<ケルト語について>
その昔(紀元前)にヨーロッパ中に広がっていたケルト民族の間で話されていた(らしい)言葉ですが、文字を持たなかったためにその時代のことは民族のことも併せてよく分かっていないそうです。そしてローマ帝国やアングロ−サクソン族が支配を広めるにつれ、西の辺境地域に追いやられたケルト民族はそれぞれの地域でケルト語を独自に発展させ、現在同じケルト語でも色々な種類に分かれてしまっています。たまには似ている言葉もありますが、異なるのが殆ど。お互いに自分の国の言葉で話しても通じないとか。また、同じ国の言葉でもそれぞれの細かい地方でも異なることがあるらしい。(方言みたいなものでしょう。ただし、どれが標準だと言うこともないようです。)
ケルト語で大きく分類されている2つの派について 参考文献/サイト
Qケルト語
Goidelic(ゴイデル、ケルト−イベリア語)
特徴:Kw音に変化がないグループ
(Scotish)Gaelic (スコットランド)ゲール語 "Gaelic is Fun"(Acair)
"Teach Yourself Gaelic"(Hodder & Stoughton)
"Gaelic Dictionary"(Acair Mercat)
Dictionary of Terms
IrishまたはIrish Gaelic アイルランド語 "Pocket Irish Dictionary"(Appletree Press)
"Pocket Irish Dictionary"(Collins)
Manx (Gaelic) マン島語 "First lessons in Manx"(Yn Cheshaght Ghailckagh)
"Englich-Manx Dictionary"(Yn Cheshaght Ghailckagh)
Dictionarys
  Celtiberian ケルト−イベリア語(スペイン)  
Pケルト語
Brythonic(ブリトン語)
特徴:Kw音がP音に変化したグループ
Welsh ウェールズ語 "Get by in Welsh"(Y Lolfa Cyf.)
"Pocket Welsh Dictionary"(Collins)
Cornish コーンウォール語 "A Short Cornish Dictionary"(Tor Mark Press)
On Line Dictionary
  Breton ブリトン語(フランス)  
(注1)Kwで一音、wは上付き文字で表現されるが、ここでは表記不可能。
(注2)日本の書籍等で”ゲール語”とあるのは殆どがアイルランド語です。当サイトではゲール語はスコットランド・ゲール語を指し、アイルランドのゲール語はアイルランド語というように区別をしています。これは様々な言語の"Teach Yourself"シリーズも"Gaelic"と"Irish"としており、それに従っています。
  English 英語(対応表で使用)  

ちょっとした対応表を作ってみました。ケルト−イベリア語とブリトン語に関しては未訪問もあって取り上げていません。
空白の部分は見つからなかったもので、ご存じの方はご一報をお願いします。
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