■ アマチュア無線機器業界も、再編の年に! ちょっと元気のない会社も........
すでに発表されているように、異なるメーカーの販売部門が一つになるという動きがJAIAフェアを前に起こりました。
(その販売会社は、さらにアンテナ取り扱い会社の販売部門も取り込んだとのこと)
私達は趣味(アマチュア)でも、会社にとっては存亡をかけた商売です。世界経済の大きな波が、我々の遊び道具にも及んできたようです。
展示もメーカー数もこれだけです。
同じディスプレイのブースが2箇所に!
日本マランツ製造の「モービル、ハンディー機」が主体の手前と、ヤエスが得意とするオールモード機が奥側です。
販売部門が「スタンダード」と統一されましたが、機種開発面でも互いに補完しあってくるとなると、今後の展開も興味深いものがあります。
今までにない大きさの、144/430MHz2バンドモービル機の参考出展がありました。
これはヤエス製ですね。
次ページで紹介する「FT-100」と10番違いの型式。
意気込みを感じさせます。
一方、マランツ(スタンダード)はいつも「提案型」製品を提供してくれますが、これもそんな機種でしょう。
すでに無線関係雑誌に紹介記事が出てます。
こんなので、50HMzのSSBやAMが使えると面白いのですが。
一方、ブランド「KENWOOD」はアピールする新商品や展示物がありません。
(参考出品で、FMハンディー機にデータ通信用のモデムを内蔵したものが出ていました。あとはフォーンパッチ装置が価格表示されていました)
ディスプレイもなんとなく安易な感じ。
※昨年は、コンパニオンを使ったデモ形式で派手だったのですが....
最近のCQ誌の広告ページの量も減り、ちょっとどうした!という感じです。
今後なにか秘策をもっているならいいのですが。
IC-706Mk2やFT-100の対抗マシンを期待しているのは私だけではないと思います。
大阪近郊にすむ筆者にとっては、日本橋へでかければだいたいの無線機器は手にとってみることができます。
また無線雑誌の半分は広告ページであり、1冊じっくり読めばだいたいのことはわかります。
しかし、このようなショウでは、販売店や紙面では味わえない内容を見せてもらいたいもの。
「コメット」のこのような展示は、ショウならではの光景でしょうね。
さて昨年はIC746の派手なディスプレイだった「アイコム」。
ことしは人気機種のモデルチェンジで攻めています。
詳細は次ページで......
すでに新聞雑誌で発表されているように、アイコムもパソコンハード市場へ。
まだまだ、自社系列のパーツショップからの寄せ集めの感があります。
が、今後のアマチュア無線機とパソコンの融合、そしていろいろな可能性を秘めている分野でしょう。
モービル/カーナビゲーションとの融合に可能性を探索するKENWOODと、パソコンハードに触手をのばしたICOM。
HFからモービル、ハンディー、ポケットトランシーバーまでの幅広いラインナップをそろえる「スタンダード」。
さて、来年はどうなっているでしょうか!
さて、最後のページはいよいよ【50MHz
AM「 New Products」】です!!
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