Runrig

アルバム・リスト(第2期:1998~)

Day Of Days -The 30th Anniversary Concert- Ridge Records RR025(2004):live at Stirling Castle Esplannade, Scotland, on Saturday 23rd August 2003
デビュー30周年記念コンサートのライブ盤です。DVDになるとは聞いていたのですが、CDまで作ってくれました。残念ながらDVDよりも収録曲が少ないのです(DVDも全曲ではない)。それなのにボーナストラックで3曲付けているのです。それよりもライブ録音を!と言いたくなります。最新アルバムからはタイトル曲のProterraFileas Air An Airighのみ。ちょっと淋しいではありませんか。Duncan (Chisholm)が特別出演した2曲は残っています。どういう基準で選んだのでしょうか?(Duncanのファンでもあるのでこれについては嬉しいのですが) 録音状態が悪かったとは思えません。この後、ライブ&アーカイブ・シリーズのAccess All Areasもあると言うことなので、そちらに期待しておきます。
この記念コンサートには私も行き、当日のことを思い出しながら聞いています。特に最後のBook Of Golden Storiesは後ろ向きに聞いていたのでこうやって残っているのが嬉しいです。Maymorningのところでメンバーの紹介を行っているのですが、当日Roryの紹介をやった?と思っていたのです。Calumの後にRoryがすぐBruceの紹介をしたので、?と思っていたのです。この録音を聞いて判明しました。CalumとRoryを一緒に紹介していました。また、ドラムスのIainの時、Bruceは”2番目に新しいメンバー”(1番新しいのはBrian)と言っているのですが、”それはあなた(Bruce)でしょう?”と突っ込みたくなります。また、紹介の後にゲール語で歌おうと言って皆で歌った後、当日は真夏なのに”ジングルベル”をやったのですが、さすがにそこはカットしていました。
DVDを見ることが出来ない方々には、当日の様子などをうかがい知るにはお薦めの1枚です。
  1. Going Home
  2. Hearthammer
  3. Protect And Survive
  4. Big Sky
  5. Hearts Of Olden Glory
  6. Siol Ghoraidh
  7. Proterra
  8. Running To The Light
  9. The Stamping Gound
  10. Maymorning
  11. Faileas Air An Airigh
  12. Book Of Golden Stories
Bonus Tracks:
  1. Day Of Days
  2. All The Miles
  3. A Reiteach
Proterra
(with Paul Mounsey)
Ridge Records RR021(2003):producer Runrig with Paul Mounsey
デビュー30周年を迎えての新作です。この(一般)発売に2日先駆けてStirling城前庭で記念コンサートを行いましたが、その時にこのタイトルトラックを始め数曲を披露しました。今回はBrasilのキーボード奏者で前作の"The Stamping Ground"でも参加したPaul Mounseyを大クローズ・アップしての録音になっています。そのせいもあるのか新しい試みをやっているように思えます。
最初に聞いた時”?”という感じでした。アルバム・ジャケットとタイトルから何となく哲学的なイメージが抜けないまま全曲を聴き終わった時もそれがずっと残ってしまったのです。その後インターネットのオフィシャル・ページのメッセージ・ボードを見るとこのアルバムに対して賛否両論が戦わされていました。”やっぱり・・・”とは思いつつ、その後聞いていく内に固いイメージは抜けていました。
この中で古いファンにはお馴染みの2曲を再録音しています。当然アレンジは変わっています。その1曲がトップの"The Old Boys"。もう1曲が7曲目の"AnToll Dubh"でどちらもアルバム"Recovery"に収められていました。"The Old Boys"の方は殆どBruceのアカペラです。2曲目がタイトル曲でこの中では一番のお気に入りです。バックのフィドルがWolfstoneのDuncan Chisholmで記念コンサートでもスペシャル・ゲストとして参加していました。このフィドルの間奏効果もあって全体に流れるようなイメージがします。"Proterra"とはラテン語で"for land"という意味とか。"Empty Glens"はイントロがとても印象的です。ノリが良いというか。"Gabriel's Sword"はBruce一人で書いた曲でソロ活動も並行してやっているのですが何故かこちらに入ったようです。次の"From The North"はこれまた珍しくそのBruceとRory, Calum, Malcomの4人で作ったという曲です。Bruceのボーカルから始まるのが印象的です。"Heading To Acadia"はMalcomの作でインストルメンタル。相変わらず元気です。最後の"Angels From The Ashes"もインストルメンタルですが、作曲は何とBlair Douglas。どうしてでしょうか?静かな終わり方です。
