第3話 厳選メンバー(笑)
極秘メンバーとは言われたが結局のところ、仕事関係・隣人関係ということで見知った信頼出来る人達の集団となった。
ちなみに、みんなの反応、第一声は以下の通り…。
ただし、アリス関係は又聞きの部分もあるので正確ではない。
(文責・火村)
○ばあちゃん
(二人揃って目の前でおめでた報告して)
「それは、よかったわ。おめでとう。もう、私の目の黒いうちは全部お世話させてもらうからなんでも言うてね。いやー、でもどうしましょ。あ、赤飯やね、まず…」
○片桐さん
(アリスの原稿を取りにきて、アリスの口から切り出されて)
「え? えぇぇぇぇ? 一一一一しばし絶句の後…一一一一
まぁ、いつかはそうなるんだろうと思ってましたけど、しっかし子供‥ですか。
そうだ、有栖川さん、うちで出産記出しませんか?」
○森下くん
(船曳警部からのマル秘報告で‥)
「さすが、火村先生ですねぇ。いや、有栖川さんの方がすごいのかな?
男なのに、好きな人のためなら子供まで、なんて…尊敬しますよー」
○ウルフ先生
(研究室で火村からコーヒーを受け取って)
「コングラチュレーション…。火村の辞書に不可能はないですねぇ」
○朝井さん
(アリスが電話でぽろっともらして…彼女が一番心配といえば心配だ…)
「な〜〜〜んで女のアタシよりアンタが先に子供生むのよ!」
○真野さん
(引っ越し後も夕陽ガ丘の家も手放さない事にしたのでアリスから事情説明をした際に)
「うわぁ、おめでとうございますー。すごいですねぇ。
お祝い何がいいですか?」
○有栖川(母)
(息子からの電話で)
はっ? 結婚。まぁ、よかったやないの。
え?普通やないって? あんたが産むって???
なに言うてるの? あんたは昔から夢物語ばっかり・・。
えっ? 本当?
相手は火村って、あの火村君なの?(と物凄い大声がして・・)
ちょっ、お父さん!
ごめん、有栖、隣りでお父さんが泡吹いてるから、一度切るよー。
とにかく電話やとわからへんし、一度ちゃんと顔見せなさい。
あ、もちろん、その旦那さん連れて来るんよ。
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