■ マイナーチェンジで先攻するICOMと、じっくり仕上げるか?YAESU
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海外のホームページですでに情報がでていて、先のアメリカ/デイトンでの機種発表につづいてようやく本国/日本でのお披露目となった、
YAESU FT-100。「あのFT-101(ワンノーワン)」の型式へ回帰したわけですから、力の入れようが違うように感じます。
しかし、この機種の持つスペックに追い付くために、アイコムもIC-706MK2を改良したマシンを、このハムフェアにあわせて出してきました。
ICOM IC-706mkII G
すでにアイコムのホームページでも出ています(98/8/13に筆者は確認)し、価格も提示されています。
コンパクトボディーのHF+VHFオールモードマシンでは一歩も二歩も先を行くアイコムならではの先攻作戦でしょうか?YAESUブースで説明を聞いても、FT-100については価格も発売時期もまだ明確に返事してもらえませんでした。
外見は非常に似ています(この大きさだから仕方がないですね)。
しかし小さな点では、いろいろ差異がありそう。今後要注意機種ですね。
さて、以下に出てくる機種は、この昨年のフェア以降の50MHz
AMにて使える型式の物です。
昨年は、JAIAフェアブース一番の売りであった「IC-746デモ機」に50.550MHz
AMの表示をさせてみましたが、今回も「お約束」でやってみました。なかなか、無線雑誌の使用レポートでも出てこない6m
AM。せめて表示だけでもという、遊び心ですHi。
正式発売発表が待たれるFT-100です。
50.550MHz AMになっています。
受信時の音(ノイズの色合い)は、結構ワイド。
混信で困ることが少ない50MHz AMなら音質面で楽しんでみたいところ。
なお、IFフィルタとしてAMフィルタがオプション設定されています。
ある説明者は、AMフィルタを入れないと送信不可かも...といってましたが、
別の説明者にもう一度聞くと、オプションなしで送信できますとのこと。
できれば後者であってほしいですが。詳細は正式スペック発表まちですか。
(FT-920は前者タイプ。FT-847は後者タイプ)
※参考資料などには載っていない項目について質問しました。
IFフィルタは、標準装備のSSB用を含めて3つ装着できるそうです。
(これは、IC-706mkII相当ですね)
少しだけ背面を。
100Wモデルだからでしょうか。ファンが2個ついてました。
また、アンテナ端子は匡体取り付けのコネクタではなく、匡体から引き出された同軸の先にメスタイプのコネクタがついていました。
FT-847は、すでに発売中の機種ですが、お約束として、50.550MHz AMの表示でとってみました。Hi
さてYAESUを迎え撃つアイコムIC-706mkIIGは、外見は変わりませんが内部はかなりいじっているよう。
50MHz AMは健在のよう。お約束の表示で写真をとりました。
配付されていたパンフを見ていて「あれ、DSPのアピール部分がないぞ!
そしてオプションにDSPユニットが記載されていない!」と、22日夜のAMロールコールグループの宴会で話題になりました。
そこで筆者が確認に、23日朝一番でアイコムブースを訪問。
結果は、..........。DSPオプションについてはパンフレットの記載漏れであり、以前の706mkIIと同じユニットが使えるそうです。
確かにデモマシンでもDSPの切り替え可能(LCDのモード表示と、受信音の切り替えが連動)のようでした。
ただし、DSPについてのウリ文句がパンフなどには出てきません。このあたりは、FT-100とのスペック比較になりうる部分かも知れません。
以上、雰囲気だけでもお伝えしようと、速報版でまとめてみました!
(1998/8/23〜24 テキスト作成&画像レタッチ)
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