見どころ(その1):名物の建物と自然
Round Church(Bowmore) | |
Daniel Campbellによって1767年に建てられたScotlandでたった2つしかない円形の教会の一つです。悪魔がどこにも隠れる角を作らないために円形にしたというのは有名な話です。 この教会から港までMain Streetが真っ直ぐにのびています。Bormoreの象徴的な建物で、殆どの観光案内に載っています。右の写真は日曜日の朝10時に、車が全く通っていなかったので道の真ん中に立って撮りました。 |
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Carraig Fhada(Port Ellen) | |
四角柱が2本建った灯台です。ソーラー・パワーで動いているとか。詳しいことはそれ以上分かりませんでした。中には勝手には入ることができません。すぐ側に農場(B&Bにもなっているよう)とクラフト・ショップがありました。車は手前の墓場の近くの駐車場まで。 Port Ellenの宿の人が近場を歩き回ると言ったらここが良い場所だと教えてくれたので行きました。Port Ellenを外れて蒸留所の前を通り過ぎた時、3人連れの男性に会いました(一人は蒸留所に入っていましたが)。声をかけられて”どこに行くのか?”と尋ねられたので地図を示して”灯台へ”と答えると”それは良いね。お墓の所を曲がっていけばいい”と言ってくれました。それで歩き出してしばらくすると彼等が車で追いつき”乗りなさい”と。車中ちょっとした話もしてお墓近くの駐車場に止めて降ろしてくれました。お礼を言って歩き出し、ふと振り返ると後部座席に座っていた一人が助手席に移ってました。私が乗った時は助手席が空いていたので、蒸留所を出発する時から彼等は私を乗せるつもりだったらしいのです。約2kmの徒歩の時間がおかげで節約できました。 |
Museum of Islay Life(Port Charlotte) | ||
Islay島のあらゆる生活様式を展示した博物館です。島の開発史の資料も展示されていてます。特にここ最近島の中に点在するストーン・サークルやスタンディング・ストーンの発掘資料もあり、先史代からの資料を集めているようです。建物は以前は教会として使われていたもので回りは墓地です。イースター-10月末の月-土曜日は10-17時、日曜日は14-17時の開館。有料。展示館内の写真撮影可能。 右の写真の下は展示物の一つ。昔のウィスキー蒸留器(still)です。Islay島に今でも数カ所にある蒸留所の元である様に思わせるものでした。Islay島ならではの展示物でしょう。どう使われていたかについては他の解説を見て頂いた方がずっと良いでしょう。各蒸留所にはこの大きな蒸留器が並んでいるのを見られたことがあると思います(テレビ・コマーシャルでもよく出てきます) この建物の手前は生活品の展示ですが、奥の方は島の様々な資料室も兼ねてました。その資料が床の上まで置いてあるのでかがみ込んで見ていました。邪魔になった様なので立ち上がったと同時に”Excuse me”の声が。”Sorry”と答えてお互い顔を見たら・・・彼女は行きのフェリーで話をした女性でした。”まあ”という声をあげてまた少し話を。彼女はツアーらしくまたまた他の連れの人達に私のことを話し出しました。こんな事もたまにはあります。 |
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Islay Natural History Trust(Port Charlotte) | ||
野生生物の情報センターです。Islay島の自然史ではその情報と展示があり、子供達の活動や優れた資料図書館があります。4-10月の開館。時間等はポスターや地域紙を参照、または電話で問い合わせるようにとのこと。有料(1週間有効とか)。 時間が無く訪問していませんが、村の中央の通りに面した所にありました。 |
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Dunyvaig Castle(Lagavulin) | ||
島々の君主のMacDonaldの城です。廃墟。Port
Ellenから2.5マイル(約4km)東のLagavulinの海岸の岩場の上に建っています。 Port Ellenから東へスタンディング・ストーンを訪れた後に更に東へ進んで帰りはバスでと思いLagavulinに近づいた時に岩場の上に何かがあるのに気付きました。バスの時間が近づいていた様なのでとりあえず写真だけ撮ってきました。後で調べたら城跡だと判明したのです。干潮ならば岩場まで行くことができるようです。但しその道までははっきり分かりません。興味がある方はじっくり捜して下さい。 |
The Ard(Port Ellen) | ||
Port Ellenの対岸にある岩場と湿地の一帯です。ここには砦とSwan's Poolという池(?右の写真がそうなのかもしれませんが)があるそうなのですが目印がある訳でもないのではっきりと分かりませんでした。最も高い所に見張り小屋らしきのがあり野鳥の観察などに使われているようです。また、野生のアイリス(黄色)の群生も見られました。夕食後の散歩にと、行ってみました。 |
