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今回の旅はCornwallとWales中西部がメインですが、移動を考えてPlymouthともう一ヶ所泊まったのがWalesの首都Cardiffです。前回初めてのWalesで訪れたのが1993年ですからもう7年過ぎていました。10時40分過ぎにPlymouthを出発する列車に乗り込みBristolで乗り換えて午後2時過ぎにCardiffに到着。先ずは宿を確保。確か駅の近くに予約センターがあったはず、と捜すと何とツーリスト・インフォメーションが駅前に引っ越してきていました。変わったんだな・・・と思いつつ入って宿を確保。前回泊まった所の近くでした。B&Bが多い通りなのです。荷物もあることだしとタクシーに乗ったら玄関先に”to let”の看板がある家の前に止まるのです。そんなバカな・・・運転手はもう一度番地を確認して行き過ぎたことが分かりました。”戻るからそのまま乗っていて。これ以降の料金は取らない”と。安心しました。宿にはとてもフレンドリーな犬がいていきなり記帳している最中に私に前足をかけてきました。翌日も相手をして欲しいのか寄り添ってくるのです。でも階段を上がると付いてこようとはしません。上の階は客室で入らないようにしつけてあるのでした。
交通(Plymouthから) | |
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英国の町は急には変わることはないので昔のガイドを持っていっても料金以外は役に立つと友達から聞いたことがありますが、さすがにこの頃は変わることが多いように感じます。そしてこのCardiffも7年も経つと状況もさることながら、建物までも変わっていっているように思ってしまいました。市内を巡るバスツアーでガイドに”2回目なの?前回はいつ?”と聞かれた時”1993年。7年前です。”と答えたら”随分変わったでしょう?2年後に来たらまた変わっているわよ。”と言われました。それ程変化は激しいようです。特に港周辺は大工事中。Waterfrontの開発でそこまで繋がる道も工事をしていました。前回の訪問でこの港を訪れてみたかったのですが交通がよく分からずに諦めていました。バスツアーが今回は港周辺を含むコースになっていたので朝一番のバスに乗りました。その時点では客は私1人。一旦一周してから港で降車。ひとまずぐるりと回って次に乗ろうとしたらチケットがない。どうしようと止まったバスの前で探し回っていたら朝一に乗った運転手だったので顔パスにしてくれました。とっても助かりました。無事に町まで戻ることができました。 | ||
Millennium Stadium | Millennium Stadium;白い柱が何となくパワフル。右はTaff川。 |
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駅前から宿までタクシーに乗った時、この大きなスタジアムの横を通り過ぎました。”こんなのあったけ?前は何があったのかな?”と思いつつ見上げながら通り過ぎました。前回の訪問で手に入れた地図を見るとラグビー競技場と公園になっていました。完全に改築したのですね。 ここでは1999年のラグビー・ワールドカップが行われたとか。そういえば・・・と思い出しましたが、会場については余り記憶はありません。日本からも出場していたのは知っていました(予選で全敗)。ガイドもよく知っていて”ここで日本ももっと練習すればいいのにネ”と。そう言われても・・・ このスタジアムは72,000席もありその大きさにも目を見張ります。英国では唯一の格納式屋根だそうです。ラグビー以外でもコンサートや各種の大きなイベントが行われているそうです。またラグビーの記念館、レストランやお土産店等も入っていて普段でも日曜以外は入ることができます(17時まで)。 |
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Millennium Waterfront(Cardiff Bay) | ||
前回の訪問時の地図を見るとその頃にも港周辺には現在もあるいくつかの建物はあったようです。その建物を残しながらこの港周辺を大々的に再開発しようとしていました。かなりの建物がまだ建設中。いくつかの建物は早々とオープンしていました。海にちなんで建物のデザインが”舟形”をしている物も。そしてその全体の構想の模型がビジター・センターに設置してありました。本当にこの構想通りにできるのは後10年以上はかかると思われましたが・・・間を通るモノレール(ただの電車かもしれません)もまだ見かけませんでした。できあがっていない現在でも十分にその雰囲気は味わえると思いますので下車してみるのも悪くないと思います。以下にめぼしい場所/建物をあげておきます。 | ||
Waterfront Parkから見たPenarth方面 |
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Museum of Welsh Life | ||
St.Fagans Castle's Gardens |
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Cardiff郊外のSt.Fagansにある屋外の博物館です。展示内容はケルトの時代から現代までのWales人たちの住居及び生活品です。巡回ツアーのガイドがしきりに勧め、バスも頻繁にあるそんなに遠くないと聞いたので行ってみることにしました。確かに遠くはなかったのですが、バスは余り頻繁ではありませんでした。 バス停から入場すると先ずSt.Fagansの屋敷があります。建物も白くて綺麗で立派でした。またその庭もうっとりするほど。その先にギャラリーやレストランがある建物(展示物ではありません)があり、更に奥へ進むと各時代の家がありました。この内私が最初に向かったのはケルトの村でした。円形の壁に円錐型に藁をかぶせた住居が2つ並んでいました。門の上にはドクロが・・・本当にこんなだったのでしょうか?(友達は写真を見て”竪穴式住居”と言います) 他の建物は時代をグーンとさかのぼって農家の建物が多く、他には郵便局やパン屋、仕立屋などの家もありました。全ての家の中を見学できます。回っている内に自分が何処にいるのやら・・・農家の側には牧場もあってここにいるのは本物の羊や鶏でした。 訪れた時間が遅くなってしまったので余りゆっくりとは見ていません。ちょっと残念でした。それからCardiff市内で手に入れた日本語のガイドに6月1日-8月31日は閉門が6時とあったのですが、入場の際に確かめたら5時でした。この博物館の英語の案内にはそんなこと何処にも書いてありません。気を付けましょう。19歳以下、60歳以上と失業者(ホント?)は無料。Cardiff Bus Stationから32番のバス、Cardiff城から52番のバスで。運転手に教えてくれるように言っておけば知らせてくれるはず。 |
