Thurso

1998/5/22

OrkneyのStromnessを午後3時に出発するフェリーではその後にInvernessに行こうとしても乗り継ぎのバス・列車がありません。このことをKirkwall(Orkney)の旅行社で調べてもらって分かり、急遽この町に一泊することにしました。不明の土地なので宿はKirkwallのツーリスト・インフォメーションで予約しました。フェリーはこの町でなくScrabsterというこの町から1キロばかり離れた場所に着きます。Scrabster-Thurso間の連絡バスもこの時間ではないのでタクシー会社の電話番号を教えてもらい、フェリーターミナルに呼び出すように言われました。私の英語は対面では何とかやれるものの見えない相手と会話は難しいのに・・・フェリーターミナルにはタクシーは待っていなかったので仕方なく掛けました。最初に「英語がうまく話せない」と断り何とか1台頼むことができました。後は予約表を見せるだけで宿まで無事に着くことができました。

Thursoの町
Thurso到着した日の夕方と翌日の出発までに少々時間がありましたので、町をちょっと見物。時間的には夕方と、土曜日ということもあったせいかとても静かな町という印象です。
町はThurso川の両側に広がっていて、歴史的にも結構古いようです。その川では元気なお兄さんが水上バイクを飛ばしていました。小雨で結構寒かったのです。町の繁華街からは海岸はちょっと離れていますが、お天気が良い日はOrkneyが見えます(ということでした)。宿のおじさんが出発の日に車で寄ってくれましたが、お天気が悪くてその日は見えませんでした。沖には白い大きな客船らしきものが浮かんでいました。海岸は外洋に接しているので白っぽい砂浜でした。
回りが農家も多いせいか、駅の回りには家畜の囲いが広がっていました。
私が持っている地図や旅行書には"サーソー"というカナが振られていましたが、現地では"サソー"といった方が通じた気がします。勿論"th"の舌ですが・・・
交通
  1. フェリー
    Orkneyからのフェリーは町から4キロほど離れたScrabsterに着きます。午前中の便はInverness行きの連絡バスがあります。後はタクシー(またはヒッチハイク!?)になります。
  2. 列車
    InvernessからScotrailが運営するものが平日・土曜日に3本走っています。遅い時間はないので注意が必要です。また、Georgemas Junctionという所でWickとの折り返しを行うので降りるところを間違えないように気を付ける必要があります。大抵は、Wickが終点・始発となっているようです。
  3. バス
    スコットランド中にサービスを展開しているCitylinkのコーチが日にInverness-Thurso-Scrabsterで1本走らせています。バス停はツーリスト・インフォメーションの近くでした。
宿での出来事
River ThursoScrabsterからタクシーで着くとおじさんが完璧な日本語で出迎えてくれました。余りにも素晴らしかったので思わず言葉が出ずに笑顔(?)を返すだけになってしまいました。その日は奥さん(交通事故に遭われていた)を病院に迎えに行くので町まで車に乗せていくと言われましたが、すぐには出発できないので地図をもらい町までの道を教えてもらいました。歩いて10分くらいだったかな?
翌日の朝食後、他の客と一緒にラウンジに入ってすぐに気付いたのがカレンダー。何と日本のカレンダーだったのです。海外用でなく日本用(祝日が日本のもの)です。よく聞いたら、10年以上も愛媛の人と文通しているとかで、おじさんは日本語を勉強しているとか。それであんなにちゃんと喋れたのか・・・その日も事ある毎に日本語を話そうとしていましたが、最後に奥さんに「もう練習は止めて」と言われて暫くは止めていました。もしかして、ツーリスト・インフォメーションに宿を頼むと、日本人だったら自分の所に泊めるように言っているのかも知れません、練習台に・・・。
日本語とは関係なく素敵な宿でした。部屋には裁縫セットやアスピリンまで用意してありました。一緒に泊まったアメリカ人の夫婦は一週間後に戻るのでまた泊まると言っていました。勿論、禁煙です。
(写真右はThurso川とThurso Bridge)

Inverness

1998/5/23

Thursoから約3時間40分、今回が3回目の4年振りの訪問となりました。途中車窓からは野生の鹿が跳ねているところを見、地図を広げて今どこを走っているかを確認していたら近くの席の男の子がその地図を借りに来たり、お手洗いに行ったら先客がいて待つ間社内サービスのおばさんと話したりで田舎の列車の雰囲気を味わっていました。
宿は駅構内の予約センターで取りましたが、かなり遠い所でおまけにベッドと壁が50cmもないような細長く狭い部屋でした。おまけに禁煙ではなくて。安くはあったのですが・・・よく知っている所なので、B&Bが並んでいる通りを歩いて飛び込んだ方が良かったようです。空きはいくらでもありました。思わず手渡されたアンケートに文句を書いて投函してきました。

4年前との違い

Inverness Castleの下の道にある花壇;来る度に変わっている
時間的には到着の夕方を過ごすだけなので、夕食後の散歩にお気に入りのNess川沿いからキャンプ・サイトをうろついただけでした。キャンプ・サイトに近づくと、光景が以前と変わっているような・・・確かに大きなレジャーセンターがIce Linkの横にできていました。以前は工事中だった気がします。センターは主にプールでウォータースライダーもありました。さめるような青色で回りから浮いている感じ。自然に囲まれた町なのでちょっと淋しい気がしました。でも、地元の人にとっては楽しい場所なんでしょうね。
催し物
Invernessでは夏は常に何かやっているようです。Ness側沿いにあるEden Courtでは Highland Festivalが行われていました。正装した人達が集まっていました。また、キャンプ・サイトの近くではカーニバルも催されていました。ツーリスト・インフォメーションでチェックすることができます。