  1. The Old Boys
  2. Proterra
  3. Day Of Days
  4. Empty Glens
  5. Gabriel's Sword
  6. From The North
  7. An Toll Dubh(The Dungeon)
  8. There's A Need
  9. Faileas Air An Airigh(Shadow On The Sheiling)
  10. Heading To Acadia
  11. All The Miles
  12. A Reiteach(The Reiteach)
  13. Angels From The Ashes
Access All Areas Runrig Live:The Archive & Live Series(ファンクラブメンバーのみ購入可)
ツアーのライブレコーディングから出されシリーズ化されています。2001年からのStamping Groundツアーがメインとなっていますが、それ以前の録音なども付け加えられています。いずれもファンクラブのみでの販売なので一般発売はされていません。また、それぞれ別々の発売・販売となっています。
Vol.1 Ridge Records RR017(2001):The Stamping Ground Tour in Hamburg(2001/6/12), Portsmouth(2001/6/2) and Koln(2001/6/13/,2001/8/17);Bruce's Invterview on Radio Scotland(2001/5/17);Archive Runrig From 1978(全16曲)
私が見たものに近いので親しみが沸いてきます。何せPortsmouthは私が見たLondonの翌日でもあるし(惜しい!)、イントロからしても思いで一杯なのです。
Vol.1は11曲までがツアーのライブ。1曲目はツアーでも使われたイントロでMalcolmがDonald Blackと組んでいるユニットの曲。このアルバムでは特別にCalumがアルバムへの案内のメッセージを入れています。11曲目の"Maymorning"にバンドのメンバー紹介が入るのですがこの日は丁度ニューメンバーのBrian Hurren君のバースデー(8/17)とか。そしてBruceは"He's never been kissed"と付け加えています(ホント?プロファイルには確かにsingle and freeとあるけど)。残りの内4曲はBruceのラジオでのインタビューとその時のライブ、そして"Water Is Wide"(以前のものと同じ)。そして最後の1曲がDonnieが時代に録音されたもの。まだデビューしたての頃のもので、場所はStronway(Outer HebridesのLewis島)のTown Hallで何とカセットでの録音。ということで音は掠れています。よくもまあこんなのがあったと言おうか・・・ここでそれを入れた勇気はすごい!
Vol.2 Ridge Records RR018(2002):The Stamping Ground Christmas Tour 2001 in Edinburgh(2001/12/4), Manchester(2001/12/5), Odense(2001/12/7), Paderborn(2001/12/13), Mainz(2001/12/12), Heilbronn(2001/12/11) and Lübek(2001/12/14);Band archive from 1984 and 1986;Songwriting demo from 1994(全15曲)
9曲がツアーのもの。この時は"Running To The Light"のイントロが使われているようです。10曲目が以降の録音の案内が入るのですが、珍しくMalcolmがしゃべっています。珍しいのは13曲目の"Spoons"。これ、曲のタイトルでなく楽器から取られているようです。Calumがスプーンを使って演奏しているのです。トラッドではよく見られる光景なのですが、ステージで見るのは少ないかも。最後の"The Mighty Atlantic"はRoryのボーカル。デモ録音でした。
Vol.3 Ridge Records RR019(2002):The Stamping Ground Tour 2001 in Inverness(2002/5/9), London(2002/5/15), Glenrothes(2002/5/8), Oxford(2002/5/14), 2 Demos(2001, 1984), 1 single's B-side(1983), 1live session from BBC Radio 1(1984/2/2) and 3 live recordings from BBC Radio Birmingham(2001/5/5) (全14曲)