Uiskentuieという村近くの海岸(Loch Indaal奥の海岸、Bridgend西約3.5km) | ||
空はサイクリング日和で雨も降らなかった日でした。風はとても強かったのですが、海岸沿いの道はとても気持ちよく走っていました。前日歩いていったBridgendを通り抜けPort Charlotteまでは殆ど平坦な道でした。海はすぐ側まで。こんな所を写真に収めない訳にはいきません。しばし止まって風に煽られながらも広々とした光景を撮ってきました。下の写真の海はLoch Indaal、海からの風が吹き抜けていました。(3枚の合成) | ||
Tràigh an Luig(Loch Indaalに面した海岸、BridgendとPort Charlotteの中間) | ||
Portnahaven/Port Charlotteからの帰り、次のNature Reserveへ急ぐ中ちょっと時間があったので今度は石ころだらけの海岸を。ここもビューポイントの一つの様で、人が降りた跡がありました。写真下の右の方の陸地に白いものが見える所がBowmore。(3枚の合成) | ||
Kitnaughton湾の海岸(Port Ellen) | ||
灯台(Carraig Fhada)を訪れた跡近くの浜辺を彷徨いていました。あまりに綺麗でしかもお天気も良かったからです。この浜辺は灯台に行くための一般の駐車場のすぐ側(お墓の近くでもある)で白い砂浜と青い海という大西洋岸の海岸に見られる光景でした。皆駐車場に車を止め、散歩していました。(写真は3枚の合成) 私も砂浜の上にずっと持ち歩いているレインコートを敷いて休憩し、リンゴを食べてました。そこへ大きい犬2匹を連れてきている男性がやってきて・・・その1匹が一直線に私に向かってくるのです。飼い主が呼び戻そうとしても聞く耳を持たず。逃げたら負けになるので座って構えていたら、敷いているレインコートには上がらないで止まってくれました(急ブレーキ状態なので私は砂だらけ)。リンゴを取られたくないので隠しましたが、ひとしきり周りを回ってやっと飼い主の元に。ああ、ビックリした! |
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Singing Sands(Tràigh Bhàn, Port Ellen) | ||
灯台(Carraig Fhada)に繋がる磯に別の方向を指している矢印の立て札がありました。その方向に進んでみるとやがて白い砂浜が広がっていました。上記の砂浜よりもっと綺麗なのです。鳴き砂となっていましたが、残念ながら湿気が多くて鳴きませんでした。でもその美しさはピカイチ。数人の足跡がありましたが、自分の新しい足跡を付けて喜んでいました。ここまで来た甲斐があった、なんて思ったものです。しばらくすると4~5人くらい、この砂浜に惹かれてきた人達に会いました。この砂浜を守るためにCarraig Fhada Farmへの許可を得た車以外はお墓の側の駐車場までしか車の乗り入れはできません。こんな所を歩くのは気持ちが良いですよ! | ||
Loch Gruinart Nature Reserve | ||
Port CharlotteとPortnahavenへバスで行くことを諦めサイクリングにした理由の一つがこのバスルートがないNature
Reserveを訪れたかったからでした。島の北側に望むLoch
Gruinart(写真下、2枚合成)を訪れたかったのです。この入江の奥にはビジター・センター(RSPB
Vistor Centre)も設けられていて周辺の野生生物のパネルや地形の模型がありました。入場は無料ですが、17時までの開館でPort
Charlotte/ Portnahavenを回った後なので閉館までに間に合わせようとチャリを飛ばしました。ざっと見ることができたら良かったので予定の16:30分に到着。館内には誰もいなかったのですが資料を頂いてきました(お礼に寄付はしてきましたが)。2階は展望窓があり、カメラを操作して近くの様子をズームアップすることができました。 日はまだまだ長いので入江の入り口の方まで行ってみることに。約5.5kmの道路を進んだ所で車が数台駐車していました。その先は放牧場で歩きです。私もチャリを置いて進みました。しかし、行けども行けども波の音は聞こえるのに海岸に出ないのです。1.5km位は歩いたと思います。右にちょっと逸れてみるとそこにLoch Gruinartが広がっていました(右の写真上)。風を避けて海を眺めながらしばらく休憩。2つの流れがぶつかりあう様子に感激してしまいました(右の写真下)。 帰りは砂まみれになりながらしばし方向を見失いながらチャリまで辿り着きました。一時はこの中で迷って戻れないかもしれないとも思った程でした。ここを訪れたことをPort Askaigのレストランの女主人やPort Ellenの宿の人に話したら何となく喜んでいた様な気がしました。Islay島は蒸留所だけじゃない、こんな素晴らしい自然もあると知って欲しい様でした。 |
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