Isle Of Iona

2002/6/11(tue)~6/13(thu)
6年前にOuter HebridesのBarra島に渡るため3時間程の待ち時間を利用して名所と言われる場所を回ったのですが、Mull島からの帰り今度はもう少しゆっくり見ようと宿泊しました。町は6年前と殆ど変わっていない様でしたが、小さな博物館の”A World in Miniature”が閉鎖されていて建物はあったものの入り口にはその面影は全く見当たりませんでした。
Oban
西Highlandの首都で、観光客には西の島々への玄関の町としてよく知られています。ここからMull島、Coll島、Tiree島、Colonsay島、Islay島、Lismore島、Kerrera島、Barra島、そしてSouth Uist島へと渡ることができます。また、町自身もいくつかの名所があり足を止めて見ても楽しめる所です。
町はかなりの大きさで交通の要所となっているせいか、観光客も大勢見られます。その観光客目当てにお土産店が海岸沿いにひしめいていました。
交通
  1. バス(コーチ)
    Glasgowからcitylinkのサービスが出ています。1日2~4本、季節、曜日によって異なるのでチェックが必要です。約3時間、途中Loch Lomond沿いの道を通るので景色を楽しみながらの移動になります。
  2. 列車
    やはりGlasgowのQueens Street駅から出ています。Crianlarichという駅でFort William/Mallaig行とに分かれます。乗ったことがないので所要時間は分かりませんが、2時間半くらいは見ておいた方がよいでしょう。本数も少ないようですし、都合の良い時間はやはりバスの方が便利かと思われます。
  3. 航路
    上記に挙げた各島々に渡るフェリーが出ています。乗り場は駅のすぐ隣り、バス停からもすぐです。運行はCaledonian MacBrayneで往復ならば5日以内/1ヶ月以内でそれぞれに割引があります。その他、各種の割引もありますので島巡りをする場合はとても便利にできています。(それに個人的なのですが、乗務員には親切な人が多い様に思いました。)
McCaig's Tower
町を見下ろす丘の上に建っている建設途中(で終わってしまったので屋根がない)建物です。Obanでは最も目立つもので、1887年に銀行家のJohn Stuart McCaigが建てたコロシアム様式の建物です。海側に設けられた展望台からはLorne湾を眺めることができます。無料。
6年前にもここは訪れたのですが、次の宿泊地のInverarayに出発する朝に時間があったので再訪しました。あの坂はやっぱりきつかったな・・・おまけに雨が降っていて眺めをゆっくり楽しむどころではなかったのです。
Dunollie Castle
元々は7世紀にまで遡るお城なのですが、15世紀から現在までは廃墟となっています。MacDougall氏族の屋敷でした。無料。
町の中心地から北へ海岸沿いの道(Corran Esplanade)を進み、War Memorialを過ぎた所にあります。小高い所で木々に囲まれています。登り口あたりの道には歩道がないので車には注意が必要です。また、城への道はかなり悪いので上品な靴はやめておいた方が良いでしょう。雨が降った場合には小川になっていることもあり得ます。
城に着いた所で注意書きがありました。石が崩れる場合もあるとか。落石で怪我をすることがあっても訪問者の自己責任とか。その通り、かなり悪い状態だったので、塔の中には入りませんでした。また、他に人もなく、何となく不気味な感じがしてきて長居はしたくない所でした。
城から降りた所で1台の車が止まっていました。カップルが行ってみようとしていたのです。感想を聞かれたのですが、一言”strange”と答えました。時間がない場合はとりたてて行く所でもなさそうです。
不思議な石達
観光案内を見ていると町外れに近い所に名所として2つの石が挙げてありました。
  1. Brandy Stone
    Pict人のストーン・サークルの1つと思われる石。フェリー乗り場の西南にあるDungallan公園の南の端にある。
    ということで、雨に降られながらも行ってみました。公園はすぐに分かったのですが、その端に辿り着いてもそれらしい表示がないのです。公園の先にも行ってみましたが、それらしい案内もない。仕方なく公園に戻ってその端にあった大きくてちょっと目立つ石を写真に収めてきました。後でツーリスト・インフォメーション前の地図を確認したら、どうもその大きい石らしいのです。ということで、不確かなのですが、とりあえずこの石にしておきます。
  1. Dog Stone
    ケルト民話の巨人Fingalの犬のBranがこの石に吠えかかった、という伝説が残っています。Corran EsplanadeのWar Memorialの近く。
    Dunollie Castleを訪れた時、通りに面した敷地内に上に低木が生えている大きな石があることに気付きました。お城からもよく見えたのです。私有地内らしく側には行っていませんが、道からも十分に見ることができます。こちらは人工的でなく、自然のものだと思われます。
    さて、犬は何故吠えかかったのでしょう?(巨人の犬って、どれくらい大きいのか・・・)
その他の名所
観光案内にあった名所を挙げておきます。いずれも未訪問です。
  1. Achnalarig Riding Centre
    乗馬とトレッキングが郊外の美しい所で楽しめます。レッスンも可能とか。要予約。通年可能。時間制の料金制度。
  2. Argyllshire Gathering(Oban Games)
    伝統的なハイランド・ゲームと世界レベルのバグパイプのコンテストです。毎年開催されていると思いますが、この年は8月の21/22日のみ。有料。日付等は事前にチェックのこと。
  3. Oban Distillery Visitor Centre
    6つの時代のあるモルトの中の一つで、蒸留の年代物の芸術も見ることができます。見学ツアーが行われていますが、季節・曜日によって異なるので事前にチェックが必要です。最終ツアーは閉店の1時間前。有料。McCaig's Towerへの登り口近くにあります。
  4. Oban Zoological World
    小規模経営での動物園です。小さなほ乳類と爬虫類が呼び物とか。通年開園。有料。場所は郊外らしい。
  5. Puffin Dive Centre
    スキューバ・ダイビングが楽しめる所とか。全レベルのダイバーを受け入れています。通年開催。”puffin”はこのセンターの単なる名前の様で、ダイビングをしてpuffinを見る訳ではなさそう・・・