1曲目は例によってメンバーによるイントロ。今回はRoryです。"Faltie(Welcome)"で始まる案内が全く分からないのでこんなにアクセントが強いのか・・・と思ってよく聞くとゲール語で話していました。途中から英語に変わって分かる様になります。
次の5曲が2002年のThe Stamping Ground Tourからのもの。5曲目"Feasgar An Lá"と6曲目の"Running To The Light"のクレジットには"featuring Duncan Chisholm on Fiddle"とあります。この時のツアーのサポート・ミュージシャンとしてIvan Drever & Duncan Chisholmが同行していたのは知っていたのですが、Runrigの演奏にも加わっていたのは当然あり得た話です。それがこんな形で聞けるとは思ってもみませんでした。5曲目はギターとのリエゾンの形なので聞き取りにくいですが、6曲目は随所にフィドルが入っていてDuncanのためにこの曲をやったのでは?と思うくらいのアレンジです。元々スタジオ録音でも入ってはいるのですが・・・こんな組み合わせでライブを見ることができたら最高です。
最後の3曲はBBC Radio BirminghamでJanice Longさんがインタビューして、アコースティックでやっているライブです。リクエストが多かったのでこのアルバムに収録したとか。インタビューはBrianの若さにも触れてました。こんな生ライブを目の前で見たJaniceさんがうらやましい。
Vol.4 Ridge Records RR020(2003):30th Anniversary Double CD
CD1:The Final Stamping Ground Tour, Winter 2002 at Glasgow Barrowland;Summer Festivals in Sweden & The Faroe Islands2002;1987 in East Berlin & 1977 BBC Gaelic Radio Session;Lost Recovery Album Track from 1982;Demo from 1997
(全13曲)
CD2:BBC Radio Scotland 30th Anniversary Tribute
デビュー30周年を記念して2枚組で発売されました。でも2枚目はBBCで1週間ぐらいネット上で聞くことができたので何とか録音をしていたもの。放送前に私の所にもインタビュー話が持ち込まれましたが(海外だからでなく)地理的に出来なかったのですが放送時間を教えてくれたので当日ライブで聞いていました。放送は2003年1月1日GMT時12:00からでした。この中で日本のことがちらっと出てきてますが、私のせい? 放送を聞けなかったファン達には嬉しい1枚です。
さて1枚目の方ですがトップにあの"The Summer Walkers"。やっと入れてくれました。会場での盛り上がりが余りうまく録音されていないように感じましたが、やっぱり嬉しい1曲です。バンド紹介を含めた"Maymorning"が再び入っていますが、最後の方に”ゲール語の歌を一緒に”ということでBruceがリードをして皆でやってます(こうやってBruceも歌えるようになったみたいです)。曲は"Cnoc Na Feille"のコーラス部分。そして引き続いて”ジングル・ベル”。日付を見たら12月14日となっているのでまあ良いでしょう。私はこの年、10月半ばからクリスマス・ソングを一緒に歌っていたので、納得できる日付でした。でもこの歌詞、私が覚えている物と違うような気がします。デモ録音は"Anytown"という曲でアルバム"In Search Of Angels"のために書かれたのですが使われなかったとか。なるほど・・・という感じの曲です。この曲だけ歌詞が付いています。最後の"Suilven"はシングル"Song Of The Earth"(1993)のカップリング曲だったので持っていました。新しいファンのために入れたのでしょうか?Malcomの曲です。次のアルバムまでの場つなぎという訳ではないでしょうが、こういう形で色々な録音を聞くことができるのは嬉しいです。
The Stamping Ground Ridge Records RR016(2001);producer Runrig; Kristian Gislason; Runrig & Paul Mounsey
このアルバムを最初に聴いたのが何せNewcastle(England)のコンサートでという今後なかなか起きない状況でのことでした。初めて聞く割にはすっかりとけ込んでいたせいか一体どれくらいやったのか分かりませんでした。それくらい、しっくりいっていたのです。
前作のスタジオアルバム"In Search For Angels"と比べても、前作がボーカルに少々堅さがあるように感じられたのに、今回のは見事にボーカルがかみ合っているように感じました。

1曲目は最初のシングルとか。オープニングを飾るには無難なのか?
