す場合、標準的なファイル形式としてはOBJ形式(WAVE FRONT OBJ形式)になります。

OBJ形式ではマテリアル、テクスチャー情報もモデル形状データと一緒に出力することができます。

マテリアル、テクスチャー情報はmtlファイルとしてテキストファイルで出力されますが、透過度、トランス情報については出力されません。

従って、透過度、トランス情報についてはデータの読み込み先であるソフトで再設定する必要があります。

各ソフトに対応した専門のデータ読込機能を使えば、このような再設定は基本的には必要がなく、手間が省けるというわけです。

Poserのマテリアルの設定を他のソフトで設定し直すのにやっかいなのが、トランス情報だったりします。

トランスマップがPoserと他のソフトで白黒、逆に解釈されます。Poserではトランスマップの黒の部分が透明であると判断されますが、他のソフトでは白の部分が透明と判断します。

トランスマップの白黒反転は通常のグラフィックソフトで可能ですが、面倒である事には変わりありません。

3Dソフトのマテリアル設定でも、反転操作などの機能を大抵の場合、持っているのではないかと思います。

各ソフトでマテリアル設定の仕様は、かなり異なっている部分もありますので、最終的には各ソフトでということになるかもしれません。


mtlファイルに記述される内容は次のとおりです。

正式な仕様書などを確認したわけではありませんので、誤りがあるかもしれません。

newmtlname:マテリアル名称

Kdr g b:オブジェクトカラー、RGBで表現、111なら白

Ksr g b:ハイライトカラー、RGBで表現、111なら白

dn:透明度、0で完全に透明、1で不透明

Nsn:光沢、0〜100

Kar g b:環境色、RGBで表現、111なら白

Nin:屈折率、1は屈折なし、1以上で屈折

map_Kdfilename:テクスチャーマップ

map_Bumpfilename:バンプマップ

map_Ksfilename:光沢マップ、poserへのインポートでは解釈していません。

map_Kafilename:環境マップ、poserへのインポートでは解釈していません。

map_Dfilename:透明マップ、poserへのインポートでは解釈していません。

reflfilename:反射マップ、poserへのインポートでは解釈していません。


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