Loch Etive Cruise

実はObanに滞在しようと思ったのはもしMull島でStaffa島に行けなかった場合に、ここからツアーが出ているのを知っていたので予備として日程を組んでいたのです。しかし、Mull島滞在中にStaffa島は訪れたし・・・ということで1日どこに行けるかをツーリスト・インフォメーションにあったリーフレットをもらってきて調べました。そしてこのクルーズ以外はどれも思うものではなかったのです。ツアーの時間とTaynuiltまでのバスと列車の時間を調べて十分に間に合うことが分かり、決行となった訳です。
Loch Etive Cruise
この湖(入江?)を知る様になったのは『ディアドラの悲話』という民話を勉強している時、たった1回だけ出てくる湖との説明からでした。他のScotlandの湖と別段変わっている訳でもないし、それまでも沿岸をバスで通ったこともあるので敢えて行かなくても、とは思えたのですが、何となくクルーズにも惹かれたのでわざわざ訪れてみました。
クルーズはTaynuiltという村の外れにある桟橋(このためだけに湖に延びる道が造られていた)から出発します。リーフレットによると、バス停または駅から公共交通機関の利用者のために乗り物が用意されているとありますが、前日の夕方までの予約が必要とか。仕方ないので桟橋まで徒歩で行きました(約30分)。道はリーフレットにあったので迷うことなく辿り着きました。徒歩は私だけだった様で・・・皆さん、車でした。
さて、このクルーズはいったいどこに行くのか?と分からないまま出発。北の方へ向かいました。そして、目の前に岩礁が現れた所で止まりしばらくそこにいました。その岩礁にはアザラシがいたのです。この時は少なくて皆見つけるのに苦労していました。やっと2頭見つけて帰路につきました。
帰りも徒歩で。途中、素敵なティ・ルームがあったのでお昼を兼ねて入りました。帰りのバスには余裕でした。
最初に見つかったアザラシ。
藻の上に浮かんでいました。
カメラを向けていたら、
丁度振り返ってこちらを見てくれました。
2頭目のアザラシ。
岩の上に転がっていました。
Loch Etive
Loch EtiveはConnel Bridgeの’Falls of Lora’(Firth of Lornへの出口)からGlencoeの山々までおおよそ20マイル(約32.2km)内陸に伸びています。4.2億年前の火山活動でできたものです。この湖は1万8千年から1万年前の間の最後の氷河期に氷河によってカーブができました。氷河が北の方へ後退し、最終的に溶けた時に、海水が谷に流れ込み、その深さは150mに達しました。
Loch Etiveの名前は’dark’または’roaring’の湖という意味で、その様相はその名前を表しています。夏の間に静かで水面が光っていると冬には荒れると言われています。その時には女神のEiteahが渦を巻く霧、風と雨を従えて山から走り降りてきているのです。
湖の周りには色んな種類の野生動物が住んでいます。アザラシ、カワウソ、赤鹿、イヌワシ、ノスリ(?私には不明)、鵜、白鳥、ミヤコドリ、ガチョウ、数種類の鴨、ウミガラス、サギがいます。イヌワシは大抵見ることができるとか。
桟橋から北の方を見た所。
向こうの谷間はGlen Etive、山の向こうはGlencoeとなる訳です。

  1. Oban and Lorn Tourism Association(英語、スウェーデン語、フランス語、ドイツ語、オランダ語):ObanおよびLorn地方の旅行情報のページです。
  2. Loch Etive Cruise(英語):Loch Etive Cruiseのページです。