2曲目がタイトル・トラック。英語の部分はBruceが、1行のゲール語の部分はRoryがそれぞれリードを取っているのですが、これが見事にかみ合っていて、コーラスに入ると否が応でも盛り上がってきています。1行のゲール語でもちゃんと英訳を入れているあたり、とっても丁寧に歌詞を伝えているのが伺えます。
3曲目はゲール語の歌なのでRoryのリード。コンサート会場で聞いた時はトラッドかと思うくらいの感じの曲です。
4曲目は2つの曲がくっついているけど、どうしてこうなっているんでしょうね。"China"がついているからと言っても、サウンドはポップ・ロック風です。
5曲目はMalcolm Jonesの曲でインストルメンタルです。最後のあたりはエンジンが切れていくみたいですが・・コンサートではこんなではなかったのです。
6曲目は珍しくBruceとMalcolmの共作。Bruceはソロでもまだ活動していて、自作の曲もやっているので考えられないことではないのです。この中では一番静かな曲です。
7曲目はコンサートではやっていないもの。Macdonald兄弟は育った環境からか、海と農業に関する歌が多いと思いませんか?Bruceのハスキーボイスが結構響いています。
8曲目はこの中でも最高のナンバーになっています。BruceとRoryがそれぞれリードを取るパートは全くのアカペラ、コーラス部で後半にちょっとだけ楽器の演奏が入っています。そして歌い終わったところで、みんなで拍手(?)。内容は最近のハイカー達の状況にちょっぴり批判も込められているような気がします。コーラス部にハイランド地方の山は湖の地名がちりばめてあります。(地図で全て確かめました。)
9曲目もコンサートではやっていません。ミディアムテンポの流れるような感じ。
10曲目も2つの曲がくっついていますが、やはり何故くっついたのか?と思っています。最初がゲール語でバラード風、後の方が英語でミディアム・テンポになっています。Strathcononもハイランドの地名。後半は部屋で聞いていても思わず手拍子を付けたくなるのです。
11曲目はMacdonald兄弟に加えBruceが曲作りに参加しています。バラードっぽくやっています。
12曲目を最初に見たとき”あれ?”と思ったのです。なぜなら、この曲"In Search Of Angels"のアルバムから3枚目にカットされたシングルの"This Is Not A Love Song"のカップリング曲なのです。別なのか?と思って聞いたのですが、全く同じもの。カップリングだけではもったいない曲なので、アルバムに追加したと思っています。とっても爽やかな感じです。コンサートではやっていません。
The Stamping Ground
  1. Book Of Golden Stories
  2. The Stamping Ground
  3. An Sabhal Aig Neil(Neil's Barn)
  4. Wall Of China/One Man
  5. The Engine Room
  6. One Thing
  7. The Ship
  8. The Summer Walkers
  9. Running To The Light
  10. Oran Ailein(Alan's Song)/Leaving Strathconon
  11. Big Songs Of Hope And Cheer
  12. Oran(Song)
Live At Celtic Connections 2000 Ridge Records RR014(2000);at The Royal Concert Hall, Glasgow, January 25th, 2000
2000年8月下旬に発表されたライブです。まず聞く前にジャケットデザインがとっても気に入りました。CDケースに更に厚紙のカバーが付いていて、同じデザインが印刷されているのでカバーだけを机の上に飾っています。
英語のナンバーは古いものから"Rocket To The Moon", "Protect And Survive", "The Only Rose", "Hearts Of Olden Glory"( これ、すべて"The Cutter And The Clan"からのもの)、"In Search Of Angels"から"Big Sky", "Maymorning", "The Message"そしてその間の"The Edge Of The World",ゲール語の方は"Siol Ghoraidh"(大部分をRoryのボーカルに変えている),"A Dh'Innse Na Firrinn"("In Search Of Angels"), "Rubh Nan Cudaigean"(新しい曲? Malcolmの"The Middelton Mouse"とくっついている。ビデオの方でもやっているインストルメンタルですが、つい踊りたくなるようなナンバーです)、そして"Transmission Live"でもやっていたThe Galgow Islay Choirを迎えての"Cearcal A' Chuain"と"Pog Aon Oidhche Earraich"です。最後は"Skye"。中盤の"Rubn ..."あたりから次第に盛り上がっていく様子が伺えます。これを聞いたらまた生ライブを見たくなってきました。
