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TOPICS!!  No.1998-01

第13回6mAMコンテストに参加しました!
This Page: Edit  1998/05/25

今年は、準備不足のため「常置場所」から参加!

この5月4日のAMコンテストは、第1回(1986年)から毎年参加しています。
第2回からは、必ず移動運用を行って参加するという「局数狙い」を昨年の第12回まで続けていました。
(それでも、お手軽移動スタイル【昨年のTOPICS記事参照】のため、上位入賞はなかなかでした、Hi)

今年も、5月4日前後は連休で時間はなんとかなりそうだったのですが、いつも使っているバッテリーが容量抜けを起こしていたり、常用している移動用フルサイズのヘンテナのコネクタ部分が接触不良を起こしていたり、、、と1月2日のQSOパーティー後のメンテナンス不良が続出しており、4日の移動運用は見送った次第です。

そこで以前から「いつかは自作の送信機で参加したい!」と思っていたことを今年は実行に移そうと4日の9時過ぎからシャックの机でごそごそしだしたのですが、これまた自作トランシーバーのメンテナンスもできておらず、電源を入れても受信音が出てきません。そこはまあ、自分の製作品ですので、あちこち突いているとなんとか動作する模様に。
ということで、常置場所からは全く局数は期待できないのですが、移動して下さっている方を頼りにワッチを開始しました。幸いに六甲山に移動している局と一発コールでQSO成立! これで13年連続の参加が確立しました!hi
そのあとは時折、暇に任せてCQマシンを引っぱり出して「無謀」ながらもQRPの出力でCQを出してみたり、、。また途中昼食をはさみながらもあっという間に4時間が経過しました。

第13回('98)AMコンテスト
JG3ODIの結果

交信局数

得点

当方自作機での運用のため1交信あたり2点

都府県支庁マルチ

送信機
マルチ

総得点

5

10

2

3

50


先に書いた予測どおり、交信していただいたのは殆どSメーターがフルスケールで入感する局のみとなってしまいました。5局のうち、4局が移動されている方でした。1局は、AMコンテストでのみいつもQSOいただく、ローカルの方でした。自作機で運用している方は、1交信あたり2点!ですので、このような得点となりました。早速結果はコンテストマネージャーへ送付すべく、ログ/サマリーと自作送信機を使ったので送信機系統図(下記参照ください)を作成してみました。

 


さて、参考(になるかどうか?)までに使った「自作トランシーバー」の様子を掲載しておきます。
このトランシーバーは、学生時代の1985年11月に製作したという12年以上前の作品です。写真でも基板上のIFコイルなどのシールドケースの光沢が鈍いところなどから分かるかも。
外装部分は、JG3ODIオリジナルです。チューニングダイアルが少し大きなつまみ(ボールドライブ付きで周波数表示板がゆっくり回ります)になっていて、少しだけ見栄えにこだわっています、hi。中の基板は、1枚もので送受信部が構成されています。
実は、この作品は「初歩のラジオ」に1981年ごろ(手元に残っているのがページの切り抜きなので正確な年月不明)に掲載されていた製作記事のコピーです。記事の中のIF周波数などは安く入手できるクリスタルから自分なりにアレンジし、またSメーター/パワーメーターなどは追加したのですが、それ以外の部分はまったくオリジナル通り。プリント基板のパターンも掲載記事のものをそっくり再現したものです。
ただ、どうも受信部のIFアンプなどのゲインバランスがよくない模様で、発振気味であるなど動作に不安定な部分があります。実用になる送受信機の製作は、これが初めて(であり、このあとは殆ど自作せず、、)でもありノウハウも殆どなく、改良などできていないのがちょっと残念です。hi


◆このトランシーバーの「送信機部分」の系統図です

 ●送信パワーは、約200mWのQRPです。
 ●変調方式は、低電力変調になります。マイクからの音声信号を増幅し、
  その信号とRFキャリア信号をデュアルゲートFETに入力しています。
 ●周波数は、VXOにて50.490MHz〜50.630MHzをカバーさせています。
   (ちょっと広げ過ぎかも。VXOはバリキャップを使用)

受信部のブロック図ができていないのですが、内容は以下の通りです。
 ◯IFは、中古のX'Talを利用したため、10.240MHz。シングルスーパーです
 ◯10.240MHzの中古X'Talを活用して、2連X'Tal式の受信フィルタを装備
  帯域が少し狭めですが、このおかげで100kHz少々の可変範囲内に強力な
  局がいても、なんとか凌ぐ(多少漏れあり)ことができます。

プリント基板上の一部分です。

クリスタルが2個並んだ部分が、受信IFフィルタです。

送信の変調回路は赤のわくで囲んだあたりになります。右下の小さな金属キャップの素子がデュアルゲートFET。赤枠の中央部分の大きなCANタイプの素子(懐かしいですね)が741オペアンプ。オリジナル回路に忠実に作成しましたHiHi。

