Islay島の隣の大きい島、ということで行ってみたいけど地図を見ると余り見たい様な所はなく、また滞在するのはかなり厳しいと聞いていたので諦めていたのですが、日帰りなら何とか覗いて見てもということでとりあえず足跡だけつけてきました。渡るにはどちらにしろIslay島からのみだし・・・フェリーとバスの時刻を調べたら、日帰りではとんでもなく不便なことに気付きました。バスがあっても行って戻ってくるとその日のIslay島内のバスでの移動ができないのですから。それでも何とかと思い、Jura島ではちょっと歩くだけにしました。Islay島からはすぐ近くなのでその姿は十分に満喫できていました。

	Jura島／Isle Of Jura
	南Hebrides諸島中Islay島に次いで大きな島。雄大な自然を除けば他には観光ポイントとなる様な所は殆どありませんが、トレッキング等を楽しむ人達にはたまらない所でしょう。最大の村は島の南東部にあるCraighouse。ツーリスト・インフォメーションは全くありません。Islay島でカバーをしています。ホテルやB&Bはちゃんとあります。 一番の観光ポイントはCraighouseにあるIsle Of Juraウィスキーの蒸留所（見学可能、予約要）と思われます。その他に南端のCarbrachの近くにJura House Walled Gradenと言う所もあります。
	交通
	航路 小さなフェリーがIslay島のPort AskaigからFeolinに出ています。普通乗用車なら3台くらい、大型トラックでは1台で満杯になる様な代物です。勿論徒歩でもチャリでも乗れます。運賃はいずれも乗ってから。座席はバス停の風よけ程度のものがありその側にプラスチックの椅子が4席程。所要時間は5分なので景色を見ている内に着いてしまいます。平日・土曜日はかなり頻繁に、日曜日も6本あります。乗り切れない時はすぐに戻ってきて乗せてくれるようです。Serco Denholmという会社が運行しています。右の写真はFeolinのフェリー乗り場（写真中央）です。右の白い建物は近くの農家です。 陸路 フェリー乗り場のFeolinから島のCraighouseまで平日で4本くらい、Craighouseから北東部のInverlussaまで2本のバスがありますが、Islay島からの日帰りには使えない時間です。宿泊などの移動には十分でしょうけど。 いずれの時刻表もIslay島のものとドッキングしたものがツーリスト・インフォメーション島で手に入ります。

	Paps Of Jura
	Jura島に上陸してからよりもむしろフェリーやIslay島（Port Askaig）からが綺麗に見えます。実際は3つあるそうですが1つが隠れてしまっているのです。その一つが島内でも最高峰で785mでBeinn an Oir。”pap”とは方言で”乳首状のもの（丘）”でそれが2つ並んで見えることからそう呼ばれてるとか。下の写真の左側の山がそうです。奥の山の方が高い筈なんですが遠いので手前の方が高く見えてしまってます。Jura島の絵葉書によく使われる光景です。
	Sound Of Islay（Islay海峡）
	Islay島とJura島の間にある海峡ですが、Islay島にいる時は眺めることはできませんでした。もっとも、フェリーはここを通るので中からは見てはいるのですが。Jura島に上陸後、一本道を進むとどんどん坂を上がっていきます。振り返ってみた時にその眺めが良かったのです。下の写真は4枚の合成です。
	ウォーキング中のの眺め
	Feolinのフェリー乗り場に着いた後どこまで行こうかと地図を眺めたら5.5km辺りにスタンディング・ストーンがありました。往復で丁度良い時間になるのでそこまで行くことに。歩いていると色んな眺めが目に入りました。 先ず坂を上がる前に古い石橋が見えました。何て事はないのですが、何となく気になって近くまで行ってみました。Daimh-sgeirという川にかかってました。（写真下右） 緩やかな坂を上っていくとSound Of Islayに浮かぶ小島に住居跡らしいものが。島はGlas Eileanと名付けられているようです。こんな所で何をしていたのか？（写真上） そして折り返し地点のスタンディング・ストーン（写真下左）。森を過ぎた所で近づけたようですが、その手前があまりに草ボウボウだったのでやめました。実際はこれを見て引き返した訳ではありません。もうちょっと先の眺めも見ました。 この時間約2時間。雨が降ったり止んだりの不安定なお天気に悩まされていました。そして見かけた人家はフェリー乗り場の近くを除けば1軒。道は狭いのですが、そこを大型トラックが飛ばしていきます。帰りはひどい雨で足取りが重くなりフェリーに間に合うのかと思っていたらその大型トラックに拾われました。フェリー乗り場まで着いた時運転手が”フェリーに乗るのだろう？”と言われそのまま突っ込まれてしまいました。おかげで1時間半くらいの節約ができました。

1. Islay Directory（英語）：Islayl島とJura島に関するサイトのリンク集です。