Tarbert | |
Kintyre半島の付け根に位置するこぢんまりとした町です。交通の要所に当たるようで通りには思ったよりもお店がありました。 ところでこの町と同じ名前の町/村の名前がScotlandのあちこちに見られると思います。実際1996年のOuter Hebridesの旅でもやはり1泊でしたが同じ名前の村に泊まったことがあります。共通点を捜すとどちらも陸地がくびれた地形でした。他もそんなような所です。そこでゲール語の地名は”An Tairbeart”となっており、tairbeartを調べるとisthmus(地峡)とありました。と言う訳でやはり地形から取られた地名でした。 |
|
East Loch Tarbertの町 |
|
交通 | |
|
Tarbert Castle | |||
13世紀にAlexander2世またはAlexander3世が建てたと言われています。1325-1329年の間には城はRobert(Bruce)1世が頑丈にし拡張しましたとのことです。現在は廃墟です。城と思われる所は跡と思われる状態でしかなくあちこちに案内板が置かれていました(写真下)。塔はかなり危険な状態なので近づくことが出来ないように柵がありました。無料。 町の高台にあり対岸の公園から見ることも出来ます。お城へ登る階段がフェリー乗り場の手前にあるのですが私は見逃してしまいずっと先まで行ってしまいました。それらしき所へ戻りじっくり捜すとちゃんと案内板がありました。結構きつい登りです。登り切ると町が見渡せました。 |
Castle Walk | |
ツーリスト・インフォメーションで仕入れた町の情報の中に近場の森の中のウォーキングコースを示したものがありました。ルートはそれぞれ色で示してあり、実際そのコースにもポイントポイントに同じ色が使ってありました。道は舗装こそはされていませんがちゃんとしたものでした。所々、湿地帯を通るので板を並べてある道もありました。 私は最短コースを取りました。いずれもスタートはお城の所からなのです。森と言っても大きな木は少なく回りを見渡せる程景色を楽しみながら歩くことが出来ます。最短と言ってもかなりのコースでした。次に長いコースとの分かれ道でその先にビューポイントがあるとの表示がありました。コースを外れて行ってみるとEast Tarbert LochからLoch Fyneの大きな入江を見渡すことが出来ました。その向こうにはCowal半島も見えました(写真下)。この頃はもう暑くなってきていたのでその風がとっても気持ちよく感じられました。道がはっきり分かるので難なくスタート地点まで戻り、ちょっと得した気分で町に戻りました。 |
|
West Loch Tarbert | |
こんな地形の所に泊まるならやはりもう一方の海を見たいと思います。宿に戻る前に少し時間があったのでお天気は悪かったのですが行ってみました。途中An
TairbeartというHeritage Centreの前を通るのですが、日曜日はやっていないと思い諦めていました。ところがよく見ると・・・”to
let”の貼り紙がありました。ちょっと残念。 West Tarbertは小さな村ですが、パブやB&Bはしっかりありました。そのパブの前の脇道に入り入江をちらっと眺めてきました。先にはA'Charraigと言う所があり船着き場になっているようでした。干潮時には干潟になる所もあるようでしたがこの時は満潮に近かったようです。そんな所に座礁した船が見えたのでそれで終わりにしました。その先大したこともないようだったのです。景色はとっても静かな雰囲気でした。 |