左下に見えるDIPタイプのICチップは、SN76514。RF MIXの素子としてかつて良く使われたものですね。

基板上のいくつかの素子はもう15年以上前にポピュラーなものが多く使われているので、そのまま同じものを作るのはもう無理かもしれませんね。


【追記:第13回6mAMコンテスト』結果速報が出ました。】 (1998/07/12)



●5/4実施『第13回6mAMコンテスト』結果速報      [ JA3XQO ]

 
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                         * 上位入賞局
                         < エリア第一位

順位 CALLSIGN 送信機  得点 都府県 送信機 得点合計 最終交信時間

 1<* JG1JQJ/1  改造   132   9   36  5940  13:11
 2* 7K3OMS/1  自作   144   9   32  5904  13:35
 3* JI1REY/1  TS690D   79   9   33   3318  13:52
 4< JE8NYY/2  TS680S   73   9   34  3139  13:53
 5  JH4EIY/1  FT620B改  72   6   25  2232  12:50
 6  JM1SVG/1  FT707S改  72   7   24  2232  13:58
 7< JR4KBA/4  TS570S   48   22   20  2016  13:19
 8< JF3UCF/3  IC706   45   10   27  1665  13:57
 9  JE1SCJ   IC736   46   8   28  1656  11:49
 10  JF1LQP/1  IC706   47   8   24  1504  12:23
 11  JA1KK    FT625D  40   9   25  1360  13:30
 12  JL3IQE/3  TS60S   37   14   22  1332  13:59
 13  JI1IIF/1  TS600   39   8   24  1248  13:08
 14< JH5UPI/5  IC706   35   18   17  1225  13:58
 15  JF4RKA/4  RJX601   33   17   20  1221  13:39
 16  JA3XQO/5  TR9300   39   13   19  1209  13:51
 17  JR1LZK   FDAM3   30   13   22  1050  13:38
 18  JQ1HYB   FT655   33   8   23  1023  12:27
 19  JS1KLS/1  自作    40   9   16  1000  13:55
 20  JL1CBD/1  TR5200   30   9   21  900  13:55
 21  JA1FXF   IC71    31   8   21  899  13:46
 22  JK3ENH/3  RJX601   32   9   19  896  13:57
 23  JO1ATK/1  FT655   31   7   21  868  12:26
 24  JA5QAI/1  FT690   30   7   21  840  13:40
 25  JN3BYG/3  TS680V   30   8   19  810  13:56
 26  JI1UZM/1  FT625D改  38   5   15  798  13:20
 27  JA2XOA/2  IC-706   25   11   19  750  13:37
 28  JR5WMD/5  FT655S   25   10   19  725  13:48
 29  7K1CPT/1  TS690S   25   8   21  725  13:05
 30  JF2HEV   TS600   22   13   17  660  13:41
 31  7K2TTU/2  TR9300   25   7   19  650  13:39
 32  JG1KSR   自作    28   8   14  616  12:33
 33  JA1AB    TS60   23   7   19  598  13:56
 34  JR1CKU   IC575   20   6   17  460  13:32
 35  JH1HYH/2  IC736M   18   10   14  432  11:37
 36  JL1OVB   TS690D   21   5   14  399  11:41
 37  JA2AEP   自作    22   6   10  352  13:51
 38  JH3BZS   パナ6   18   6   11  306  13:39
 39< JR8DAG   自作    20   7   8  300  12:02
 40  JA2AZZ   IC706   17   5   12  289  13:29
 41  JH9UJB/1  TS680V   14   6   18  252  12:12
 42  7N1IAQ   自作    20   3   9  240  13:27
 43  JE3FKS/3  RJX601   12   8   9  204  11:24
 44  JF2UJG   IC706   13   4   10  182  13:56
 45  JL1BWG/1  TS60S   11   6   10  176  11:05
 46  7M3DXD   IC736    9   7   8  145  12:30
 47  JL1CNE/1  TS60V    9   7   9  144  12:14
 48  JR4JAF   FT655    8   7   8  120  12:04
 49  7K2PBB   IC575    9   5   7  108  11:50
 50  JA1XPU   FT655    7   5   6   77  11:22
 51  JI8GZS   TS690V   7   6   5   77  11:52
 52  JQ1AHZ/2  TS60S    6   4   6   60  13:54
 53  JR2IBC/2  自作    10   2   3   50  13:55
 54  JG3ODI   自作    10   2   3   50  13:42
 55  JG2VSF/2  FT680    5   3   4   35  11:14
 56  JH1PFR   TR1100   4   4   4   32  11:05
 57  JR5KPV   IC-706   4   4   4   32  13:20
 58  JI3SVH   RJX601   5   2   4   30  13:46
 59  JG4LRN/4  TS660    4   3   4   28  11:34
 60  JL3QNN   TS600    4   3   3   24  13:39
 61  JF2FKJ   IC726S   4   1   4   20  10:32
 62  JR1BSV   TS660    3   3   3   18  10:57
 63  JA8BZU   TS690S   3   3   3   18  11:42
 64  JK2OVU   FT847    2   1   2   6  10:29
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  [ 文・写真  by JG3ODI ]  

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