Isle Of Islay

2002/6/15(sat)~6/19(wed)

見どころ(その2):Standing Stonesと蒸留所

Standing Stones/Storne Circles
地図を見ると島内にはスタンディング・ストーンやストーン・サークルが点在している印がありました。事実、Port CharlotteのMuseum of Islay Lifeには順次発掘をしているという資料もありました。その殆どは無名ですが、その資料には無名のものまで含めて場所といくつかの写真を載せているのです。島内でもっとも有名なのがCultoon Stone Circleという名前が付いていてPortnahavenから西側の道約6kmの所にあるものです。ここへ行くとNature Reserveに行けなくなるので諦めましたが、時間(+体力)に余裕があればこちら回りでPort Charlotteに戻ったと思います。私が訪れたまたは見かけたのはいずれも無名ですが下の写真の6個です。(左から)
  1. Bridgendの北西約3kmのBorichill Morという丘の側にあるBut Circlesの石。But Circleとはどんな形式のものかはっきり分かりませんが円形でない複数の石が並べてある物を言うのではないか?と思ってます。地図のあちこちにあるのです。日曜日にBridgendまで歩いて時間があったのでその先に進み、この石を見た所で引き返すことにしました。
  2. BridgendとPort Charlotteの中間あたりにあるスタンディング・ストーン。海側の道からは見えなかったのですが、その道を逸れてNature Reserveに行く途中彼方にあるのが見えました。回りは放牧場で、石の向こうに羊がいるのが分かると思います。
  3. Port Ellenで投宿した後東へ向かい先ず見たのがこのスタンディング・ストーン。途中で幹線道路を逸れるのですが、その先もスタンディング・ストーンを続けてみることができました。この石は見落としようがないくらい高くて、こんもりと盛った土の山の上に突き出て見えていました。畑の中にあったので近づけませんでした。
  4. 3.の道を更に奥に進みKilbrideという農場がある所に立っているスタンディング・ストーン。放牧場の中でしたが、柵を(勝手に)開けて入ってしまいました。柵をちゃんと閉めていれば文句は来ないと思ったのです。石を一回りしてじっくり見てきました。地図には近くにChapelがあると書いてあったのですが結局分かりませんでした。
  5. 3.+4.の続きでKilbrideから幹線道路に出るもう一つの道の途中にあるスタンディング・ストーン。こちらも放牧場らしき場所にありましたが、近づくのは無理でした。写真は細長く見えますが、別方向からは石版の様に幅広いのです。
  6. Port Ellenの街角にあるスタンディング・ストーン。えっ、これが?と思われるかもしれませんが、Museum of Islay Lifeの資料の写真にあったのです。Port Ellenの案内図にも書いていないのでどういう代物かよく分かりませんが、近くをウロウロしている時にかの写真を見て思い出しました。高さは1mくらいです。
Distilleries(ウィスキー蒸留所)
Islay島と言えば有名なのがウィスキーの蒸留所。この蒸留所巡りで訪れる日本人も多いとか。私は飲めないのでせいぜい製造過程を見て楽しむだけですが、とりあえず紹介しておきます。予約なしで見学できるのはBowmore(時間制)だけで、殆どは予約が必要です。中には見学ツアーを全くやっていない所もあるのでツーリスト・インフォメーションなどで確認する必要があります。
  1. Caol Ila:Port Askaigのすぐ近くです。フェリー乗り場からは見えません。
  2. Bunnahabhain:Port Askaigの北約8kmのIslay海峡に面する所にあります。
  3. Bruichladdich:Bowmore/BridgendからPort Charlotteに向かう道沿いにあります。私もその前をチャリで通りました。写真はありません。
  4. Bowmore:Bowmoreの町中にあります。しかもツーリスト・インフォメーションのすぐ側です。気軽に行ける様なので入ってみましたが、その日のツアーは終わってしまっていました。お情けで最後の樽の倉庫だけ覗かせてもらいました。近くに同じ様な屋根の建物が見えます。こちらは高校の校舎でした。校舎まで合わせる!?(写真一番上)
  5. Port Ellen:外れにあります。資料には載っていないのですが、そうだと聞いています。夕方この近くを通っていたら慣れない臭いがここから漂ってきていました。あれは何?(写真上から2つ目)
  6. Laphroaig:Port Ellenの東約2kmの所にあります。私は3本のスタンディング・ストーンを見た後東へ進んでいった時に前を通りました。その辺を歩いている人なんかいません。ここに入るトラックの運転手に”変なやつ”だと思われた様でした。(写真下から2つ目、フェリーから写す)
  7. Lagavulin:Port Ellenの東約4kmの所にあります。見どころ(1)のDunyvaig Castleはこの近く。スタンディング・ストーンを見て東に進んで帰りのバス停を捜していたらこの蒸留所前まで辿り着きました。バス停の向かいだったのです。バスに乗ったら運転手が”ウィスキーは飲んだか?”と尋ねてきました。(写真中段)
  8. Ardbeg:Port Ellenの東約5kmの幹線道路の終点にあります。6.と7.とここが海岸線に並んでいることになります。Port EllenからKennacraigへ向かうフェリーからも並んでよく見えます。(写真一番下)
最後に。Bowmoreの宿で朝食時、テーブルの上にあるマーマレードを見たらウィスキー入りとありました。これで酔っぱらうことはないと思い試しにつけてみたらこれが香ばしくて美味しかったのです。宿のはPort Charlotte製とありましたが、Bowmoreの販売店でも自社のを置いていました。買って帰るには重いのでやめましたが、帰りのGlasgowで小瓶のセットを見つけて自分用とお土産用に買いました。日本のメーカーが作っている様子はない(実際1社にそのことを聞いてみました)のが残念。輸入販売で買っている人もいるので日本でも味わうことはできるようです。