Dublin出発の日は朝からお天気が悪く、夕方荷物を抱えてフェリー埠頭に向かおうとする頃にはかなりの雨。Connollyバス・ステーションからのバスを確認したのですが、出発が16時45分と早いもの(船は18時30分発)。しかも聞いた乗り場の番号が見つからない。そんなに遠くはないのでタクシーで行こうとしたら、雨のおかげで長い行列。早めに行こうとしていたので焦ることはなかったけど、やっぱり自分の乗る番が来るまで心配でした。タクシーは懐かしのThe
Point Depotを過ぎた後港の辺りをぐるりと回りました。埠頭に着いたのは18時くらいだったと思います。 カウンターで乗船の申し込みの際には、名前を登録。トランクは飛行機と同じように預けました。指定のゲートへ行ったらまだ開いていなく、そこで合っているのかキョロキョロしていると、側に座っていたご婦人達が”Sea Catに乗るの? 私たちもよ。ここで待っていれば良いわよ。”と声をかけてくれました。この声でそれまで慌ただしくなって焦っていた気分が落ち着き始めました。 この時点で支払いはIRポンド。でも、船に一歩入るとそこは英国ポンド。Derryを出てから2日おきに英国ポンドとIRポンドを入れ替えて使っていたので混乱しっぱなし。パスポートの提示はなくても異なる国なので通貨も異なります。しかも呼び方は同じ”ポンド”で、1ポンドの価値も異なるので困ったものです(英国1:IR0.8くらいでした)。Irelandはユーロに加盟しているので早く英国もユーロにしてくれたら・・・と思っていたのですが、この時点ではまだ通貨は流通していなかったので同じでした。 さて、雨のアイルランド海航海となり、外を見てもほとんど何も見えず。内海のため余り揺れはしませんでしたが、退屈も重なって1時間くらい寝ていました。Man島に近付くと灯台の光が霧の間にチラリと見えました。Douglasの埠頭に着き、長くて高い通路を抜けて荷物を受け取る前に女性の係官が一人一人に声をかけていました。私は最初適当に返事をしていたら更に聞いてくるのです。良く聞いたら”meat?”と言っていました。そうか、口蹄疫のため肉の持ち込みをチェックしているのか、と。インターネットでそんなことも書いてあったのですぐに分かりました。勿論”no”と返事。 Douglasの埠頭から街を見ると雨で煙っていてこの時間(21時15分到着、日没は22時近かったはず)にもかかわらず暗くなっていました。でも、海岸通りにはイルミネーションが光っていて、幻想的な雰囲気を出していました。初めての地で予約していた宿の場所も見当もつかないのでタクシーで。何とか最終予定地に着くことが出来てホッとしました。 |
Isle of Man/Ellan Vannin/マン島 | ||
Britain島とIreland島の間にあるアイルランド海(Irish
Sea)のほぼ中央に位置する島です。南はWales、東はEngland、北はScotland、西はIrelandに面していることになります。南西から北東に伸びた距離は約33マイル(52km)、東西には約13マイル(22km)あります。面積は約227平方マイル(572平方km)、周囲は100マイル(160km)を越えています。平地は少なく、最高峰の山はSnaefellで621mです。人口は約73,000人で、人口密度は1平方マイル(127平方km)に321人とか(山も入っています)。島の約40%は無人で、首都のDouglasにはおおよそ22,500人、他の7つの主な町に28,000人が暮らしているそうです。また、世界でも最も古くからの議会政治が続いてきているそうです。 因みに"Ellan Vannin"はManx Gaelic(マン島のゲール語、マン島語と呼んでいます)で”マン島”です。Manninとも書きます。 |
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交通 | ||
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Steam Train Electric Train Mountain Train Horse Tram |
Man島は英国(United Kingdom)に属しているとはいえ1つの独立した地域であり、1国家として独自のものを備えています。 | ||
国旗 |
島内の至る所で目にします。島の最も代表的な象徴です。以下はインターネットで見つけた説明です。 3本足の図案はMan島の土着の王の紋章として13世紀に認識されていたようです。1266年後、土着の王家が途切れ島の統制がScotlandの王にその後にはEnglandの王に永久に渡たり、紋章は忘れられることなかったが初期の復活活動中には紀元1300年に作られたと考えられているマン島の剣が使われた。3本足は17-19世紀のマン島の通貨に現れ、いまだにマン島の旗の中に使われている。 何故3本足がMan島の王室に採用されたかは不明である。元々は太陽、権力と生命の象徴であった。その昔にはその紋章はシシリー島(おそらく三角形をしていたためであろう)との関連があったがシシリーの”足”は必ずむき出しであり、一般的にその中央にメドゥサの頭が描かれている。 むしろ似た図案はケルトと北西ヨーロッパのノルマン人との間で人気があり、それからするとMan島の3本足は元からのバッジまたは紋章の修正であったということが考えられてきた。この理論を助けるのは10世紀のノルウェー人の王Anlaf Cuaranのコイン上に”三脚ともえ図”または単に”3本足”の紋章が見られたであろう。 Man島の”足”の初期の全ての例はあたかも太陽に向かって(つまり時計方向に)走っているようであり、まだ古代の異教徒の太陽神の本質的な要素を残している。時々逆方向に描かれのはひどく不適当である。 |
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通貨 | Scotlandや北Irelandと同じようにここでも独自の通貨を発行しています。通貨は紙幣のみだけでなく、コインもそうでした。デザインは国旗の3本足が必ず入っています。価値は英国ポンドで普通(?)のポンドも勿論使うことが出来ます。島の外で使うことが出来るかどうかは不明です(島内で全て使ってしまったため)。 | |
切手 | 独自の切手も発行されています。これを手に入れるため自分宛に島内から絵葉書を出しました。種類もいくつかあるようで、島内の郵便局で買うことが出来ます。Scotlandや北Irelandにはなかったような・・・こちらも価値は他の英国内と全く同じです。他の地域で買った切手も勿論使うことが出来ます。 | |
伝説 | 伝説と迷信が毎日の生活の中に織り込まれています。Man島を訪れる時には注意を! Peel城の黒い犬の幽霊・・・St
John'sの魔女の丘の邪悪な魔女達・・・奇妙で不思議なPhynnodderee・・・さもなければお喋りをするマングースのGefに遭遇することになるでしょう
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イベント | 年間を通して色々な催し物が行われています。主なものをあげると、
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3日分をこのページに全部収めるとあまりに長くなるので、 1日分づつ分けることにしました。 |
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1日目-6/15(fri) | Douglas,Onchan,Port Erin | |
2日目-6/16(sat) | Snaefell Mountain,Laxey | |
3日目-6/17(sun) | Point to Point Tour |