最後の"Skye"が終わった後、しばらくそのままにしていたら何とBruceのおしゃべりが聞こえてきました。コンサート中のものらしいのですが、自分の声に"Celtic Roots"を見出したとか・・・奥さんに髪を切ったことを詫びたとか・・・これ、アルバムのどこにも書いていないので終わってすぐに切っている人は気づいていないかも。因みに、ファンクラブの写真を見るとBruceの髪、本当に短くなって若く見えるようになっていました。
Live at Celtic Connectiions 2000
In Search Of Angels Ridge Records RR010(1999);producer Chris Harley
新しいボーカリストを迎えての最初のアルバムです。そしてプロデューサーにはChris Harleyが戻ってきています。今回は自分達のレーベルのRidge Recordからのリリース。ヨーロッパでは一部Sonyからもリリースされていますが、日本では契約も無し。輸入盤店を見て回っても置いてありません。一般ではかなり入手ができなくなってしまいました。彼等のホームページでオーダーできるようになっています。
このアルバムタイトルを最初に知った時、私は”えらくゴスペルっぽいタイトルだな”と思ったのでした。でも彼等の場合はいつもそうなので、違和感があるわけではなかったのです。最初に曲を聴いた時ニュー・ボーカリストのBruce Guthroにしっくりこないように感じてしまいましたが、2回、3回と聞いていくうちにそんな感じは全くなくなりました。これは私の気分の持ち方だったようです。彼等自身は新しいボーカリストを大切にし、それでいて自分達の持ち味を失わないようにしていると感じています。
曲は12曲、内ゲール語が4曲、リード・ボーカルは全てRory Macdonald。やっぱり・・・Bruceはゲール語をマスターしたとは聞いていますが、まだいきなりリードを取るのは無理なのでしょうね。もっとも、以前からゲール語の歌になるとRoryがリードを取る比率が多くなっていたのでこのアルバムに限ったことではないかも知れません。また、バックボーカルにCalumも戻ってきています。
1曲目の"Maymorning"はセカンド・シングルになった曲。タイトルに合わせてか5月3日にリリースされました。(最も私の手元には送付の二度手間なのかそれ以前に届いていました。)切れが良いリズムです。2曲目の"The Message"は最初にシングル・カットされた曲です。タイトルどおりかなりのメッセージが盛り込まれているようです。イントロはMalcolm Jonesのパイプが響き渡って、ケルト+ロックのファンは思わず感激するかも。6曲目の"Da Mhile Bliadhna/Two Thousand Years"は聖歌を思い出させるメロディ。私の一番のお気に入りです。途中のコーラスの盛り上がりは最高です。8曲目の"A Dh'innse Na Firinn/To Tell You The Truth"の歌詞はたった6行、なのに演奏時間は5分近くあります。コーラスの部分が結構楽しい、ミディアムテンポの曲です。でも内容はシリアス。11曲目の"Travellers"は静かなバラード。Bruceの声が気持ちよく響いています。ラストのアルバムのタイトル曲"In Search Of Angels"はRoryのリードです。こちらもバラードになっています。歌詞の中に"Uist"の地名が出て相変わらず地元を大切にしていると思ってしまいました。
アルバムのクレジットを見ると、BruceはまだEMI Candaとの契約が残っているのですね。

In Search Of Angels
(参考)2枚のシングル 1999年2月に"The Message",5月に"Maymorning"がリリースされましたが、カップリングされている曲はアルバムでは聞くことができないもの。
"The Message"ではライブ(1998年8月、デンマーク)で"The Water Is Wide"をやっています。最初にタイトルを見た時は彼等のオリジナルかと思いましたが、多くの人が歌っているトラッドのあの曲です。(関西では競艇のコマーシャルでもお馴染み。)これはBruceのニューアルバムの曲らしいです。私は最初に聞いたCliff Richardのバージョン(1982年)が一番気に入っています。
"Maymorning"では"Rocket to the Moon"の同じく1998年デンマークでのライブです。このライブでBruceが初登場したのですが、彼等の古い曲も沢山やっていたようです。その中の1曲。Roryが頑張ってリードを取っています。歌詞をよく聞くと"Manitoba(カナダの州)"のところをBruceの出身である"Nova Scotia"に変えてありました。
いずれもファンクラブ(ホームページも同)からメール・オーダーできます。ストックが無くなることもありますので欲しい方はお早めに。