シャナのクリスマス 零時迷子編   3

 

悠二の部屋の時計が午前0時を指した刹那に悠二の身体の奥にある

 

トーチの炎が再び燃えさかる。

 

まるでリンクしてるかのように悠二自身が再び鎌首を持ち上げる。

 

対象的にシャナは、限界に達したようで、目の焦点が合わず悠二に後ろからはがいじめに

 

されたまままさに放心状態だが、悠二は、再び構わずラッシュに入った、

 

淫靡なハーモニーが部屋にこだまする。

 

 悠二の指がシャナの大陰唇を撫で擦ると、俺自身を飲み込んでいるシャナの膣がきゅんと締まり

更なる快感を俺に与える。

「ううっ痛いよお

 我慢できず、遂にシャナがぽろぽろと涙をこぼし始めた。

 そんなシャナの口に、悠二が唇を重ねる。

「んッくふぅくちゅッ

「ちゅッちゅぱっぷはっ

 互いに舌を絡めあうシャナと悠二。

 シャナは、痛みを紛らわそうとしているのか、貪るように悠二の舌に自分の舌を絡めている。

「シャナ……

 悠二は、今度はシャナの胸をふにふにと優しく揉み始めた。

 シャナは目を閉じ、苦痛の色を浮かべつつも、さっきよりは安心した表情になりだした。

 悠二の手でいびつに歪む、シャナの形のいい胸も俺の劣情をかき立てる。

 胸を優しく撫で擦ると思えば、今度はぎゅっと強く掴んだり、そして指で乳首を摘んだりして

シャナを愛撫している。

 悠二は、シャナの胸を揉みつつ首筋に舌を這わせ、全身に満遍なく刺激を加えている。


 ひとしきり、胸を愛撫していた悠二だったが、再びシャナのアソコに手を伸ばした。

 今度は包皮から可愛く顔を覗かせつつあるシャナのクリトリスをつまむ。
「ひゃっ!!」

 驚いたような声を上げるシャナ。

 俺のペニスを飲み込んでるシャナの膣壁が。きゅんッ、と締まる。

「あッうっ

 予期せぬシャナの膣の締め付けに、思わず俺も呻き声を漏らした。

悠二の言葉に従い、腰をシャナの膣奥へと送り始めた。

「あっくはっくううっ

 相変わらず痛むのだろうが、気にせづ打ち付ける

「悠二もう……

「シャナ温かくて最高だ

「悠二


 目の前でよがり声を上げるシャナの表情。

 絶えず締め付ける、シャナの膣壁。

「あっ、やっ、ゆっ、悠二

 再び、シャナは全体重を俺に預け、自らも腰を動かして快感を貪っている。

「シャナシャナシャナ

 俺も、シャナの背中に手を伸ばして力一杯抱き締める。

 シャナの子宮口を小突くうちに、きついシャナの締め付けが段々柔らかいものになる。

 ヒダヒダもペニスに絡みついて、俺の射精中枢を刺激し始める。


 射精が間近いのを悟った俺は、上下の腰の動きをぐりんぐりんと円を描くようにした。

 俺のナニとシャナの性器との接合部がその中心になるように。


「ううっシャナ!!」

 俺は、シャナの子宮口にナニを押し付け、白濁した熱い精液を迸らせた。

「ひぐっふあぁっ!!」

 息を詰まらせたような声を上げ、シャナはくたりと全身から力がぬけたようになる。

 熱い精液を膣内に浴び、ぐったりとなったシャナを見つめていた悠二は、シャナの両足を抱え
ゆっくりと持ち上げ再び打ち込んだ。

シャナにひときわ強い連続ストロークを打ち込むと、俺はたまらず自分の欲望をシャナの中にぶちまけた。

 それと同時に、シャナが俺に向かってぱたと倒れ込んでくる。身体全体が激しく痙攣しているのと、その度にぎゅっぎゅっと締め付けが来るのがよくわかった。

「ふぁ 、ま、またイッちゃった

「今日、何回目だ?」

「もう何度イッたか 判らない

「まだ、いけるか?」

……

 シャナは怪しい笑みを浮かべたまま、そのまま倒れこんで気を失ってしまった、

 シャナのアソコからずるりと引き抜かれる俺自身。

 

 息をつくのも面倒なくらい、今の俺は疲労感に包まれている。


 ベッドに背中を預け、天井を見つめる。

 

 タオルケットも掛け布団もいらない。ただ、開放的に横になるのが、

 

最大の慰みだ。………


 眠れない。

 

零時迷子のせいで悠二の体力・精神力は、悠二自身のミスティフと認知した日から

劇的に変化してきていた。


 当たり前のようにも思えるし、俺が幸福から突き放されてしまったようにも思える。

 無限の時と力が、ある日突然自分のものになったのだ、日常的な精神バランスが損なわれてきたのかもしれない。

 ごろん。
 寝返りを打って、うつ伏せになる。

 その時点で、無為の睡眠から見放された事は経験上理解していた。

寝返りを打ちながらいつの間にか眠っていた事なんて、ただの一度もない。

はぁ


時間は、早朝 窓の外は、まだ暗いがほのかに明るんできている

 

ヴィーヴーヴィッ。

……?」

 突然機械音がした

携帯電話メール着信のバイブ機能だ

着信表示は、吉田さんとなっている。

「坂井くん、おはよう、


前に犬の散歩してる時 河原でよく見かけたので今日もきてるのかな、いたらお話したことがあるのですが?」

・・話の内容は、わかっている シャナと俺の仲を聞きたいのだろう。

 

仰向けになろうとする動作の途中、布団の上に転がっている携帯をつかむ。

 俺は吉田さんに電話をいれた


彼女は、まだ犬の散歩中だったのだが、今日午前中に河原で会う約束を取り付けた

いつもは、シャナと朝練に行く時間だが、あれだけ可愛がったのだ、シャナは、

今日は、起きないだろう

ぼんやりと、シャナの寝顔を眺めながら

次は、一美ちゃんか・・・・・_鏡に映る俺自身に、

 

微笑む別の自分がいるような気がした。

 

 

   Fin

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