循環線(Circle Line)
貫線の前身は福博電気軌道だが、循環線の前身は博多電気軌道である。
千代町及び天神町で、貫線と十字交差している。
(1979-2-1に、全線が廃止された。)
博多駅前(Hakataekimaë)(Hakata Station)
1963-11-30までは、博多駅は、新堀町にあった。
現在の、地下鉄祇園駅東南、大博通り/朝日生命ビル〜大博多ビルの辺りである。
写真は、その旧駅時代のものである。
博多駅移転後は、ここは「馬場新町」と改称され、更に後に「祇園町」と改称された。
博多駅前―1963-3-17
緑橋方向。電車は、11系統六本松経由姪浜行き514である。
博多駅は右手にある。
左の「天狗」は、寿司・ラーメン屋である。
左手前に呉服町線の末端がある。循環線とはつながっていない。
©T.O.
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博多駅前―1963-3-17
管弦町方向。右の電車は590、向こうの電車は15系統博多駅前行き300形である。
左に、国鉄バスの乗り場がある。博多駅は、その左手にある。
移転直後の博多駅―1964-3-27
急造された駅前通りは、未だ舗装されておらず、砂埃があがっている。
手前に、旧駅の残骸がある。
右の写真に示すように、電車の代わりに、とりあえずは、バスが運行されている。
写真のバスは、5系統西公園下行きである。
参考:
1964-7- 1 馬場新町―博多駅前―住吉1.4km開業、
1964-12-7 馬場新町―管弦町―住吉1.2km廃止
渡辺通一丁目(Watanabedori-Itchome)
循環線は、ここで北に向きを変える。西に城南線が分岐する。
渡辺通一丁目―1963-1-25
柳橋方向。電車は15系統博多駅行き591である。手前に城南線が分岐している。
左にポイント操作所がある。
渡辺通一丁目―1963-1-25
渡辺通三丁目向。電車は15系統博多駅行き500形で、これから、右に曲がる。
左に城南線が分岐している。交差点の中央にポイント操作所がある。
左のビルは、九州電力である。
天神町(Tenjin-no-cho)
天神町は福岡地区の中心地である。南北方向の循環線と東西方向の貫線が、十文字状に交差している。
また、西鉄大牟田線の始点、西鉄福岡駅がある。
「天神町」停留所は、後に、「天神」と改称された。
左:競艇場前方向―1963-1-25。
停留所名は「天神町(てんじんのちょう)」。電車は10系統千代町行き593である。架線柱が軌道の直ぐ外側にある。
左の大きなビルは天神ビル。
右:同じ方向―1976-5-27。
停留所名は「天神(てんじん)」。貫線は廃止されている。電車は貝塚行き520である。停留所部分は専用軌道になっている。
天神町(てんじんのちょう)―1963-1-25
渡辺通五丁目方向。
右に、岩田屋百貨店や天神ビルがある。
新博多(Shin-Hakata)
新博多では、貝塚線が分岐する。
貝塚線の前身は、博多湾鉄道汽船で、その始発駅「新博多」が、停留所名になっている。
「新博多」停留所は、後に、「千鳥橋」と改称された。
©T.O.
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新博多―1963-1-26
博多築港方向。
この先で、専用軌道となって、御笠(石堂)川を渡る。
吉塚―博多築港間は、貨物運輸が行われていたので、複軌間になっている。
(西鉄電車は1435mm軌間、貨物列車は1067mm軌間)
尚、貨物運輸は、1961-2-1に休止、1963-9-1に、廃止された。
新博多―1963-1-26
千代町方向。
向こうから来た循環線は、右に曲がる。
左に貝塚線が分岐している。左にポイント操作所がある。
千代町(Chiyomachi)
千代町では、南北方向の循環線と東西方向の貫線が、十文字状に交差しているほか、
交差点の南側で循環線から吉塚線が南東方向に分岐している。
千代町(ちよまち)―1963-3-17
新博多方向。交差点から向こうは、複軌間になっている。
電車は、25系統循環線・城南線経由・西新町行き597である。
手前、左右に通じているのは貫線である。循環線新博多側―貫線蓮池側の亘り線がある。
千代町(ちよまち)―1963-3-17
潟洲町方向。
電車は、12系統循環線・城南線経由・西新町行き212である。
手前、左右に通じているのは貫線である。
150mぐらい向こうで、左に吉塚線が分岐する。
©T.O.
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