St.Fagans城 Oakdale Workmen's Institute ケルト村;門の上にある2つのドクロに注目 |
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Abernodwyddの農家 |
Museum of Welsh Lifeに行くバスの時刻まで30分以上あったので近くのツーリスト・インフォメーションへ。ここで地図や絵葉書を買おうと選んでカウンターへ。スタッフはこの時は2人でそれぞれ客の相手をしていましたが、こちらの方を気にする様子もない。暫くしてもう1人入ってきたけど真っ直ぐに宿予約カウンター(新人らしき女の子がいた)へ。全くこちらを見向きもせず・・・でもしばらくは我慢していました。その内他の客が数人入ってきましたが、こちらを向こうともしません。私の後ろにも1人並んで待っていました。声をかけるにもとりつく島がない状態。時計を見るとバスの出発時刻が迫っています。お釣りがあったのでお金を置いて出るわけにもいかないのです。とうとう頭に来て、無料の資料だけもらって有料のものはそのカウンターに広げて出てきました。この間10分以上は待っていたように思います。私の前にも絵葉書1枚を買おうとしていた老夫婦が待ちきれず代金を手渡して出ていきました。その人も怒っていたのは確かなようです。St.Fagans行きのバスからその方向を見た時、スタッフの1人が玄関前で周りを見回していました。私を捜していた? 盗みはやっていませんので。それにしてもスタッフの対応が悪いツーリスト・インフォメーションは初めてです。これでCardiffの印象が悪くなったのかも。人数の問題でもないと思います。他の所でも行列をして待つことはあっても対応はちゃんとしていました。何処かでこのことを言いたかったので、ここで言わせて頂きました。因みに、その時買おうとした地図や絵葉書は他の店でも売っていましたのでちゃんと手に入れました。 |
CardiffからAberystwythへはTrawsCambriaというバスサービスで、サービス番号が701というのを使うつもりでした。バス停はNational
ExpressのLondon方面と共用しているとのこと。チケットのことをNational
Expressのオフィスで聞いたら運転手に払うこと、そしてホーム”5番”で待つようにと言われました。それで待っていたのですがいくら待ってもバスが来ない、他に客も見当たらない、で何となく違うような・・・と思いつつ、前日のこともあってツーリスト・インフォメーションに確かめに行く気にもなれず、また一晩Cardiffに泊まるわけにもいかずにいました。それで、701のルートを思い出してSwanseaに移動することに。Cardiff-Swansea間はかなり頻繁にシャトルバスが出ているので殆どすぐに乗りました。 Swanseaのバス・ステーションに着いてもう一度701の時刻表を確認すると、Aberystwythまではその日の夕方もう1本あることに気づきました。(金曜日にはお昼にもう1本あります。) 北のBangorまでは朝の1本だけですが、途中までならまだサービスがあったのです。目的地に着くのは9時半なので宿はそれからでは確保できません。そこで、近くのツーリスト・インフォメーションへ行ってバスの時刻の再確認とその日にAberystwythに行って泊まることを話すと、宿はここで取れるからと手配してくれました。(対応が良かったのでホッ。) さて、その夕方のバスまでに6時間以上ありました。そこでSwanseaの町を見学することに。でも、トランクを預ける所がないのです。鉄道の駅にも行ってみたのですがLeft Laggageがないのです。爆弾対策なのでしょうか? 仕方ないので町中をトランクを転がしながらうろつきましたが行動範囲は限られてしまいました。その中で見たものをちょっとだけ紹介しておきます。 バスの出発時刻が迫ってくると701(北方面)のバス停に数人の旅行者らしき人が集まってきました。バス停は間違っていないとは思いつつちょっぴり不安でした。701のバスが見えた時は思わず”来た!”と叫びたくなりました。それにしてもCardiffはどうなっていたのでしょう。いまだに確認できていません。 |
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交通 | ||
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Swansea Castle | ||
バス・ステーションから鉄道の駅に行く間にありました。廃墟です。(写真右) 約600年前に建てられたとか。この前には道を隔てて広場があります。その隣にはチューダー調の建物が並んでいてちょっとした眺めです。休憩するには良い広場でした。 | ||
Swansea Bay | ||
街を回るにしても重い荷物を抱えては余り動けなく、ショッピング・センターのベンチで暫く休んでいました。ところがそこがすごく煙たい。禁煙ではなかったので文句も言えず、近くの海へ出てみることに。辿り着いたのは良いのですが、ものすごい風。とても浜辺へ降りることもできず、防波堤の陰に隠れて本を読んで過ごしました。ちょっとの間見た浜辺はとっても綺麗な砂浜でした。Bristol海峡に面していて右手(西側)にはGower半島の南に突き出たMumbles岬まで眺めることができました(写真下)。左手(東側)には港があり、更にその向こうにはPort Talbotという町の辺りまで見渡せたと思います。本当に眺めの良い所でした。 | ||