旅もほぼ終わりに近づき、日本で手に入りにくいCDやビデオを仕入れに大都会に寄ることにしました。EdinburghでなくGlasgowにしたのは単に宿代が安く、日帰りツアーの種類も多いと思われたからでした。
Invernessを朝9時40分発の列車に乗り、Stirlingで乗り換え、Glasgow Queen Street駅に着いたのは午後2時過ぎ。宿は前に予約センターで2回も紹介されたところに飛び込み。部屋は殺風景でしたが、便利な所にありまた朝食が良いのです。この通りには数件B&Bが並んでいます。
??? | ||
Glasgow市内の観光は2回もやっていますのでほぼ買い物で終わりました。しかし一日中回っていることもないので以前入り損なったGallery of Modern Artに入ってみました。やはり"Modern Art"というくらいはあって私には理解しがたい作品が多く展示してありました。最後に記念に建物の写真を撮ろうとして気付いたこと;前の像がパイロン(工事中に建ててある円錐の赤い物体)を被っていた?? | ||
拡大してみると・・・ |
1998/5/25
5/25(月)はバンク・ホリデー。お店のあちらこちらがお休み。ならばと、日帰りツアーを探していたところ、2年前の旅行で訪れてみたいと思ったInverarayへのツアーがありました。そこと一緒にLoch Lomondにも訪れるツアーでこれで4回目になると思いつつ、(旅行シーズンには時期が早いので)他にないし、という事で参加しました。こちらは大型バスです。しかし思わぬ場所も通り、充実したものになりました。
これまで5回のスコットランド訪問で初回を除く毎回この美しい湖を訪れています。今回はたまたま訪れることになりましたが、みんなにまた?と言われそう。でも、何回訪れても美しい所です。一番良いのはBalloch辺りでしょう。一度その辺に泊まってゆっくりしたいものです。 | ||
Luss | ||
ここは最初の訪問(4年前)でクルージングで来た所でした。全く変わっていなかった、と思います。リゾートエリアとなっている所で、お土産店も多く並んでいます。今回は海岸をゆっくり歩き回っていました。この湖は水温が低く、落ちるとすぐに助け上げないといけないそうです。 ここは最初の降車地でしたが、その前にBallochの近くをわざわざ通りました。Loch Lomondを沢山見せようという心遣いからでしょう。また、途中ここの広場(ただの草原)でハイランド・ゲームが行われるとの説明もありました。Cameron Houseの近くだったと思います。 なお、"Luss"はゲール語では"Lus"と書き、意味は"plant"または"herb"だそうです。確かに回りを木々に囲まれています。 | ||
Tarbet | ||
Inverarayからの帰りにもう一度寄った所です。丁度、Loch Lomond沿いの道からInveraryへ向かう道に入る場所です。小さい村ですが、ツーリスト・インフォメーションもあり旅行者には不便はなさそうです。ここの船着き場からLoch Lomondのクルージングが出ていますが、ツアーではオプションでバスの中で前もって申し込む必要がありました。ここではさすがに船はもうやめようと思い申し込みませんでした。申し込まなかった人は時間まで自由にして良いとのことで、近くをうろついていました。向かいにあるBen Lomondの頂上が三角形に見えていました。 |
2年前にGlasgowからObanへ向かうバスで数分止まった所でした。バスの中から見た景色が美しくて、一度は訪れてみたい所になっていました。今回訪れる機会を得たので嬉しかった筈でしたが、滞在時間が昼食時間も入れて1時間半、あまりに短すぎました。いつかきっと最低2泊はしてのんびり過ごせることを願っています。 | ||
Inveraray Castle | ||
この町に入ると真っ先に説明があったのがこのお城でした。森の中にその姿を見た時には是非行こうという気になりました。バス駐車場から5分くらいは歩きました。中に入ることはできますが、まだ開館時間ではなく、また滞在時間があまりにも短いので回りを見てレストランとギフトショップに寄って引き返しました。庭が綺麗そうだったのですが、立入禁止。柵の間から見て、写真を撮っただけになりました。立派な庭なのに勿体ない。 | ||
石橋(眼鏡橋?) | ||
この町に入るのに必ず通る橋なのですが、バス停から見ると印象的です。 Loch Fyneに注ぎ込む小さな川に架かる橋で、かなり古そうな橋です。道幅が狭いので特にバスは両側通行ができません。渡っている時は狭いな・・・という印象しかないのです。Inveraray Castleの玄関の前からはLoch Fyneとは逆の方向からこの石橋を見ることができます。 Loch Fyneにはまた別の石橋がありました。これらの橋はこの地域の特色でもあるのでしょうか? | ||
Inveraray Maritime Museum | ||
Loch Fyneに浮かべた帆船が博物館になっています。ここも時間がなくて入っていませんが、面白そうな所でした。 | ||
その他 | ||
ツーリスト・インフォメーションで今後の旅行の参考にと資料を取った後、その前の広場からLoch
Fyneを眺めながら、船着き場まで歩きました。本当に美しい所で、ツアーで立ち寄った旅行者以外の人達はのんびり過ごしていたように思います。他にも観光名所がありますが、今回はこれまでになります。 ところで、ここは観光バスも沢山集まっていました。その駐車場では、2台のバスの間に1台がやっと入ることができるようなスペースに我々のバスの運転手はバックで見事に1回で滑り込ませていました。バスの中ですごい腕と思っていると、止まったところでガイドが運転手のテクニックに拍手といったので思わずしてしまいました。 |
Glen Croe | ||
Loch LomondからInverarayに向かう途中この谷を通ります。通り抜けたところのビューポイントの一つで数分止まりました。写真を撮る人のためです。私もその一人。谷を見るとなかなかの景色でした。また、進む方向を見ると小さな湖が見えました。(写真右) Loch Restilというらしく湖というよりは大きな水たまりのようでした。バスに戻ると皆私の顔を見て「凍り付いているね」と言うのです。確かに寒くはありましたが、そこまで言われる程の顔をしていたのかしらん? 新鮮な空気を吸ってリフレッシュできたのでした。 | ||
Firth of Clyde ~ River Clyde | ||
Loch Lomond湖畔のTarbetを離れ湖沿いに走っていたかと思うといつの間にか山の中を走っていました。少々疲れていたのか寝ていたのです。そして山を抜けると海が見えてきました。新しくできた道という事で、私が持っていた地図にはどこをどういうふうに通っているのかよく分かりません。海に出た所は陸軍の駐屯地および訓練エリアがあるところでした。Garelochheadという所らしいです。また、道の反対側にはピース・キャンプが陣取っていました。 そこから南に下るとRhuという変わった名前の町を通ります。右の写真はこの辺りで撮ったものです。(左の虹はバスの窓の反射の光) そしてFirth of Clyde沿いの道を進み、かつての造船の町のDumbartonに入るとRiver Clyde沿いになります。そのまま真っ直ぐにGlasgowまで進むかと思ったら、この川に架かる大きな橋をわざわざ渡ります。その橋から見たRiver Clyde~Firth of Clydeの眺めは良かった。バスの座席が幸い川・海沿いで良かった。沿岸のあちこちにはヨットが係留されていました。 |